SBI証券と楽天証券はどっちがお得か 両社のポイントプログラムを徹底比較
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SBI証券と楽天証券は、いずれも大手ネット証券です。両社ともさまざまな魅力がありますが、どちらのほうがお得に取引できるのでしょうか。そこで本記事では、ポイントプログラムを中心にSBI証券と楽天証券のサービスを比較しました。

目次

  1. SBI証券と楽天証券の比較表
  2. SBI証券のポイントプログラムの特徴
  3. 楽天証券のポイントプログラムの特徴
  4. SBI証券と楽天証券のポイントプログラムを比較
  5. SBI証券がおすすめの人
  6. 楽天証券がおすすめの人
  7. 証券会社2社の使い分け方3選
  8. 各社のメリットを比較し、自分に合った証券会社を選ぼう


SBI証券と楽天証券の比較表

以下の表は、SBI証券と楽天証券のサービス概要を比較したものです。

比較項目SBI証券楽天証券
国内株手数料(現物)【スタンダードプラン(従量制)】
10万円:99円
50万円:275円
100万円:535円
【アクティブプラン(定額制)】
100万円:0円
200万円:1,238円
300万円:1,691円
300万円超:100万円ごとに295円
【超割コース(従量制)】
10万円:99円
50万円:275円
100万円:535円
【いちにち定額コース(定額制)】
100万円:0円
200万円:2,200円
300万円:3,300円
300万円超:100万円ごとに1,100円
ミニ株・単元未満株
米国株手数料約定代金×0.495 %
上限:22ドル
最低:0ドル
約定代金×0.495 %
上限:22ドル
最低:0ドル
米国株銘柄数5,220銘柄4,635銘柄
外国株取扱国数9ヵ国6ヵ国
投資信託本数2,657本2,651本
クレカ積立・三井住友カード
・東急カード
・タカシマヤカード
・楽天カード
NISA
つみたてNISA対象商品184本182本
iDeCo投資信託:84本
元本確保型:4本
投資信託:31本
元本確保型:1本
その他サービス・債券
・FX
・先物オプション
・CFD
・金銀プラチナ
・銀行
・保険
・債券
・FX
・先物オプション
・CFD
・バイナリーオプション
・金銀プラチナ
・クラウドファンディング
IPO実績2019年:82社
2020年:85社
2021年:122社
2019年:26社
2020年:38社
2021年:74社
ポイント・Pontaポイント
・Tポイント
・dポイント
・Vポイント
・東急ポイント
・タカシマヤポイント
・楽天ポイント
・楽天証券ポイント
ポイント投資投資信託・投資信託
・国内株
・米国株
・バイナリーオプション
ロボアドWealthNavi for SBI証券楽ラップ
(※2022年8月時点)

いずれも、手数料の安さや商品ラインナップでは業界トップクラスです。サポート体制も充実しているので、SBI証券と楽天証券は初心者に適したネット証券といえるでしょう。

ここからはポイントプログラムに絞って、両社をさらに比較していきます。

SBI証券のポイントプログラムの特徴

SBI証券のポイントプログラムは、さまざまなユーザーが利用しやすいように工夫されています。どのような特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

①6種類のポイントをためられる

SBI証券では、利用するサービスに応じて以下のポイントをためられます。

・Pontaポイント
・Tポイント
・dポイント
・Vポイント
・東急ポイント
・タカシマヤポイント

例えば、国内株や金、銀、プラチナを購入した場合は「Pontaポイント・Tポイント・dポイント」から、投信積立では「Vポイント・東急ポイント・タカシマヤポイント」からためるポイントを選べます。普段のポイ活に合わせて選べるので、ポイント管理が複雑になることを防げます。

ただし、付与対象のサービスによって選べるポイントは変わるので、ポイ活を重視する人は詳細をしっかり確認しておきましょう。

②取引や保有でポイントがたまる

ポイント付与対象のサービスが多い点も、SBI証券ならではの特徴です。

ポイント付与対象のサービス受け取れるポイント
国内株の購入月間合計手数料×1.1%
国内株の入庫(他社からの移管)1回につき100ポイント
投資信託の購入購入代金×最大3.0%(※)
投資信託の保有月間平均保有金額×最大0.25%
金銀プラチナの購入月間合計手数料×1.0%
SBIラップのおまかせ運用月間平均運用資産額×最大0.20%
新規口座開設100ポイント
ユーザーの紹介1人につき5,000ポイント
(最大1万5,000ポイント)
(※)クレジットカードによって還元率が異なる。

上記のうち、投資信託の購入は「Vポイント・東急ポイント・タカシマヤポイント」のいずれか、ユーザーの紹介はTポイントのみが対象です。それ以外のサービスについては、「Pontaポイント・Tポイント・dポイント」の中からためるポイントを選べます。

また、SBI証券はポイントプレゼントなどのお得なキャンペーンも多く開催しています。ポイ活の効率を高められるので、開催中のキャンペーンも確認しておきましょう。

③ポイントで投資信託を購入できる

SBI証券では、ためたポイントをつかって投資信託を購入できます。

SBI証券のポイント投資
つかえるポイント・Pontaポイント
・Tポイント
・Vポイント
対象サービス金額指定での投資信託の買付
(※積立買付や口数買付、ジュニアNISA口座からの買付は不可)
ポイント利用単位1ポイント=1円相当
上限:なし
下限:1ポイントから

例えば1万円分の投資信託を購入する場合、3,000円分をPontaポイントで、残りの7,000円分を現金で支払うこともできます(※ポイントでの全額支払いも可)。ただし、Vポイントをつかう場合は「Vポイントサービス」への登録が必要になるので、事前の手続きを忘れないようにしましょう。

楽天証券のポイントプログラムの特徴

ここからは、楽天証券のポイントプログラムについて紹介します。SBI証券とは特徴が異なるので、その点を意識しながらチェックしていきましょう。

①取引で楽天ポイントがたまる

楽天証券では、株式や投資信託の取引を通して楽天ポイントをためられます。

ポイント付与対象のサービス受け取れるポイント
株式取引取引手数料×1.0%
クレカ決済での投信積立決済額×0.5% ~1.0%
楽天キャッシュでの投信積立チャージ額×0.5%(※)
ユーザーの紹介1人につき最大600ポイント

楽天証券も各種キャンペーンを開催しており、利用状況によっては多くの楽天ポイントを受け取れます。キャンペーン内容は時期によって異なるので、口座開設の前に最新情報を確認しておきましょう。

②楽天銀行との連携サービスを利用できる

楽天証券はグループ内の楽天銀行と連携することで利用できる「ハッピープログラム」と呼ばれる独自のサービスを提供しています。ハッピープログラムの特典は、以下の通りです。

・米国株や債券、FX、先物オプションもポイント付与対象になる
・ATM手数料が1ヵ月あたり最大7回まで無料
・楽天銀行間の振込手数料が何回でも無料
・楽天ポイントを振込手数料に充てられる

ハッピープログラムへの登録手順は、以下の通りです。

【STEP1】楽天銀行で口座を開設する
【STEP2】マネーブリッジに申し込む
【STEP3】ハッピープログラムにエントリーする

エントリーは必要ですが、ハッピープログラムへの登録は全て無料です。楽天銀行のログインページから簡単に登録できるので、楽天証券と楽天銀行を併用する人はサービス連携を忘れないようにしましょう。

③ポイント投資の対象商品が豊富

他のネット証券に比べると、楽天証券はポイント投資の対象商品が豊富です。ポイント投資の対象商品は、以下の通りです。

・国内株の現物取引
・米国株の現物取引(円貨決済)
・投資信託の購入
・バイナリーオプションでの取引

上記の他にも、楽天証券でためたポイントは楽天経済圏の各サービスでもつかえます。普段から楽天ポイントをためている人にとって、便利なネット証券といえるでしょう。

SBI証券と楽天証券のポイントプログラムを比較

ここからはポイントの種類や還元率などの観点から、両社のポイントプログラムを比較していきます。

ポイントの種類

SBI証券では6種類のポイントをためられるのに対し、楽天証券では2種類です。このうち、楽天証券ポイントはあくまで証券サービス内のポイントなので、外部のサービスでつかうことはできません(※楽天ポイントとの交換は可能)。

SBI証券でためられるポイント楽天証券でためられるポイント
・Pontaポイント
・Tポイント
・dポイント
・Vポイント
・東急ポイント
・タカシマヤポイント
・楽天ポイント
・楽天証券ポイント

SBI証券では、利用するサービスによって選べるポイントの種類が変わります。特に投資信託のクレカ積立では、「Pontaポイント・Tポイント・dポイント」が対象外になるので注意しましょう。

ポイント還元率

次はポイント付与対象の共通するサービスについて、両社のポイント還元率を比較してみましょう。

ポイント付与対象のサービスSBI証券の還元率楽天証券の還元率
国内株の購入月間合計手数料×1.1%月間合計手数料×1.0%
投資積立購入代金×最大3.0%購入代金×最大1.0%
ユーザーの紹介1人につき5,000ポイント1人につき最大600ポイント

いずれのサービスでも、ポイント還元率はSBI証券のほうが高く設定されています。ただし、SBI証券の投信積立では利用するクレジットカードによって、ポイント還元率が以下のように変わります。

SBI証券の投信積立におけるポイント還元率は、以下の通りです。

・三井住友カード:カードのグレードに応じて0.5%~2.0%
・東急カード:通常時は3.0%(※最大で4.0%になるケースもある)
・タカシマヤカード:積立期間に応じて0.1%~0.3%

種類やグレードによっては楽天証券よりポイント還元率が下がるので、連携させるクレジットカードは慎重に選びましょう。

ポイント付与対象のサービス

次は、ポイント付与対象のサービスを比較します。

SBI証券の対象サービス楽天証券の対象サービス
・国内株の購入
・国内株の入庫
・投資信託の購入
・投資信託の保有
・金銀プラチナの購入
・SBIラップのおまかせ運用
・その他キャンペーン
・超割コースでの株式取引
・クレカ決済での投信積立
・楽天キャッシュでの投信積立
・その他キャンペーン

特別なキャンペーンやプログラムを除くと、ポイント付与対象のサービスはSBI証券のほうが豊富です。ただし、楽天証券ではハッピープログラムに登録すると、以下のサービスもポイント付与の対象になります。

○ハッピープログラム登録時の対象サービス(楽天証券)
・国内株の信用取引
・外国株の現物取引または信用取引
・個人向け国債
・FX
・先物オプション

実際に取引する商品や投資スタイルを意識しながら、ポイントがたまりやすいネット証券を選びましょう。

ポイントのつかい道

以下の表は、両社のポイントのつかい道を比較したものです。

SBI証券のポイントのつかい道楽天証券のポイントのつかい道
・提携店
・提携しているネットサービス
・特典との交換
・他ポイントとの交換
・ポイント投資
・楽天関連のサービス
・グッズとの交換
・JMBマイルとの交換
・ポイント投資

SBI証券については、ためるポイントの種類によって提携店や提携サービスが異なります。例えば、Pontaポイントは日本全国のローソンやケンタッキーフライドチキン、ホットペッパー、じゃらんnetなどの支払いにつかえます。

一方で、楽天ポイントのつかい道は基本的にはグループ内のサービスで、一部加盟店での支払いにも利用ができます。

ポイント投資

最後に、両社のポイント投資についても比較してみましょう。

比較項目SBI証券楽天証券
つかえるポイント・Pontaポイント
・Tポイント
・Vポイント
・楽天ポイント
・楽天証券ポイント
対象商品・投資信託・投資信託
・国内株
・米国株
・バイナリーオプション
注文方法(投資信託)金額指定注文金額指定注文、積立注文
ポイント利用単位1ポイント=1円
上限:なし
下限:1ポイント
1ポイント=1円
上限:50万ポイント(※)
下限:1ポイント
(※楽天証券ポイントは利用可能上限なし)

楽天証券はポイント投資の対象商品が多く、投資信託では金額指定の他にも、積立による注文もできます。ただし、楽天ポイントをつかう場合は利用上限があり、50万円分を超える商品をポイントだけで購入することはできません。

一方で、SBI証券のポイント投資では、3つの中からつかうポイントを選べます。

SBI証券がおすすめの人

以下に該当する人には、SBI証券がおすすめです。

・クレカ積立でポイントをためたい人
・複数の外国株に投資したい人
・三井住友カードや東急カードを使っている人
・IPO投資を行いたい人

上記について、1つずつ詳しく見ていきましょう。

クレカ積立でポイントをためたい人

SBI証券では、投資信託の購入・保有によってポイントをためられます。投資信託を買い増すほど多くのポイントを受け取れるので、SBI証券はクレカ積立をしたい人にぴったりです。

実際にどれくらいポイントがたまるのか、一例を紹介しましょう。

積立年数ポイント付与率0.5%
(三井住友カードの一般)
ポイント付与率2.0%
(三井住友カードのプラチナ)
1年1,800ポイント7,200ポイント
2年3,600ポイント14,400ポイント
3年5,400ポイント2万1,600ポイント
4年7,200ポイント2万8,800ポイント
5年9,000ポイント3万6,000ポイント
(※上記は毎月3万円を積み立てた場合のポイント数)

毎月の積立金額を増やしたり、連携するクレジットカードを変えたりすれば、さらに多くのポイントをためられます。ポイントの仕組みを正しく理解した上で、最適な投資環境を整えましょう。

複数の外国株に投資したい人

SBI証券は、さまざまな外国株を取り扱っています。

・米国株
・中国株
・韓国株
・ロシア株
・ベトナム株
・インドネシア株
・シンガポール株
・タイ株
・マレーシア株

上記の中でも米国株は銘柄数が多く、2022年5月時点で6,000銘柄を超えています(※ETFやADRを含む)。コストの安さも業界トップクラスであり、取引金額によっては取引手数料がかかりません。

その他の株式も豊富なラインナップが用意されているので、外国株に興味がある人にはSBI証券をおすすめします。

三井住友カードや東急カードを使っている人

SBI証券は、普段から三井住友カードや東急カードを使っている人にもおすすめです。クレカ積立の中でも、これらのクレジットカードはポイント還元率が高めに設定されています。

クレカ積立のポイント還元率は、以下の通りです。

三井住友カード(一般):一律0.5%
三井住友カード(ゴールド):一律1.0%
三井住友カード(プラチナ):一律2.0%
東急カード:グレードに関わらず通常時は3.0%

タカシマヤカードも使えますが、タカシマヤポイントの還元率は最大で0.3%です。数字上は小さな違いですが、長期積立をすると大きな差になるので、できるだけポイント還元率が高いカードを検討しましょう。

IPO投資を行いたい人

IPO投資とは、証券取引所に新たに上場される株式(IPO株)に投資する手法のことです。IPO株は上場直後に株価が上がりやすいことから、幅広い層の投資家が狙っています。

SBI証券はIPOの取扱実績が多く、2021年には全体の98%にあたる122社の案件を取り扱いました。

時期2017年2018年2019年2020年2021年
取扱実績83社86社82社85社122社

SBI証券は、IPO株が多く割り当てられる主幹事の実績も業界トップクラスです。また、初心者に当選のチャンスがある仕組みになっている点も、SBI証券ならではの魅力といえます。

IPOの抽選方式は、以下の通りです。

60%:平等抽選
30%:IPOチャレンジポイント数(※)の多い順に配分
10%:SBI証券が独自に配分

(※)抽選に外れた場合に受け取れるポイント。

公式サイトでは、IPOのスケジュールや上場レポートも公開されているので、ぜひ確認してください。

楽天証券がおすすめの人

次は、楽天証券がおすすめの人を見ていきましょう。

・楽天経済圏のサービスをよく利用する人
・毎月5万円以上の積立投資をしたい人
・普段から楽天カードを使っている人
・ポイントで投資信託以外も購入したい人

上記について、1つずつ詳しく解説します。

楽天経済圏のサービスをよく利用する人

楽天証券はグループ企業としての強みを活かし、さまざまな関連サービスと提携しています。ここまでの内容も含めて、主な関連サービスを紹介しておきます。

・ハッピープログラム(楽天銀行との連携)
・電子マネーでの投信積立(楽天キャッシュとの連携)
・楽天ポイントをつかえる各種サービス(楽天市場や楽天トラベルなど)
・クラウドファンディング(ミュージックセキュリティーズ社との提携)

ハッピープログラムはポイント付与対象の取引が増えたり、振込手数料が無料になったりするお得なサービスです。その他の関連サービスも便利なので、楽天経済圏をよく利用する人は楽天証券の口座開設を検討してみましょう。

毎月5万円以上の積立投資をしたい人

基本的に投資信託のクレカ積立は、上限金額が毎月5万円に設定されています。今回紹介しているSBI証券を始め、マネックス証券でも毎月5万円を超えるクレカ積立はできません。

一方で、楽天証券では楽天カードと楽天キャッシュを組み合わせることで、毎月10万円まで積立投資ができます(※2022年8月以降)。もちろん、すべての買付金額がポイント付与の対象になるので、金額次第では効率的にポイントをためられます。

そのため、楽天証券は毎月5万円以上の積立投資をしたい人におすすめです。ただし、買付金額が多いほど投資のリスクは高まるので、積立設定は慎重に行いましょう。

普段から楽天カードをつかっている人

楽天証券では楽天カードをつかって決済すると、以下のようなメリットを得られます。

・投資信託を定期的に購入できる(積立投資)
・買付金額に応じた楽天ポイントを受け取れる
・一般NISAやつみたてNISAにも対応

普段から楽天カードをつかっている人であれば、専用ページでの設定だけで証券口座と連携できます。ポイ活を楽天ポイントに一本化できるので、ポイント管理が複雑になることもありません。

なお、楽天カードは年会費が永年無料であり、ETCカードや家族カード、盗難保険などのサービスも充実しています。タイミングによってはキャンペーンも適用されるので、楽天証券との同時申し込みも検討してみまでしょう。

ポイントで投資信託以外も購入したい人

大手ネット証券の中でも、楽天証券はポイント投資の対象サービスが豊富です。

証券会社名ポイント投資の対象サービス
楽天証券・投資信託
・国内株
・米国株
・バイナリーオプション
SBI証券・投資信託
マネックス証券・株式手数料への充当
・暗号通貨との交換
松井証券・投資信託(3銘柄のみ)

投資信託に加えて、ポイントで国内株や米国株、バイナリーオプションを取引できる点は強みです。さまざまな銘柄が対象に含まれるので、ポイント投資の幅を広げたい人は口座開設を検討してみましょう。

証券会社2社の使い分け方3選

どちらか一方を選べない人は、SBI証券と楽天証券の併用も考えてみましょう。どちらにも独自の強みがあるので、うまく使い分けると大きなメリットを得られます。

具体的にどのような使い分け方があるのか、一例を紹介します。

①SBI証券でIPO株を狙い、楽天証券で毎月10万円のクレカ積立をする
②SBI証券で国内株を購入し、楽天証券でクレカ積立をする
③つみたてNISAではSBI証券を遣い、FXや先物オプションでは楽天証券を使う

SBI証券の魅力は、充実した商品ラインナップや銘柄、業界最安水準の手数料です。中でもIPO株や外国株、つみたてNISAなどは商品数が多いので、SBI証券を選ぶと選択肢が広がります。

一方、楽天証券はクレカ積立の上限金額が高く(毎月10万円まで)、ハッピープログラムではポイント付与対象のサービスを増やせます。このように、それぞれの強みを意識すると使い分けやすくなるので、サービスやポイントプログラムの特徴はしっかり理解しておきましょう。

各社のメリットを比較し、自分に合った証券会社を選ぼう

SBI証券と楽天証券は、ポイントの種類や還元率、ポイント付与対象のサービスなどが異なります。それぞれに独自の強みがあるので、各社のメリットを比較した上で、自分に合った証券会社を選びましょう。どちらか一方に絞れない人は、どちらの証券口座も開設することを検討してみましょう。