初心者におすすめの株はどれ?株式投資の始め方や銘柄の選び方を解説
(画像=Thaweekiat/stock.adobe.com)

株式投資は難しいと思われがちですが、国内株にも初心者に適した銘柄は多く存在します。情報収集や銘柄選びのコツを押さえれば、大きなリターンも十分に狙えるでしょう。

そこで本記事では、株式投資の始め方や銘柄の選び方をはじめ、初心者が気になるポイントをまとめました。おすすめの銘柄や証券会社も紹介しているので、参考にしながら運用プランを考えていきましょう。

目次

  1. 初心者の株式投資はいくらから始めたらよいか
  2. 初心者が効率的に株式投資を始める方法
  3. 初心者の株式投資はどこで始めたらよいか
  4. 初心者が投資先を選ぶ際のポイント
  5. 株初心者におすすめの銘柄10選
  6. 株初心者におすすめの証券会社
  7. まずは興味がある企業や、インカムゲインが魅力的な企業への投資がおすすめ


初心者の株式投資はいくらから始めたらよいか

国内株には「単元」と呼ばれる売買単位があり、基本的には「1単元=100株」に設定されています。そのため、仮に株価が500円の銘柄を購入する場合は、50,000円の資金(500円×100株)を用意しなければなりません。

ただし、ネット証券などが提供するミニ株(単元未満株)サービスを利用すれば、1株~10株単位での購入が可能になります。

○ミニ株(単元未満株)とは?
国内株を1株または10株単位で購入できるサービスのこと。取引時間の制限や別途手数料はあるものの、株式投資の必要最低資金を大きく抑えられる。なお、米国株はもともと1株単位で取引できるため、ミニ株(単元未満株)の対象には含まれていない。

1株から取引できるミニ株(単元未満株)を利用した場合は、3,000円の資金があれば国内株の8割が投資対象になります。したがって、損失のリスクを抑えながら取引したい初心者は、数千円~1万円の範囲で株式投資を始めると良いでしょう。

初心者が効率的に株式投資を始める方法

最初から効率的な投資環境を整えたい方は、税制優遇制度である「NISA(ニーサ)」を活用しましょう。NISAは投資の運用益が非課税になる制度であり、国内株はもちろん投資信託やREIT、ETFなども対象商品に含まれます。

成人向けのNISAは「一般NISA」「つみたてNISA」の2つに分けられますが、国内株を取引できるのは一般NISAのみです。また、2024年1月から始まる「新NISA」でも、対象商品に株式が含まれています。

ここからは各制度に分けて、NISAの仕組みや特徴を分かりやすく解説します。

一般NISAとは

一般NISAは、2014年1月に開始された成人向けのNISAです。ネット証券をはじめとした金融機関で取り扱われており、制度終了が迫った2022年7月現在でも多くの投資家が利用しています。

一般NISAの概要
対象者日本国内の成人(※)
対象商品株式、投資信託、REITなど
非課税対象譲渡益、配当金、分配金
非課税投資枠年間120万円
非課税期間最長5年間
投資可能期間2023年まで
(※2022年までは20歳以上、2023年からは18歳以上が該当)

株式投資では、売却時の譲渡益や配当金が非課税対象です。非課税投資枠の範囲内であれば、金額に関わらず全ての譲渡益・配当金に税金がかかりません。

非課税期間の終了時にはロールオーバーをすることで、新たな非課税投資枠での継続保有が可能です(※2024年以降は新NISAへの移管になる)。

新NISAとは

新NISAは、一般NISAの廃止に伴って新たにスタートする制度です。

新NISAの概要
対象者日本国内の成人
対象商品1階部分:つみたてNISAと同様(投資信託のみ)
2階部分:一般NISAと同様
非課税対象譲渡益、配当金、分配金
非課税投資枠1階部分:年間20万円
2階部分:年間102万円
非課税期間最長5年間
投資可能期間2024年~2028年まで

大きな特徴としては、「1階部分」と「2階部分」に分かれている点が挙げられます。2階部分は、原則として1階部分の非課税投資枠を使い切らないと利用できません。

つまり、新NISAは「一般NISA」と「つみたてNISA」を組み合わせたような仕組みです。なお、1階部分の対象商品は投資信託のみであり、買付方法も積立に限定されているので、特に株式を取引したい方は注意しましょう。

初心者の株式投資はどこで始めたらよいか

株式投資の始め方は、大きく以下の2つに分けられます。

○株式投資の始め方
①ネット証券で株式投資を始める
②対面式の証券会社で株式投資を始める

いずれも「証券会社」という括りでは同じですが、ネット証券と対面式の証券会社にはさまざまな違いがあります。両者の特徴をしっかりと理解し、自分にぴったりな口座開設先を選びましょう。

ネット証券で株式投資を始める

ネット証券は、インターネット取引を中心としたサービスを展開する証券会社です。大手としてはSBI証券や楽天証券があり、時間外取引やポイントシステムなどネット特有のサービスが充実しています。

ネット証券のメリットネット証券のデメリット
・株式を手軽に取引できる
・時間外取引にも対応
・取引手数料が安い
・レポートなどの投資情報が充実
・ネット環境が必要になる
・担当者から直接アドバイスをもらえない

基本的に対面式のサービスは受けられませんが、最近では電話やメール、チャットボットによる手厚いサポートも増えてきました。専用のツールやアプリを通して、豊富な投資情報や分析機能を提供している点も大きな魅力です。

対面式の証券会社で株式投資を始める

対面式の証券会社では、専任の担当者がアドバイスをしてくれます。店舗に足を運ぶ形になるので、パソコンやスマートフォンに不慣れな方でも手厚いサポートを受けられます。

対面式のメリット対面式のデメリット
・専任の担当者がつく
・投資に関するさまざまな相談ができる
・商品を紹介してもらえることも
・手数料が高い
・平日の日中にしか取引できない

電話やFAXによる注文も可能ですが、対面式の証券会社は平日の日中にしか取引ができません。また、ネット証券に比べると全体的に手数料が高いので、利用先は慎重に判断する必要があります。

初心者が投資先を選ぶ際のポイント

銘柄選びのコツは数多くありますが、さまざまな点を意識すると混乱しやすくなります。そのため、初心者の方は次の3つに絞って判断してみましょう。

○初心者が投資先を選ぶ際のポイント
・好きな企業・応援したい企業を選ぶ
・配当金や株主優待から選ぶ
・トレンドや流行を意識する

ここからは、上記の各ポイントについて詳しく解説します。

好きな企業・応援したい企業を選ぶ

細かい投資判断が苦手な方は、好きな企業・応援したい企業から投資先を選んでみましょう。

関心のある企業を投資先に選ぶと、「もっと成長してほしい」という気持ちから長期的に保有できます。多少株価が下がっても、配当金や株主優待を継続的に受け取れば、運用成績も安定しやすくなるでしょう。

また、情報収集や分析のハードルが下がる点も、関心のある企業を選ぶメリットです。

配当金や株主優待から選ぶ

株式投資で狙える利益は、売買による譲渡益だけではありません。「インカムゲイン」と呼ばれる配当金や株主優待も、投資家から人気のあるリターンとして知られています。

○配当金・株主優待とは?
・配当金:保有株式数に応じて、企業が株主に分配する利益のこと。
・株主優待:条件を満たした株主に贈られる、自社製品などの特典のこと。

配当額や株主優待の内容は、投資先の企業によって異なります。金銭的なメリットが大きい銘柄もあるので、特に長期保有を目的にしている方は配当金や株主優待をチェックしておきましょう。

トレンドや流行を意識する

株式投資にはさまざまなパターンがあり、例えば日本の経済が落ち込んでいる時期には多くの銘柄が下落します。また、各業界のブームも影響するため、株式投資では日頃からトレンドや流行を意識することが大切です。

中でも世界中で話題となっている銘柄は「テーマ株」として一括りにされており、ネット証券でもテーマから投資先を絞れるサービスが多く見られます。経済動向を把握することにもつながるので、テーマ株関連のサービスは積極的に活用しましょう。

ただし、ブームに影響されやすい銘柄はリスクも大きいので、長期的な目線で成長力を判断することが大切です。

株初心者におすすめの銘柄10選

ここからは、株初心者におすすめの国内株を紹介します。前述で紹介した選び方を意識しながら、各銘柄の特徴や魅力をチェックしていきましょう。

①RIZAPグループ

銘柄名RIZAPグループ【2928】
株価146.0円
時価総額812億800万円
配当金(予想)0円
配当利回り(予想)0%
優待内容・RIZAPボディメイク
・優待利用割引券
・株主優待ポイント
優待利回り33.33%
おすすめポイント・2013~2017年にかけて株価が29倍ほど上昇
・停滞気味ではあるものの、PBRの水準が高い
・最新製品やサービスの開発に力を入れている
(※2022年7月時点)

健康食品やダイエット食品の他に、マンツーマンのフィットネスジムを運営する企業です。健康志向の強まりを追い風にして、過去には4年間で29倍の株価上昇を記録しました。

新型コロナの影響で2019年以降はやや停滞気味ですが、PBR(株価に対する資産の割合)は高い水準を維持しています。近年では最新エクササイズツールの開発にも力を入れているため、今後の上昇を期待したい銘柄でしょう。

②セリア

銘柄名セリア【2782】
株価2,630円
時価総額1,994億5,900万円
配当金(予想)70円
配当利回り(予想)2.66%
優待内容なし
優待利回りなし
おすすめポイント・2013~2017年にかけて約9倍の株価上昇
・値上げラッシュの中、100円均一を堅持している
・さまざまなメディアで製品紹介されている
(※2022年7月時点)

100円ショップでおなじみのセリアも、2017年頃まで順調な株価上昇を記録した銘柄です。着実に全国展開したことをきっかけに、2013~2017年にかけては株価を9倍ほど伸ばしました。

2022年に入ってから日本では値上げラッシュが続いていますが、同年7月時点でもセリアは100円均一を貫いています。また、便利グッズやおしゃれグッズとして製品紹介される場面が多いため、今後も幅広い顧客から支持されることが予想されます。

③りそなホールディングス

銘柄名りそなホールディングス【8308】
株価491.9円
時価総額1兆1,810億
配当金(予想)21円
配当利回り(予想)4.27%
優待内容優待対象銀行のクラブポイント
優待利回り4.38%
おすすめポイント・直近10年の株価が安定している
・IoTやDX化に積極的
・個人と法人の両方に顧客を抱えている
(※2022年7月時点)

りそな銀行をはじめ、グループ企業として幅広い金融サービスを手がける企業です。3大メガバンクに次ぐ金融系のグループであり、直近10年は安定した株価を記録しています。

IoTやDX化にも積極的であり、2022年6月には事業者向けの「りそな支払ワンストップ」をリリースしました。個人・法人の両方に顧客を抱えているため、値崩れのリスクが低い銘柄と言えるでしょう。

④ENEOSホールディングス

銘柄名ENEOSホールディングス【5020】
株価492.5円
時価総額1兆5,918億8,300万円
配当金(予想)22円
配当利回り(予想)4.46%
優待内容なし
優待利回りなし
おすすめポイント・燃料油販売シェアや系列給油所数シェアで国内トップ
・2020年10月以降は株価推移が堅調
・既存サービスの拡充にも積極的
(※2022年7月時点)

ガソリンスタンドの「Enejet」を運営する企業です。石油や天然ガス、非鉄金属資源にも力を入れており、現在ではグローバルなエネルギー企業としての地位を確立しました。

2018年からはエネルギー価格高騰の影響を受けましたが、2020年10月以降は堅調な推移を続けています。2022年6月にはスマホ用の「ENEOSサービスステーションアプリ」をリリースするなど、一般消費者向けのサービス拡充にも積極的です。

⑤楽天グループ

銘柄名楽天グループ【4755】
株価628.0円
時価総額9,967億4,800万円
配当金(予想)4.5円
配当利回り(予想)0.75%
優待内容・楽天キャッシュ
・国内宿泊クーポン
優待利回り3.31%
おすすめポイント・独自の経済圏を形成している巨大グループ
・メディアに登場する機会が多い
・直近10年の株価が安定している
(※2022年7月時点)

ECサイト「楽天市場」をはじめ、幅広いネット事業を手がけるグループ企業です。独自のポイントサービスを活かした楽天経済圏が有名であり、大手ネット証券の「楽天証券」もグループに属しています。

近年では携帯電話事業に取り組むなど、楽天グループは現在でもさまざまな分野にチャレンジしています。メディアに登場する機会が多く、直近10年の株価も比較的安定しているため、興味のある方は長期で応援する銘柄として検討してみましょう。

⑥トヨタ自動車

銘柄名トヨタ自動車【7203】
株価2,097円
時価総額34兆2,206億8,600万円
配当金52円(※2022年3月)
配当利回り2.53%
優待内容なし
優待利回りなし
おすすめポイント・販売台数で世界トップクラスの自動車メーカー
・SDGsやESGに貢献する最新技術にも挑戦
・経営体制や規模が安定している
(※2022年7月時点)

グローバルな自動車メーカーとして知られる、販売台数で世界トップクラスを誇る企業です。近年では水素や電気をはじめ、環境保全につながる最新技術にも挑戦しています。

トヨタ自動車の魅力は、圧倒的な時価総額を誇る点がです。世界中にクライアントを抱えており、2020年11月からは株価も上昇させているため、しばらくは安定した成長を期待できるでしょう。

⑦ANAホールディングス

銘柄名ANAホールディングス【9202】
株価2,396円
時価総額1兆1,603億6,700万円
配当金(予想)0円
配当利回り(予想)0%
優待内容・ANA国内線ご搭乗優待
・ANAグループ優待券
優待利回り0.4%
おすすめポイント・国内トップシェアの航空会社
・株価推移が長年安定している
・アフターコロナ銘柄として魅力がある
(※2022年7月時点)

国内シェアの約50%を獲得している大手の航空会社です。配当利回りや優待利回りは高くありませんが、2010年以降は安定した株価推移を記録しています。

ANAホールディングスは、アフターコロナ銘柄として注目されています。世界中でコロナが収束し、海外旅行者や外国人旅行者が増加すれば、大きな収益や株価上昇を期待できるでしょう。

⑧イオン

銘柄名イオン【8267】
株価2,650円
時価総額2兆3,106億円
配当金(予想)36円
配当利回り(予想)1.36%
優待内容・お買い物料金のキャッシュバック(3~7%)
・会計時割引、優待料金特典
・イオンオーナーズカード
優待利回り1.51%
おすすめポイント・総合スーパー事業が上向き
・日常生活に役立つ株主優待が多い
・配当金も安定している
(※2022年7月時点)

日本全国に大型ショッピングモールを展開する、ウェルシア薬局やマックスバリュを傘下に持つ企業です。近年では構造改革や経費抑制に力を入れており、総合スーパー事業は2013年来の黒字化を記録しました(※2022年第一四半期)。

イオンは日常生活に役立つ株主優待を設定しており、グループ内サービスでの割引やキャッシュバックを受けられます。保有株式数が多いほど割引額が多いので、長期保有でコツコツ増やすことを検討しましょう。

⑨日本航空

銘柄名日本航空【9201】
株価2,213円
時価総額9,673億9,900万円
配当金(予想)10円
配当利回り(予想)0.44%
優待内容・株主割引券
・海外、国内旅行の商品割引券
優待利回り4.29%
おすすめポイント・国内第2位のシェアを誇る航空会社
・優待利回りが高い
・コロナ収束の恩恵を受ける可能性がある
(※2022年7月時点)

ANAホールディングスに次ぐ、国内で第2位のシェアを誇る航空会社です。主に国内線を充実させており、大都市だけではなく地方空港にも積極的に便を出しています。

特筆すべきポイントとしては、優待利回りの高さが挙げられるでしょう。権利確定日に100株以上を保有していると、国内線が50%割引になる株主割引券を受け取れるため、国内での移動が多い方におすすめしたい銘柄です。

⑩ジンズホールディングス(旧:ジェイアイエヌ)

銘柄名ジンズホールディングス【3046】
株価4,245円
時価総額1,017億9,500万円
配当金(予想)54円
配当利回り(予想)1.27%
優待内容株主優待券
優待利回り1.30%
おすすめポイント・2009~2013年にかけて約156倍の株価上昇
・近年は配当金を着実に増やしている
・2つのインカムゲインを狙いながら、長期保有を目指しやすい
(※2022年7月時点)

眼鏡ブランドの「JINS」を全国展開する、低価格・高品質な製品が多方面から評価されている企業です。パソコン用メガネは幅広い層から支持され、2009~2013年にかけて株価を約156倍に上昇させました。

その後の業績も順調であり、2020~2021年にかけては配当金も1.8倍ほど増やしています。2022年8月の配当金はさらに増える予想なので、インカムゲインを中心に考えたい銘柄でしょう。

株初心者におすすめの証券会社

株式投資では、利用する証券会社によって商品ラインナップや手数料、ポイントプラグラムなどが異なります。ここからは株初心者におすすめのネット証券をまとめたので、自分にぴったりなサービスを見極めていきましょう。

SBI証券

証券会社名SBI証券
国内株手数料(現物)【従量制プラン】
10万円:55円
50万円:275円
100万円:535円
【定額制プラン】
10万円:0円
50万円:0円
100万円:0円
ミニ株・単元未満株
外国株取扱国数9ヵ国
米国株銘柄数6,000銘柄以上
NISA一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA
(※2022年7月時点)

○初心者におすすめのポイント
・業界最安水準の取引手数料
・業界トップクラスの商品ラインナップ
・国内株の購入や入庫でポイントがたまる

SBI証券は、国内株・外国株で業界最安水準の手数料を実現しているネット証券です。商品ラインナップも充実しており、国内の上場銘柄はもちろん、6,000銘柄を超える米国株やアセアン株、ロシア株などを取り扱っています。

SBI証券の国内株取引では、月間合計手数料の1.1%にあたるポイントがたまります。さらに、「Pontaポイント・Tポイント・dポイント・Vポイント」からためるポイントを選べるので、普段お使いのポイントやクレジットカードに合わせた運用プランを立てられます。

楽天証券

証券会社名楽天証券
国内株手数料(現物)【従量制プラン】
10万円:55円
50万円:275円
100万円:535円
【定額制プラン】
10万円:0円
50万円:0円
100万円:0円
ミニ株・単元未満株×(買取請求により換金)
外国株取扱国数6ヵ国
米国株銘柄数4,652銘柄
NISA一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA
(※2022年7月時点)

○初心者におすすめのポイント
・業界最安水準の取引手数料
・取引手数料の1.0%をポイントバック
・ためたポイントで株式投資ができる

楽天証券も、国内株の取引手数料で業界最安水準を誇るネット証券です。定額制プランの「いちにち定額コース」では、1日の約定代金が100万円を超えない限りは手数料がかかりません。

楽天証券の株式取引では「手数料×1.0%」の楽天ポイントを受け取れます。さらに、ポイント投資で国内株や米国株、投資信託などを購入できるため、楽天経済圏をよく利用する方はぜひ検討してみましょう。

マネックス証券

証券会社名マネックス証券
国内株手数料(現物)【従量制プラン】
10万円:55円
50万円:275円
100万円:535円
【定額制プラン】
10万円:550円
50万円:550円
100万円:550円
ミニ株・単元未満株
外国株取扱国数2ヵ国
米国株銘柄数4,598銘柄
NISA一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA
(※2022年7月時点)

○初心者におすすめのポイント
・米国株や中国株の銘柄数が多い
・情報収集や銘柄分析に役立つツールが充実
・代表的な暗号資産の取引も可能

マネックス証券は、米国株や中国株のラインナップが評価されているネット証券です。2022年7月現在では、米国株と中国株を合わせて6,000銘柄を超えており、手数料についてもお手頃なプランが用意されています。

情報収集や分析用のツールが充実している点も、マネックス証券ならではの魅力でしょう。特に市況やニュース、ランキング情報をチェックできる「銘柄スカウター」は、初心者から上級者まで幅広いユーザーに愛用されています。

LINE証券

証券会社名LINE証券
国内株手数料(現物)【従量制プラン】
10万円:55円
50万円:275円
100万円:535円
ミニ株・単元未満株
外国株取扱国数取扱いなし
米国株銘柄数取扱いなし
NISAつみたてNISA
(※2022年7月時点)

○初心者におすすめのポイント
・シンプルな画面で操作が分かりやすい
・LINEアプリからそのまま利用できる
・現物取引の従量制プランは業界最安水準

LINE証券は2019年8月にサービスを開始した、比較的新しいネット証券です。シンプルな画面にこだわっており、初心者でもスマホから感覚的に取引できるサービスを提供しています。

特に評価されている点としては、普段お使いのLINEアプリからそのまま利用できる点が挙げられます。外国株や一般NISAの取扱いはありませんが、現物取引の従量制プランは業界最安水準なので、コストを抑えながら国内株を取引できるでしょう。

松井証券

証券会社名松井証券
国内株手数料(現物)【定額制プラン】
10万円:0円
50万円:0円
100万円:1,100円
ミニ株・単元未満株
外国株取扱国数1ヵ国
米国株銘柄数497銘柄
NISA一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA
(※2022年7月時点)

○初心者におすすめのポイント
・老舗ならではの安心感や手厚いサポート
・25歳以下は国内株の現物取引手数料が0円
・デイトレード限定で信用取引の手数料が0円

創業100年以上の歴史をもつ松井証券は、フリーコールをはじめとした手厚いサポートが魅力的なネット証券です。丁寧な対応は外部からも評価されており、「2021年度問合せ窓口格付け(証券業界)」では11年連続の三ツ星を獲得しています。

また、25歳以下の現物取引や、一日信用取引の手数料が無料な点も大きなメリットでしょう(※いずれも国内株が対象)。通常のプランでも、1日の約定代金が50万円までは手数料がかからないため、少額取引のコストを抑えたい方におすすめです。

まずは興味がある企業や、インカムゲインが魅力的な企業への投資がおすすめ

まずは自分自身が興味をもてる企業や、配当金・株主優待が魅力的な企業への投資から検討してみましょう。株式投資では利用する証券会社によって、購入できる銘柄や商品、サポート体制などが異なります。コスト面も大きく変わってくるので、本記事で紹介した内容を参考にしながら、自分にぴったりなネット証券を探してください。