SBI証券でNISAを始めたい!メリットや評判は?
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NISAは、税制優遇のメリットがあり投資初心者の資産形成としてもおすすめです。いざ始めてみようとすると「たくさんある取扱金融機関からどれを選べばいいのか」など迷うこともあるかもしれません。そこで本記事では、SBI証券でNISAを始めるメリット・デメリット、口コミも紹介します。

目次

  1. SBI証券とは?サービス内容を解説
  2. SBI証券でNISAを利用するメリット
  3. SBI証券でNISAを利用するデメリット
  4. SBI証券のNISAに対する口コミ
  5. SBI証券のNISAはどんな人におすすめなのか
  6. SBI証券のお得なキャンペーン・プログラム
  7. SBI証券のサービスやメリットを知って、NISAをスタート


SBI証券とは?サービス内容を解説

<SBI証券のサービス内容(2022年7月時点)>

主な取扱商品国内株、外国株・海外ETF、投資信託、債券、FX、先物・オプション
投資信託銘柄数2,658本(2022年7月8時点、iDeCo専用、外貨建MMFを含む)
IPO銘柄取扱数122社(2021年実績)
取引手数料・アクティブプランの場合
0円〜(国内株式現物・信用取引のいずれも1日の取引金額100万円まで)
NISA一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA
iDeCoあり
ポイントPontaポイント、Tポイント、dポイント

SBI証券は、2022年3月末時点におけるSBIグループ(※)全体での証券口座開設数は845万3,000口座で国内株式の個人取引でトップクラスのシェアを誇っています。SBI証券は、国内株式や投資信託だけでなく外国株・海外ETF、先物取引など幅広い金融商品を扱っているのが特徴です。

主要ネット証券の中では、IPO銘柄や外国株の取扱国数が最も多く手数料も最安水準です。もちろん各種NISAの取扱いも行っています。

SBI証券でNISAを利用するメリット

課税口座で株式や投資信託など金融商品に投資をして利益や配当を受け取ると、20.315%(復興特別所得税を含む)の税金がかかります。

NISA口座を介して投資や運用を行う場合は、利益や配当金(分配金)が非課税です。NISAは、多くの金融機関で取り扱っていますが以下の7つの理由からSBI証券がおすすめです。

①商品ラインナップが豊富
②さまざまな注文方法・積立方法がある
③ネット証券No.1のIPO実績
④ポイントプログラムも充実している
⑤夜間の取引が可能
⑥株式投資が1株単位からできる

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

①商品ラインナップが豊富

SBI証券のNISAでは、2,591本(2022年7月8日時点)の投資信託を扱っています。投資信託とは、投資家からお金を集め運用会社などの専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のことです。

たくさんの投資信託を扱っているため、「自分がどのような投資対象・運用方針のファンドに投資したいか」を決める際の選択肢の幅を広げることが可能です。この他にも国内株・海外ETFを含む外国株も多数扱っています。

②さまざまな注文方法・積立方法がある

SBI証券のNISAでは、積立方法もさまざまです。専用アプリの「かんたん積立」を使うと「積立スタイル診断」で簡単な質問に答えると自分に適した積立スタイルやポートフォリオを提案してもらえます。ファンド選びが難しい人は、おすすめされたファンドや金額配分をそのまま積立設定することもできるため、初心者でも始めやすいシステムです。

アプリでは、保有中ファンドの合計収益や残高推移を見ることもできます。また自分の興味やスタイルを持って投資をしたい人には「テーマキラー!」もおすすめです。気になる旬のテーマを選ぶと複数の企業に簡単に投資ができます。テーマは、随時追加されており例えば2022年7月の新着テーマは「Vチューバー」「選挙関連」「少子化対策」など社会の話題を反映したものが盛りだくさんです。

③ネット証券No.1のIPO取扱数

<各証券会社とIPO対応・取扱数の比較>

証券会社名NISAでのIPO対応IPO取扱数(2021年)
SBI証券122社
楽天証券×74社
マネックス証券65社
松井証券56社

SBI証券は、IPOの取扱数がネット証券の中で最も多いことも魅力です。IPO(新規上場株式)とは「Initial Public Offering」の略で未上場の企業が新株を発行したり売り出したりして投資家が購入し証券取引所に上場することをいいます。投資する側のメリットは、今後の成長が見込まれる企業の株式を購入でき将来的な値上がり益を期待できることです。

金融機関によってIPOの取扱数やNISA口座での取引に対応しているかは異なります。SBI証券が取り扱っているIPO銘柄の実績は、1999年から合計1,333社(2022年5月27日時点)です。またIPOは、人気が高いため、ネット証券の場合、購入者を抽選で決定する仕組みのため、なかなか当選することはできません。

SBI証券では、抽選に外れても「IPOチャレンジポイント」がたまるため、当選の期待がふくらみます。貯まったIPOチャレンジポイントをIPOブックビルディング(申し込み)の際に使うと抽選に当たりやすくなる仕組みです。

④ポイントプログラムも充実している

SBI証券は、PontaポイントやTポイントなどのポイントプログラムも豊富です。2021年8月からPontaポイントを導入し取引に応じてポイントをためたり投資信託の買付代金にポイントを使用したりできる「Pontaポイント投資」が始まりました。それ以前から導入していたTポイントと選択して、ためたり投資に使ったりすることができるマルチポイントサービスを取り入れています。

新規口座開設時に100ポイントがもらえるだけでなく、そのポイントを使って投資を始めることも可能です。その後も取引に応じてポイントがたまるので再投資もできます。ポイントが貯まってお得なだけでなく「自己資金をたくさん使うのには抵抗がある」という投資初心者にもおすすめです。

夜間の取引が可能

SBI証券では、夜間PTSを手数料無料で取引することができます。PTSとは、Proprietary Trading Systemの略で日本証券業協会の定める規則に従って行われる取引所金融商品市場外取引のことです。つまり朝や夜など証券取引所の時間外での取引が行えます。日中仕事や育児で忙しい人にとって夜に取引ができるのは魅力です。

また決算発表の後や国内外の経済に大きな影響を与えるような出来事が突然起きた場合でもそれらのニュースを反映して夜間(16時30分~23時59分)にPTS取引ができるため、チャンスを増やすことができます。主要ネット証券でもPTSを取り扱っていますが、夜間PTSの取引手数料が無料なのはSBI証券だけです。

株式投資は1株単位からできる

SBI証券では「S株(単元未満株)」の売買が可能です。通常国内株を購入する場合は、最低売買株数(1単元)が100株と決まっています。この1単元に満たない株式が単元未満株です。

S株の場合は、各銘柄を1株から購入できるため、数百円から投資することができます。「いきなり多額の投資をするのは気が引ける」「多額の資金がない」という投資初心者にとっても心強い制度です。S株の対象銘柄は、東証に上場している銘柄(名証、福証、札証は売却のみ)のため、誰もが名前を聞いたことがあるような有名企業もたくさん含まれています。

SBI証券でNISAを利用するデメリット

ここまでSBI証券でNISAを利用するメリットを述べてきましたが、デメリットがないわけではありません。SBI証券を利用する際は、主に以下の4つのデメリットに注意が必要です。

  • ネットに慣れていることが前提
  • 銘柄選びに時間がかかる
  • 国内株と米国株のアプリは別
  • デモ口座がない

それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。

ネットに慣れていることが前提

SBI証券はネット証券のため、実店舗型の証券会社との違いがあります。店舗に来店して相談したり担当者がついたりすることは、基本的にはありません。株式などの取引は、インターネット上で自ら操作して行うため、普段からパソコンやスマートフォンを使い慣れていることが必要です。

銘柄選びに時間がかかる

SBI証券のNISAでは、IPOやS株を含む国内株、海外ETFを含む外国株、投資信託と多様な商品が対象です。選択肢が広がる一方で、「どの銘柄を選ぶべきか分からない」「忙しくてじっくりと銘柄を選ぶ時間がない」という悩みが出てくるかもしれません。

SBI証券では、スマホアプリの「かんたん積立」や「テーマキラー!」などファンド選びをサポートしてくれるシステムがあります。これらを活用すればたくさんの選択肢があるメリットを活かしたうえで銘柄選びもサポートしてもらえるため、投資初心者や多忙な人にもおすすめです。

国内株と米国株のアプリは別

SBI証券は、専用のスマホアプリを提供しており国内株・外国株・投資信託積立でそれぞれに専用のアプリがあります。そのためすべての種類に投資したい場合は、各アプリをダウンロードして使い分けなければなりません。一見不便にも感じますが独立している分、各アプリの機能やUIが各種取引に特化しているメリットもあります。

パソコンからログインした場合は、1つのマイページからそれぞれの取引が可能です。

デモ口座がない

証券会社によっては「デモ口座」を設けているところもありますがSBI証券にはありません。デモ口座とは、仮想口座で取引を実際に体験できる機能です。仮想口座なので利益が出ても自分のお金にすることはできませんが、「いきなり本番の取引を始めるのが不安」という初心者にとってはうれしい機能といえるでしょう。

SBI証券のNISAに対する口コミ

多くの人が加入しているSBI証券のNISAですが、実際にはどのような評判があるのか気になるところです。良い口コミと悪い口コミをどちらも紹介していきます。

良い口コミ

SBI証券に対して、肯定的な口コミは以下の通りです。

株の売買がしやすい。株の売買のための情報が見やすい、使いやすい。IPOの取り扱いが多い(60代以上/男性)

(引用元:オリコン顧客満足度ランキング)

ネット証券No.1になって安心感がある。取引手数料が安い。SBIネット銀行と連携(ハイブリッド口座など)していて使いやすい。キャンペーンが豊富(30代/男性)

(引用元:オリコン顧客満足度ランキング)

以前から投資に興味はありましたが、全くの素人だったのでいきなり株式投資するには勇気がなく、リスクの少ない投資信託から始めてみようと思いました。そこでネット証券をいくつか調べ、その中で一番取り扱っている商品が多く、売買手数料も比較的安く済むSBI証券を選んでみました。ついでに言うと、私はSBIネット銀行に口座を持っていたので、証券口座への入出金が楽にできることもここを選んだ理由の1つです。実際に申し込んでみて思ったことは、諸手続きも分かりやすく、セキュリティー対策もしっかりしているので安心できたことです。毎月3,000円ずつの積立型投資信託を始めて1年以上経ちますが、マイナスとプラスを行ったり来たりしながらも順調に資産形成はできていると思います。ただ貯金しているよりはずっと資産は増えています。投資信託に慣れたら、株式投資もやってみたいです。

(引用元:みん評)

これらを含む口コミで多かったのは、以下のようなメリットです。

  • 取引手数料が安い
  • ネット証券No.1で評判がよく信頼できる
  • 取引がしやすい
  • 投資初心者でも始めやすい

業界最安水準の手数料やスマホアプリ、各種システムで取引のしやすさを重視している点がメリットと感じる方が多いようです。

悪い口コミ

SBI証券に対して、否定的な口コミは以下の通りです。

PC持ってなくてスマホでの利用ですが、スマホ対応画面と言うのが有りますがとにかく画面遷移複雑、字が小さくなったり戻るボタン不明なページあったり、とにかく使用するのが苦痛です。スマホでしか利用しない方は辞めた方が良いです。

(引用元:価格.com)

ネット証券の最大手なので投資を始めるならとりあえず口座を作るべきですが、結構使いづらいです(主にホームページの体裁・仕様。作りが全体的に10年前のホームページっぽいです。)。せっかくの提供商品数・手数料の強みが、簡単に改善できる細かい点で台無しになっている気がします。また手続きが全体的に遅いです。Webでの手続ならともかく、書類の郵送が必要になる場面がいくつかありますが、「1週間程度」かかるとされていれば大概1週間を少し超えます。都内在住でこれだから地方の方はどうされているのか…。更に審査や向こうの手続も、大したことをするわけでもないのに、時間がかかります。

(引用元:価格.com)

金融商品が多過ぎること。ある程度の知識がなければ、膨大な商品の中からは選ぶことは難しく、結果として訳も分からずにダラダラと運用継続してしまう。

(引用元:オリコン顧客満足度ランキング)

ネットから口座開設を申し込んだ。免許証は表面・裏面とそれぞれアップロードできるのに、通知カードは表面しかアップロードできない仕様になっていた。裏面に変更事項が記載されているため、ネット上で手続きが完結できず、後日書類を送ることになってしまった。非常に不便で、時間がかかったことによりすぐに始めたかった取引ができず、残念な思いをした。他の証券会社はネット申し込みですぐに口座開設できたので、改善してほしい。

(引用元:みん評)

主に批判が多かったのは、次のような点です。

  • スマホアプリやサイトの画面が見づらい
  • 口座開設など手続きに時間がかかる、面倒な部分がある
  • 取扱商品数が多いので、選ぶのが難しい

取り扱っている金融商品やサービスの種類が多様なため、サイトの印象が複雑に感じてしまう方もいました。また人気が高く新規口座開設をする人が多いからか手続きに時間がかかったことをデメリットと感じている方もいるようです。

SBI証券のNISAはどんな人におすすめなのか

SBI証券でNISAを始めるのがおすすめなのはどんな人なのかについてまとめてみました。

  • 手数料を少しでも抑えたい人
  • さまざまな金融商品を取引したい人
  • IPOに挑戦してみたい人
  • 効率的にポイントをためたい人
  • ポイント投資で複利効果も狙いたい人

それぞれについて、詳しく解説します。

手数料を少しでも抑えたい人

業界最安水準の手数料で取引ができるSBI証券は、日々の運用コストを最小限に抑えたい人におすすめです。手数料を抑えてその分の資金を投資に回しても良いかもしれません。

さまざまな金融商品を取引したい人

SBI証券は、国内株や外国株、海外ETF、2,700本程度の投資信託を扱っています。金融商品の種類や銘柄が豊富なため、自分の投資スタイルに合った商品を見つけたい人だけでなく、さまざまな投資ジャンルに挑戦してみたい人にも向いているでしょう。

「種類や銘柄が多くて何を選べば良いか分からない」「ゆっくり選んでいる暇がない」という人でも心強いツールがあります。スマホアプリの「かんたん積立」や「テーマキラー!」を活用すれば、投資スタイルの見つけ方や銘柄選びをサポートしてくれるため、初心者や多忙な人でも安心です。

IPO(新規上場株)に挑戦してみたい人

成長が期待できる企業の株式を購入し将来的な投資ができるIPO(新規上場株)に挑戦してみたい人も多いのではないでしょうか。SBI証券は、ネット証券の中で最多のIPO取扱実績数を誇っています。1999年からの合計取扱数は1,333社(2022年5月27日時点)で、2021年は122社でした。IPOをNISAの対象外としている証券会社もありますが、SBI証券では対応しています。

IPOは、人気が高いため購入したくても「抽選に当たらない」という声も少なくありません。SBI証券の「IPOチャレンジポイント」を活用すれば抽選に外れてもポイントが貯まり次回以降の当選確率を上げることが期待できます。

効率的にポイントをためたい人

SBI証券は、PontaポイントやTポイントなどのポイントをためることができます。普段から買い物などでポイントをためている人にとっては、うれしいサービスです。また、自己資金を使うことにハードルを感じる投資初心者でも「ポイント投資」なら抵抗が少ないため、最初のスタートが切りやすいかもしれません。

ポイント投資で複利効果も狙いたい人

SBI証券では、Pontaポイントなどためたポイントを使って投資が可能です。投資や日常の買い物などでためたポイントをさらに投資に回すことで、さらに利益を狙うことができます。

ポイント投資に限らず資産運用では「複利効果」という恩恵を受けることができます。複利効果とは、リターンを再投資することで資産が増えるスピードが加速することを指します。

SBI証券のお得なキャンペーン・プログラム

2022年7月現在、SBI証券では複数のキャンペーンを実施しています。

最大10万円が当たる!SBI・iシェアーズ“まるっと米国”積立キャンペーン

NISA対象のファンド「SBI・iシェアーズ・米国バランス(2資産均等型)愛称:まるっと米国」を期間中に積立買付を行い、条件を満たすと抽選で105名に現金最大10万円が当たります。

※2022年7月31日まで

夏に使える便利なグッズが500名様に当たる!

SBI証券の口座を持っていない人でも誰でも参加できる企画もあります。三菱UFJ国際投信の「MAXIS」シリーズに関するクイズに回答し、正解すると抽選で500名にハンディファンや保冷バッグなど夏に使える便利グッズが当たります。

※2022年7月29日まで

【ODX接続開始記念】フォロー&リツイートで1,010名様に選べるデジタルギフトが当たる!

2022年6月27日からSOR注文の取次ぎ先「大阪デジタルエクスチェンジPTS」との接続が新たに始まったことを記念したキャンペーンです。SBI証券公式Twitterアカウントをフォロー・リツイートのいずれも行うことで1,010名に「えらべるPay」500円分が当たります。

※2022年7月29日まで

SBI証券のサービスやメリットを知って、NISAをスタート

SBI証券のNISAのサービス内容や他のネット証券との比較、口コミなどについて解説してきました。新たにNISA口座を開設したり投資を始めたりするときには、不安や悩みはつきものです。ご自身に向いている点やメリット・デメリットをよく知ることが充実したNISAの利用につながるのではないでしょうか。