SBI証券のおすすめETF8選 注目のサービスやポイントも紹介

大手ネット証券のSBI証券は、多くのETF(上場投資信託)を取り扱っていることで知られています。ラインナップの豊富さは大きな魅力ですが、銘柄数が多いために迷ってしまう人もいるでしょう。

そこで本記事では、SBI証券で買えるおすすめのETFを紹介します。投資を始める際のポイントも紹介しますので、ETFに興味がある方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. ETF(上場投資信託)とは
  2. SBI証券のETFの概要
  3. SBI証券でETFを始める際のポイント5選
  4. SBI証券で買えるおすすめの国内ETF3選
  5. SBI証券で買えるおすすめの海外ETF5選
  6. SBI ETFセレクションとは
  7. ETFは1銘柄で分散投資ができる商品


ETF(上場投資信託)とは

ETF(Exchange Traded Fund)とは、証券取引所に上場されている投資信託のことです。日本では「上場投資信託」と呼ばれており、一般的な投資信託とは以下の点が異なります。

主な違いETF(上場投資信託)一般の投資信託
販売元証券会社のみ銀行や証券会社
上場×
取引価格市場の時価基準価額
取引のタイミング証券取引所の立会時間1日1回のみ
保有中の利益分配金分配金
信用取引×
主なコスト取引手数料、経費率など信託報酬、信託財産留保額など

ETFはリアルタイムで取引できるため、一般の投資信託よりも株式に近い金融商品といえるでしょう。購入時と売却時に取引手数料がかかりますが、信託報酬のような保有コストはかかりません。

SBI証券のETFの概要

ここからは、SBI証券のETFの概要や特徴を見ていきましょう。

項目国内ETF 海外ETF
銘柄数296銘柄
(※ETNを含む)
375銘柄
注文窓口・PCサイト
・モバイル端末
・コールセンター
・PCサイト
特定口座
NISA口座○(※つみたてNISAは対象外)
手数料国内株と同様米国:約定代金×0.495%
中国:約定代金×0.286%
韓国:約定代金×0.99%
シンガポール:約定代金×1.1%
取引単位国内株と同様米国:1口以上1口単位
中国:銘柄ごとの売買単位
韓国:1口以上1口単位
シンガポール:100口以上100口単位

SBI証券の国内ETFの取扱区分は「国内株(現物・信用)」です。そのため、制限値幅や注文単位、課税方式は国内株と同じであり、特定口座やNISA口座からの購入もできます。

一方で、海外ETFは米国・中国・韓国・シンガポールの4ヵ国のものが取り扱われており、国によってサービスの仕組みが異なります。

専門家コメント
ETFのメリットは、5つ。(1)投資判断不要(2)相場が荒れても取り崩しの不安なし(3)分配金 があるので出口戦略不要(4)米国ETFなら種類が豊富(5)米国ETFなら純資産総額が大きく安心。

詳しく解説します。個別株は、投資判断を要しますし、どう取り崩すのか決める必要があります。投資信託は、投資判断は必要ありませんが、同じくどう取り崩すのか決める必要があります。老後、判断能力が鈍ってから、投資判断をすることも、正確に取り崩しの計算することも困難です。投資信託で自動取り崩しサービスを使うとしても、試算のうえで設定が必要です。

また、株価暴落時に、手動・自動を問わず、平常心で売却できるでしょうか? ETFであれば 、分配金を生活費に充てれば取り崩し不安はなく、投資判断も不要、出口戦略に迷うことがありません。米国ETFであれば、投資信託では取扱いのない指数が多くあり、純資産総額が日本円にして数兆~数兆円と桁違いです(日本の投資信託は規模が大きくても2兆円に満たない)。

国内ETF

SBI証券のおすすめETF8選 注目のサービスやポイントも紹介

SBI証券の国内ETFの特徴
・一部銘柄の現物取引手数料が0円
・全銘柄の信用取引手数料が0円
・主要運用会社の商品を取り扱っている

SBI証券の国内ETFには、手数料を抑えやすいというメリットがあります。特に信用取引は全銘柄の手数料が0円であり、現物取引についても100以上の銘柄で手数料が無料になります(※2022年4月時点)。

運用会社にこだわって取扱銘柄をピックアップしている点も、SBI証券ならではの魅力です。例えば、世界シェアでNo.1を誇る「BlackRock」や、国内ETFシェアNo.1の「野村アセットマネジメント」などの銘柄を取り扱っています。

海外ETF

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SBI証券の海外ETFの特徴
・定期買付サービスや貸株サービスがある
・ロボアドバイザーが用意されている
・米国ETFの最低手数料が0ドル

SBI証券の海外ETFでは、購入時期や金額を指定できる「定期買付サービス」や、銘柄を貸すことで利息を受け取れる「貸株サービス」が用意されています。

米国ETFは銘柄が充実しており、約定代金によっては手数料がかかりません。つみたてNISAは対象外ですが、一般NISAやジュニアNISAの対象銘柄も多く取り扱っています。

SBI証券でETFを始める際のポイント5選

SBI証券のおすすめETF8選 注目のサービスやポイントも紹介

SBI証券でETFを始める際は、以下のポイントを意識するとよいでしょう。

①銘柄のラインナップが豊富
②手数料が業界最安水準
③取引金額に応じてポイントがたまる
④定期買付サービスを利用できる
⑤NISAでETFを購入できる

各ポイントについて、詳しく解説します。

専門家コメント
東証ETFは、個別株同様に、アクティブプランを使うことで、1日100万円以内の売買であれば、取引手数料が無料です。米国ETFは、次の10銘柄であれば買付手数料が無料です。全世界株式(VT)、全米株式(VTI)、S&P500 (VOO)、インド株収益ファンド(EPI)、ナスダック100(QQQ)、S&P500 高配当(SPYD)、情報技術セクター(VGT)、米国債券(AGG)、米国リート(IYR)、ゴールドミニ(GLDM)、と主要ETFが揃っています。

①銘柄のラインナップが豊富

SBI証券のETFは、国内・海外ともに銘柄のラインナップが豊富です。投資対象の資産や地域、ベンチマーク(※)の種類が多いため、投資の目的やスタイルに合った銘柄を選べます。

(※)運用の目標や基準となる株価指数のこと。国内では日経平均株価やTOPIXが有名。

SBI証券のETF
対象資産・株
・債券
・コモディティ
投資地域・日本
・米国
・中国
・シンガポール
・その他の先進国
・新興国
業種・バイオヘルスケア医薬品
・エネルギー
・テクノロジー
・金融
・一般消費財 など
ベンチマーク・日経平均株価
・TOPIX
・ダウ工業株平均
・S&P500 など

全体としては先進国の銘柄が多く、特に米国ETFではバイオヘルスケア医薬品やエネルギーなど、幅広い業種の関連銘柄を取り扱っています。

②手数料が業界最安水準

手数料が業界最安水準である点も、SBI証券でETFを始めるメリットです。例えば国内ETFでは、従量制・定額制(※)の2つのプランが用意されています。

(※)従量制は1注文ごとに手数料が決まるプラン、定額制は1日の約定代金で手数料が決まるプラン。

国内ETFの現物取引手数料
約定代金スタンダードプラン
(従量制)
アクティブプラン
(定額制)
5万円まで55円0円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円
150万円まで640円1,238円
200万円まで1,013円
300万円まで1,691円
3,000万円まで100万円ごとに295円
3,000万円超1,070円
(※上記はいずれも税込)

アクティブプランは、1日の約定代金が100万円を超えない限り手数料が無料になるので、積極的に活用するとよいでしょう。

-米国ETFの一部は手数料が無料

SBI証券の米国ETFのうち、特に人気が高い10銘柄については購入手数料が無料になっています。

購入手数料が無料の米国ETF
・バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
・バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
・バンガード S&P 500 ETF(VOO)
・ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
・SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM)
・インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)
・SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
・iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)
・バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT)
・iシェアーズ 米国不動産 ETF(IYR)

(※カッコ内はシンボル名)


人気銘柄を低コストで取引できるのは、多くの投資家にとってうれしいポイントでしょう。ただし、不定期で対象銘柄の入れ替えが行われるので、取引コストを抑えたい人は常に最新情報をチェックしておきましょう。

口コミ
私は米国株(個別株やETF)にも挑戦しています。SBI証券は国内ネット証券のなかでは、取り扱い銘柄数は豊富で、手数料も安く、スマホアプリもあり、米国ETF投資に向いた証券会社です。他の証券口座、海外の証券会社も選択肢にありましたが、税金の管理なども含めて国内最大手のSBIにしました。

③取引金額に応じてポイントがたまる

SBI証券の国内ETFは国内株と同様に扱われるため、以下のポイントサービスの対象に含まれます。国内ETFのポイントサービスは以下の通りです。

国内株の購入:「月間合計手数料×1.1%」のポイントを受け取れる。
国内株の入庫:他社からの移管入庫1回につき、100ポイントを受け取れる。

上記サービスで受け取るポイントは、PontaポイントとTポイント、dポイント、Vポイントから選べます。ただし、現物取引ではスタンダードプランのみが対象なので、ポイント狙いの人は事前に加入プランを確認しておきましょう。

④定期買付サービスを利用できる

SBI証券の米国ETFでは、設定した内容で自動的に購入が行われる「定期買付サービス」を利用できます。このサービスは「対象銘柄・購入口数・買付のタイミング」の事前設定だけで利用できるため、普段忙しい人でも手間なく米国ETFを購入できます。

ボーナス月の購入口数を増やしたり、NISA口座と併用できたりする点も大きなメリットです。注文方法は成行のみですが、このサービスを利用するだけで投資の幅は大きく広がるでしょう。

⑤NISAでETFを購入できる

SBI証券のETFは、NISA口座(※)からでも購入できます。その中でも米国ETFの定期買付では、NISAの非課税投資枠を活かせる以下のサービスが用意されています。

(※)1年間に付与される非課税投資枠の範囲内で、譲渡益や配当金、分配金が非課税になる制度。

サービス名概要
NISA枠ぎりぎり注文定期買付の設定金額を、NISAの非課税投資枠まで自動的に引き下げてくれるサービス。
課税枠シフト注文NISAの非課税投資枠より設定金額のほうが大きい場合に、以下の流れで注文が行われるサービス。
【1】非課税投資枠の範囲内で発注する
【2】残った設定金額の範囲内で、課税口座から発注する

NISAは節税と資産運用を両立できるお得な制度なので、これを機に利用を検討するとよいでしょう。

SBI証券で買えるおすすめの国内ETF3選

ETFにはさまざまな銘柄があるため、投資先に悩むこともあるでしょう。そのような人に向けて、ここではSBI証券で買えるおすすめの国内ETFを3つ紹介します。

①(NEXT FUNDS)日経225連動型上場投信

銘柄名(NEXT FUNDS)日経225連動型上場投信
愛称NF・日経225 ETF
運用会社野村アセットマネジメント
主な投資先日経平均株価の採用銘柄
基準価額(10口)28万4,957円
純資産額7兆7,168億7,800万円
トータルリターン1年:-6.73%
3年:9.26%
5年:7.50%
おすすめポイント・日本国内の大企業にバランス良く投資できる
・20年以上の運用実績がある
・配当金が安定して支払われている
※2022年7月時点

国内の大企業で構成される、「日経平均株価(日経225)」をベンチマークとするファンドです。2001年の設定以来、パフォーマンスが安定しており、直近10年のトータルリターン(※)は10%を超えています。

(※)配当金を再投資した場合に得られる、総合的な利益のこと。

配当金も安定的に支払われており、2022年7月時点の配当利回りは1.74%です。

②(NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信

銘柄名(NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信
愛称NF・TOPIX ETF
運用会社野村アセットマネジメント
主な投資先TOPIXの採用銘柄
基準価額(100口)20万940円
純資産額16兆3,352億2,900万円
トータルリターン1年:-1.50%
3年:8.88%
5年:5.32%
おすすめポイント・国内の大企業に分散投資できる
・20年以上の運用実績がある
・2012年以降、少しずつ配当金が増えている
※2022年7月時点

東京証券取引所の上場銘柄で構成される、「TOPIX(東証株価指数)」をベンチマークとするファンドです。国内の大企業に絞って分散投資ができるため、リスクを抑えながら安定したパフォーマンスを期待できます。

2001年に設定された実績のあるファンドであり、直近10年のトータルリターンは11.57%を記録しています。配当金を支払いながら順調に基準価額や純資産額を伸ばしているため、中長期での運用を考えたいファンドです。

③純金上場信託(現物国内保管型)

銘柄名純金上場信託(現物国内保管型)
愛称金の果実
運用会社三菱UFJ信託銀行
主な投資先
基準価額(1口)7,192.5円
純資産額1,784億1,100万円
トータルリターン1年:17.96%
3年:14.90%
5年:10.45%
おすすめポイント・金地金(きんじがね)と交換できる
・直近数年のトータルリターンが高い
・紛争などの有事に強い
※2022年7月時点

一定の口数を保有している場合に、本物の「金地金」と交換できるファンドです。交換時に手数料がかかりますが、コツコツと積み立てれば実物の金を受け取れます。

金は紛争などの有事に強い資産であり、近年はウクライナ危機などの影響で高いトータルリターンを記録しています。貴金属ETFとしては唯一、日本国内に貴金属が保管されているファンドなので、安心して長期積立ができるでしょう。

SBI証券で買えるおすすめの海外ETF5選

次に、SBI証券で買えるおすすめの海外ETFを紹介します。国内ETFとの違いに注目しながら、1つずつチェックしていきましょう。

①バンガード・米国高配当株式ETF

銘柄名バンガード・米国高配当株式ETF
ティッカー(シンボル)VYM
運用会社ザ・バンガード・グループ・インク
主な投資先高配当米国株
株価(終値)101.7米ドル
純資産額44.595十億米ドル
トータルリターン1年:0.05%
3年:8.62%
5年:8.80%
おすすめポイント・四半期ごとに配当金を受け取れる
・中長期の運用に向いている
・直近10年までのトータルリターンが安定している
※2022年6月時点

2006年に設定された、四半期ごとに配当金を受け取れるファンドです。米国の高配当銘柄で構成される、「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」との連動を目指しています。

安定したインカムゲインを期待できるため、中長期の投資先として最適です。規模を表す純資産額はやや少なめですが、直近1年・3年・5年・10年のトータルリターンはいずれもプラスです。

②バンガード・S&P 500 ETF

銘柄名バンガード・S&P 500 ETF
ティッカー(シンボル)VOO
運用会社ザ・バンガード・グループ・インク
主な投資先S&P500の構成銘柄(米国株)
株価(終値)346.88米ドル
純資産額247.216十億米ドル
トータルリターン1年:-10.59%
3年:10.60%
5年:11.28%
おすすめポイント・米国の代表的な500社にまとめて投資できる
・あらゆる業種に分散投資できる
・保有コストが安い(年間0.03%)
※2022年6月時点

米国の代表的な株価指数である「S&P500」との連動を目指すファンドです。S&P500は多くの機関投資家から注目されており、日本でも有名な株価指数です。

このファンドは米国を代表する500社にまとめて投資できるため、業種・業界を分散することができます。また、米国ETFの中では管理報酬が安く、保有コストは年間0.03%しかかかりません。

③SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF

銘柄名SPDR ポートフォリオ S&P 500 高配当株式 ETF
ティッカー(シンボル)SPYD
運用会社SSGA ファンズ・マネジメント・インク
主な投資先S&P500の構成銘柄(米国株)
株価(終値)39.91米ドル
純資産額7.881十億米ドル
トータルリターン1年:3.46%
3年:6.73%
5年:7.56%
おすすめポイント・高配当の米国株に絞って投資できる
・四半期ごとに配当金を受け取れる
・直近数年のトータルリターンが安定している
※2022年6月時点

こちらも、S&P500の構成銘柄に投資するファンドです。投資先が高配当銘柄に限定されているため、毎年安定したインカムゲインを期待できます(年4回)。

直近数年のトータルリターンがプラスで推移している点も、人気や評価につながっているポイントでしょう。2022年6月に米国株市場は下落しましたが、その中でも本ファンドは安定したパフォーマンスを見せています。

④バンガード・トータル・ストック・マーケットETF

銘柄名バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
ティッカー(シンボル)VTI
運用会社ザ・バンガード・グループ・インク
主な投資先米国株
株価(終値)188.62米ドル
純資産額247.863十億米ドル
トータルリターン1年:-14.17%
3年:9.63%
5年:10.53%
おすすめポイント・米国の株式市場全体に投資できる
・投資先の業種や規模を分散できる
・保有コストが安い(年間0.03%)
※2022年6月時点

米国の約4,000銘柄で構成される「CRSP USトータル・マーケット・インデックス」をベンチマークとするファンドで、米国株全体に投資できます。

直近1年のトータルリターンはマイナスですが、ポートフォリオが偏っているわけではありません。小型株から大型株まで、またあらゆる業種が含まれているので、分散投資でリスクを抑えたい人におすすめです。

⑤インベスコ QQQ 信託シリーズ

銘柄名インベスコ QQQ 信託シリーズ
ティッカー(シンボル)QQQ
運用会社インベスコ Ltd.
主な投資先ナスダック100指数の構成銘柄(米国株)
株価(終値)280.28米ドル
純資産額154.249十億米ドル
トータルリターン1年:-20.48%
3年:15.23%
5年:16.12%
おすすめポイント・運用実績が20年以上
・世界的なIT企業やバイオテクノロジー企業に投資できる
・四半期ごとに配当金を受け取れる
※2022年6月時点

1999年に設定された、米国ETFとしては歴史のあるファンドです。2022年はややパフォーマンスを落としていますが、5年単位や10年単位で見ると緩やかに成長しています。

本ファンドのベンチマークである「ナスダック100指数」は、アップルなど世界的なIT企業を含む株価指数です。管理報酬はやや高めですが(年0.20%)、配当金は四半期ごとに支払われます。

SBI ETFセレクションとは

「SBI ETFセレクション」は、2022年4月に開始された新しいプログラムです。SBI証券の投資情報部が米国ETFに関する情報を丁寧にまとめているサービスなので、初心者の情報収集や銘柄選びに役立ちます。

ここからは、SBI ETFセレクションを利用する2つのメリットを紹介します。

全銘柄の購入手数料が0円

SBI ETFセレクションの銘柄は、購入手数料が全て0円です。通常の米国ETFでは「約定代金×0.495%」の手数料がかかるため、SBI ETFセレクションから投資先を選ぶだけで、取引コストを大きく抑えられます。

ただし、対象銘柄は不定期で入れ替わるので、常に最新の情報をチェックしておきましょう。

人気の米国ETFを厳選

SBI ETFセレクションでは、人気の米国ETFから長期投資に向く銘柄がバランス良くピックアップされています。参考として、2022年7月時点で選ばれている10銘柄を紹介しましょう。

2022年7月時点の厳選ファンド(10銘柄)
・バンガード トータル ワールド ストックETF
・バンガード トータルストックマーケットETF
・バンガード S&P 500 ETF
・インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF
・SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
・バンガード 米国情報技術セクター ETF
・ウィズダムツリー インド株収益ファンド
・iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF
・SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト
・iシェアーズ 米国不動産 ETF

人気の米国株はもちろん、新興国株や貴金属、債券などに投資するファンドもあるので、SBI ETFセレクションの銘柄を組み合わせるだけでも分散投資ができます。

ETFは1銘柄で分散投資ができる商品

ETFは1銘柄で分散投資ができるため、初心者向きの商品といえます。SBI証券はお得で便利なサービスを展開しているので、これを機に国内ETF・海外ETFへの投資を検討するとよいでしょう。