30代女性におすすめのクレジットカード
(画像=THANANIT/stock.adobe.com)

クレジットカードは買い物などの支払いだけではなく、海外旅行保険などのオプションサービスを付帯できすが、近年は「がん保険」に無料で加入できるものも登場しています。「まだがんを考える年齢じゃない」と思うかもしれませんが、女性は20代後半からがんの罹患が急増し、30代罹患者の8割は女性が占めています。

まずは、女性の年齢ごとにがんの罹患者数を確認し、自分も同じようにがんに罹患する可能性が低くないことを確かめましょう。その後、無料でがん保険に加入できるクレジットカード付帯の「フリー・ケア・プログラム」について解説します。

目次

  1. 30代は女性特有のがんの罹患者が増え始める
  2. 実質無料のがん保険フリーケア・プログラム
  3. おすすめのクレジットカード
  4. クレジットカードの滞納には注意
  5. クレジットカード会社からのメールを見逃さないようにしよう


30代は女性特有のがんの罹患者が増え始める

国立がん研究センターによると、日本人の2人に1人はがんにかかるというデータが出ています。一般的に、がんは高齢になるほど発症する可能性が高まりますが、女性特有のがんの発症は若年化傾向にあり、20代、30代の罹患者のうち、8割は女性が占めていると言われています。

国立がん研究センター(東京都中央区)と国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が2019年に発表した報告書によると、2016〜2017年の全国のがん罹患数(0〜39歳、6万2,301例)のうち、30〜34歳(27%)、と35〜39歳(43%)が75%を占め、さらに、その8割が女性となっています。

院内がん登録 小児・AYA世代がん集計 について
(引用:国立がん研究センター「院内がん登録 小児・AYA世代がん集計 について」)

女性特有のがんには、以下のものがあります。

・乳がん
・子宮体がん
・子宮頸がん
・卵巣がん
・腟がん
・外陰がん
・子宮肉腫

このうち、最も罹患率が高いのは乳がんで、次いで子宮体がん、卵巣がん、子宮頸がんの順となります。また、一般のがんを含めて比べても、乳房や子宮という女性特有のがんが多くなっています。

実質無料のがん保険フリーケア・プログラム

フリーケア・プログラムとは、スイスの保険大手のチューリッヒ保険会社が展開している、医療保険サービスの名前です。

チューリッヒでは、多くのクレジットカード会社や銀行と提携し、その提携先の顧客に無料で保険商品を提供しています。顧客は保険料の負担なく、交通事故やがん保険といった保険サービスを選択して受けることができます。

厳密にいうと保険料は無料ではなく、クレジットカード会社がチューリッヒと団体契約を結び、顧客に代わって保険料を支払う仕組みとなっています。申し込みは提携先のクレジットカードを作成するなどして、提携企業を通じてのみ可能となります。

がん保険よりも、フリーケア・プログラムのほうが安くてお得だと考えて、保険への加入を目指してクレジットカードを作る人もいます。

フリーケアプログラムの注意点

無料の保険なので、保険金額は限定的です。加入のタイミングや提携先によって内容は異なりますが、例えば、がん診断一時金として3万円を受け取れるといった内容になります。有料の追加補償プランに申し込むことはできます。

また、無料期間には限りがあります。期限が切れたからといって自動的に有料期間に切り替わることはありません。

提携先一覧

チューリッヒが提携するクレジットカード会社の一例は次の通りです(提携先は随時変更の可能性があります)。なお、保険のサービス内容に関する問い合わせは、チューリッヒの窓口で行えます。

・JCB
・アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
・エポスカード
・クレディセゾン
・三井住友カード
・三菱UFJ銀行 三菱UFJニコス
・ライフカード
・楽天カード
・りそなカード
・JALカード
・オリエントコーポレーション
・イオンクレジットサービス

フリーケアプログラムに加入したい場合は、上記のクレジットカードの中から選びましょう。

加入方法

上記の提携企業からダイレクトメールや郵送などで届いた案内文から申し込みができます。そのため、クレジットカードを作ったからといっても、すぐに加入できるわけではありません。

おすすめのクレジットカード

ここでは、おすすめのフリーケアプログラムに加入できるクレジットカードを2つ紹介します。

JC B一般カード

<基本情報>
年会費:無料(初年度のみ)※翌年以降は条件クリアで年会費無料
ポイント還元率:0.5%~5.0%
ポイント:Oki Dokiポイント

JCB一般カードはセブンイレブンやAmazonの利用でポイント3倍、スターバックスの利用で最大ポイント10倍となります。また、Oki DokiポイントはnanacoポイントやANAマイレージクラブのマイルなどと交換することもできます。

ライフカード

<基本情報>
年会費:無料
ポイント還元率:1000円につき、1.0ポイント
ポイント:LIFEサンクスポイント

初年度はポイントが通常よりも1.5倍たまります。また、誕生月に利用すると還元率が通常よりも3倍になります。また、LIFEサンクスポイントは楽天ポイントなどと交換することもできます。

クレジットカードの滞納には注意

口座の残高不足によってクレジットカードの支払いを滞納すると、カードが利用できなくなり、遅延料金が発生し、個人信用情報機関に情報が登録される可能性があります。クレジットカードの滞納は信用情報に直結することを覚えておきましょう。

クレジットカード会社からのメールを見逃さないようにしよう

フリーケアプログラムは、多くのクレジットカード会社と提携していますが、ホームページから申し込むことができるような一般向けに販売されているのではなく、提携先のクレジットカード保有者に案内が届きます。ダイレクトメッセージで案内状が届いて初めて申し込みができるので、見逃さないようにしましょう。