
投資に慣れていない人にとって、証券会社が行っている投資信託などのクレカ積立は便利なサービスです。商品を定期的に購入する自動積立だけではなく、取引金額に応じたポイントも受け取れるため、いつもポイントをためている人にもぴったりでしょう。
本記事では大手ネット証券を中心に、証券会社のクレカ積立サービスについて紹介します。
クレカ積立できる証券会社5選
クレカ積立サービスは、証券会社によって対象商品やポイント還元率、積立可能額などが異なります。利用できるクレジットカードにも違いがあるので、各社の特徴をしっかり押さえましょう。
実際にどのようなサービスがあるのか、以下で詳しく説明します。
(1)SBI証券
証券会社名 | SBI証券 |
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ポイント還元率 | 0.1~3.0% (※クレジットカードによって異なる) |
対象のクレジットカード | ・三井住友カード ・東急カード ・タカシマヤカード ・新生アプラスカード |
対象の商品数 | 2,664本 |
毎月の積立可能額 | 100円~50,000円まで |
ポイントの種類 | Pontaポイント、Tポイント、dポイント、Vポイント、東急ポイント、タカシマヤポイント、アプラスポイント |
特徴 | ・業界トップクラスの商品ラインナップ ・ポイントの種類が豊富 |
SBI証券のクレカ積立は、毎月100円~50,000円の範囲でさまざまな投資信託を積み立てられます。2022年10月現在では7種類のポイントに対応しており、NISA口座からの積立もできるため(※)、お得にクレカ積立を始めたい人にぴったりでしょう。
(※)つみたてNISAでは毎月33,333円が上限金額。
(2)auカブコム証券
証券会社名 | auカブコム証券 |
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ポイント還元率 | 1.0% |
対象のクレジットカード | au PAYカード |
対象の商品数 | 1,604本 |
毎月の積立可能額 | 100円~50,000円まで |
ポイントの種類 | Pontaポイント |
特徴 | ・Pontaポイントで投資信託を購入できる ・投資信託を信用、先物・オプション、FX取引の担保にできる |
auカブコム証券のクレカ積立では、購入代金の1%にあたるPontaポイントや、投資信託の月間平均保有額に応じたポイントを毎月受け取れます。また、投資信託のポイント投資(※)も利用できるため、Pontaポイントユーザーにとっては使い勝手の良いネット証券といえます。
(※)保有しているポイントをつかって投資ができるサービス。
(3)マネックス証券
証券会社名 | マネックス証券 |
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ポイント還元率 | 1.1% |
対象のクレジットカード | マネックスカード |
対象の商品数 | 1,228本 |
毎月の積立可能額 | 1,000円~50,000円まで |
ポイントの種類 | マネックスポイント |
特徴 | ・ポイントを手数料に充当できる ・毎月5回まで即時出金が実質無料 |
マネックス証券では年会費無料のマネックスカードを使って、毎月1,000円から投資信託を積み立てられます。また、即時出金では毎月5回まで全額キャッシュバックを受けられます(※通常時は税込330円)。
(4)tsumiki証券
証券会社名 | tsumiki証券 |
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ポイント還元率 | 0.1~0.5% (※積立年数に応じて変動) |
対象のクレジットカード | エポスカード |
対象の商品数 | 5本 |
毎月の積立可能額 | 100円~50,000円まで |
ポイントの種類 | エポスポイント |
特徴 | ・厳選した5本のファンドから選べる ・つみたてNISAにも対応 |
tsumiki証券は、ファッションビルなどを展開する「丸井グループ」が運営しているネット証券です。投資初心者向けのサービスを充実させており、クレカ積立では積立年数に応じて最大0.5%のポイントを受け取れます。
対象の商品数は少なめですが、分散型や成長型のファンドが厳選されています。
(5)楽天証券
証券会社名 | 楽天証券 |
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ポイント還元率 | 0.2~1.0% (※ファンドの代行手数料によって変動) |
対象のクレジットカード | 楽天カード(提携カードを含む) |
対象の商品数 | 2,514本 |
毎月の積立可能額 | 100円~50,000円まで |
ポイントの種類 | 楽天ポイント |
特徴 | ・業界トップクラスの商品ラインナップ ・楽天ポイントでも投資信託などを購入できる |
楽天証券のクレカ積立は商品ラインナップが充実しており、2022年10月時点では2,500本以上から投資商品を選べます。未成年口座とジュニアNISAは対象外ですが、一般NISAやつみたてNISAでもクレカ積立が利用できるため、節税をしながら資産運用に取り組めます。
クレカ積立は複数の証券会社を使おう
クレカ積立にはさまざまなサービスがありますが、いずれの証券会社でも上限金額が決められています。特につみたてNISAを利用する場合は、原則として毎月33,333円までしか積み立てられません。さらに多くの金額をクレカ積立したい人は、複数の証券会社を使うことも考えましょう。