「旦那の年収が上がらない主婦」の4つの節約術
(画像=Nana_studio/stock.adobe.com)

エネルギー価格が高騰した影響で、2021年からは電気代・ガス代が値上がりしています。電気・ガスは日常生活に不可欠なので、家計へのダメージを実感している人も多いでしょう。

このような時代だからこそ、支出を減らす節約術を学びきちんと実践したいものです。本記事では、一般家庭が取り組みやすい節約術をまとめたので、「旦那の年収が上がらない」と悩んでいる人はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 収入が増えないなら支出を減らそう
  2. 支出を減らす視点:固定費の見直し
  3. 支出を減らす視点:変動費の節約
  4. 旦那の収入が上がるサポートをする
  5. 年収が上がらない家庭でも貯蓄は増やせる


収入が増えないなら支出を減らそう

世帯収入を増やすことが難しい場合は、支出の見直しを考えましょう。入ってくるお金は変わりませんが、支出減には収入アップと同じ効果があります。

例えば、電気代やガス代を毎月1万円減らすと、自由に使えるお金が年間12万円ほど増えます。この12万円には税金もかからないので、節約に取り組むと資産形成のスピードアップが図れます。

収入アップに比べると、節約は手軽に取り組めるものが多いので、これを機に家計の支出を見直してみましょう。

支出を減らす視点:固定費の見直し

支出の中でも固定費は、一度削減するとその効果がずっと続きます。具体的にどの部分を見直せば良いのか、ここからは節約効果が大きい2つの方法を紹介します。

節約術1.格安SIMに変更

格安SIMとは、通信料金が安いSIMカード(※)をつかうことで、毎月の携帯料金を大幅にカットできるサービスです。大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、携帯料金だけで毎月数千円の節約になります。

(※)携帯電話会社が発行する、契約者の情報や電話番号が記録されたICカードのこと。

携帯電話会社や時期によっては、ポイント還元などのお得なキャンペーンも用意されているので、まずは各社の公式サイトをチェックしてみましょう。

節約術2.コスパが良い住居に引っ越し

賃貸物件に住んでいる人は、コスパが高い住居への引っ越しも効果的です。引っ越しによって毎月の家賃が5,000円下がれば、それだけで年間6万円(5,000円×12ヵ月)を貯められます。

ただし、引っ越すにあたっては、退去費用や引っ越し代などのコストがかかります。敷金や礼金、クリーニング代など、契約時にかかる初期費用にも注意し事前にしっかりシミュレーションしてください。

支出を減らす視点:変動費の節約

固定費の節約ができたら、次は変動費を見直してみましょう。代表的な変動費である飲食代や娯楽費は、日常生活を見直すだけで大きな節約につながります。

節約術3.コンビニ利用を控えてみる

通勤時や仕事の合間などに、ついコンビニに立ち寄る人は多いはずです。コンビニは便利ですが、特に買いたいものがなくても飲み物や軽食を手に取ってしまいがちです。必要なとき以外の利用を控えましょう。

コンビニ利用を控えるコツとしては、金融機関のATMをつかう、公共料金を口座振替での支払いに変更するなど、コンビニ通う機会をなるべく減らすことです。また、日用品をネット通販やスーパーで購入しておくと、コンビニに行く目的を減らせるでしょう。

節約術4.飲み会を断捨離する

何となく参加している飲み会の断捨離も、優先して取り組みたいです。必要な飲み会はありますが、一度参加すると数千円の出費になることを忘れてはいけません。

また、飲み会はお金だけではなく、自由につかえる時間も減ってしまうイベントです。時間があれば収入を増やす選択肢(投資や副業など)もあるので、意義や目的のない飲み会は断りましょう。

旦那の収入が上がるサポートをする

生活費の見直しでお金が貯まらない場合は、世帯収入のアップを目指しましょう。旦那本人の努力が前提にはなりますが、パートナー側も収入アップのためにできるサポートがあります。

例えば、普段から旦那の話をしっかりと聞けば、仕事面のアドバイスができるかもしれません。また、相談を聞いてもらったことですっきりし、旦那のモチベーションが上がる可能性も考えられます。

その他にどのようなサポートがあるのか、以下でいくつか例を見ていきましょう。

<旦那の収入アップのためのサポート>
・晩御飯や弁当に入れる好物を増やす
・他人からの評価が上がるように、旦那の身だしなみを整える
・普段からポジティブや笑顔を意識し、家庭を明るくする
・「ありがとう」「お疲れ様」のように感謝の気持ちを伝える

直接的なサポートは難しいため、モチベーションアップを促すことがポイントです。旦那が気持ちよく働ける環境を整えれば、仕事で成功する可能性が高まるため、思わぬ昇進や昇給につながるかもしれません。主婦だからこそできるサポートもあるので、収入面を旦那だけに任せることは避けましょう。

年収が上がらない家庭でも貯蓄は増やせる

旦那の年収が上がらない家庭でも、支出を減らせば貯蓄に回せるお金を増やせます。「固定費」と「変動費」に分けて家計を見直し、大きな節約につながる支出を探してみましょう。それでもお金を貯めることが難しい場合は、旦那のモチベーションを高めるサポートにも取り組んでみてください。