「スマホ補償サービス」が付帯するクレカ5選
(画像=琢也栂/stock.adobe.com)

クレジットカードを選ぶ基準には、ポイント還元率や年会費の有無があります。この他にも付帯しているオプションにも注目したいところです。特に最近は、毎日の生活に欠かせない「スマホの補償サービス」がついているクレジットカードもあります。具体的にどのような内容なのか紹介します。

目次

  1. クレジットカードの「付帯保険」とは?
  2. 一般的なクレカの「スマホ保険」の内容
  3. スマホ保険がついてくるクレジットカード
  4. クレカのスマホ保険を賢く使おう


クレジットカードの「付帯保険」とは?

クレジットカードの付帯保険とは、カードを所持することで利用できる保険のことです。カード会社が保険会社と提携し、会員サービスとして無償で提供しています。

基本的に、カードを所持していれば、自分で加入しなくても補償を受けることができます。例えば、旅行中のけがや携行品の盗難に対する海外・国内旅行保険や、カードで購入した品物の破損を補償するショッピング保険などがあります。

最近は、こうした付帯保険の中に「スマホの補償サービス」も加えられるようになりました。現代人にとって手放せないツールであるスマホは、持ち歩く時間も多いだけに、うっかり落として画面が割れてしまうリスクや、水没で故障するリスクがあります。そして、破損した場合の修理代金も高額になりがちです。

こうしたとき、スマホ保険に入っていれば高額な支払いを避けることが可能です。ただし、原則としてクレカに付帯されている保険に加入するためには、自分で契約を済ませておく必要があります。

一般的なクレカの「スマホ保険」の内容

全てのクレカ付帯保険にスマホ保険が含まれているとは限りません。カードで購入した商品を補償するサービス「ショッピング保険」でスマホも補償されると思いきや、よく確認すると、スマホやパソコン、タブレット端末など高価なデジタル製品は補償対象外としているものが多いため、注意が必要です。

ここからは、スマホ補償サービスが受けられるクレジットカードを紹介します。

スマホ保険がついてくるクレジットカード

イオンカード「ショッピングセーフティ保険」

「ショッピングセーフティ保険」は、イオンカードで購入した5,000円以上の商品について、購入日から180日以内の破損や盗難などの偶然な事故による損害を補償する保険です。

年間50万円(イオンゴールドカードは300万円)を限度に、修理代金を補償してくれます。イオンカードは年会費無料のため、実質費用負担なしでスマホの修理ができます。

セゾンカード「Super Value Plus お買物安心プラン[Y]」

このプランは、セゾンカード会員限定のオプションサービスです。月額300円の保険料を支払うことで、サービスを受けることができます。

サービスの内容は、国内で外出中にスマホなどの携行品を破損したり盗難にあったりするなどの損害を被った場合、保険金が支払われるというものです。もちろん、このプランはスマホに限らず、セゾンカードで購入した商品についても国内外で破損・盗難などの被害を被った場合も補償してくれます。この場合は購入日から180日以内という制限がありますが、スマホを含む携行品についての期限は設定されていません。

セゾンカードも年会費無料なので、月額300円という安さで保険に加入できます。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

スマホの画面にひびが入ったときや水濡れしたとき、火災時の修理代金や、盗難にあったときの購入代金を補償してくれます。保険金の請求はオンラインでも手続きすることができます。他社は電話や対面が多い中で、ネットで手軽にできるのは魅力的です。

要件は、事故発生時点において、①購入後24カ月以内のスマホであること、②スマホの通信料を直近3カ月以上連続してアメリカン・エキスプレスのカードで決済していること、となります。

支払い限度額は、1月1日からの1年間で5万円です。ただし、自己負担額として、画面割れなどの破損や水濡れなどの場合は1万円、盗難などは1万5,000円が発生します。

ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード

前出のアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードと同じサービス内容のカードですが、支払い限度額と保険期間がやや異なります。ヒルトン・オナーズのカードの場合、支払い限度額は、3月9日からの1年間で3万円です。

ダイナースクラブカード「ショッピング・リカバリー」

ダイナースクラブカードで購入した商品が壊れたり盗まれたりした場合などに、年間500万円まで補償する付帯保険です。

商品の購入日から90日間という制限はありますが、国内だけではなく、土産品など海外で購入した商品が破損したり事故で被害にあったりした場合や、第三者に贈った商品に起きた事故に関しても、補償対象となります。補填される金額は、購入金額から自己負担額1万円を差し引いた額になります。

クレカのスマホ保険を賢く使おう

スマホの破損は、毎日生活する上で避けられないリスクです。修理代金は数万円以上と高額になる可能性もあるため全額自己負担は避けたいところ。クレジットカードの付帯保険であれば、わざわざ別途契約する必要もなく、保険料の負担も抑えることができます。自分にあったスマホ保険付帯のクレジットカードを選び、賢く、安心のスマホライフを送りましょう。