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GMOクリック証券って?
GMOクリック証券は、2005年に設立されたGMOグループに属する証券会社です。株式や投信をはじめ豊富な金融商品を取り扱っており、業界最安水準の手数料体系や独自のサービスを提供しています。
時期によってはお得なキャンペーンが実施されているので、投資を始めたい方や証券会社を探している方は、利用を検討するとよいでしょう。
GMOクリック証券を利用するメリット
まずは、GMOクリック証券を利用することで得られる主なメリットから紹介します。
株式取引の手数料が安い
GMOクリック証券は、業界最安水準の株式取引手数料を実現しています。
株式投資を始める際、手数料は特にこだわりたいポイントです。1回あたりの手数料が少額でも、取引が増えると負担が大きくなります。
GMOクリック証券では取引コストを抑えられるため、株式などの金融商品をお得に取引できます。
・GMOクリック証券の取引手数料
GMOクリック証券の株式取引では、1日あたりの約定代金によって手数料が決まる「1日定額プラン」と、1回の約定ごとに手数料が発生する「1約定ごとプラン」が用意されています。
約定代金 | GMOクリック証券 (1日定額プラン) | 楽天証券 (いちにち定額コース) | SBI証券 (アクティブプラン) |
---|---|---|---|
~100万円まで | 0円 | 0円 | 0円 |
~200万円まで | 1,238円 | 2,200円 | 1,238円 |
~300万円まで | 1,691円 | 3,300円 | 1,691円 |
300万円超 | 295円 | 1,100円 | 295円 |
約定代金 | GMOクリック証券 (1約定ごとプラン) | 楽天証券 (超割コース) | SBI証券 (スタンダードプラン) |
---|---|---|---|
~5万円まで | 50円 | 55円 | 55円 |
~10万円まで | 90円 | 99円 | 99円 |
~20万円まで | 100円 | 115円 | 115円 |
~50万円まで | 260円 | 275円 | 275円 |
~100万円まで | 460円 | 535円 | 535円 |
~150万円まで | 550円 | 640円 | 640円 |
~3,000万円まで | 880円 | 1,013円 | 1,013円 |
3,000万円超 | 930円 | 1,070円 | 1,070円 |
他社と比べると、GMOクリック証券の手数料は業界最安水準であることがわかります。
GMOグループの株式を保有するとキャッシュバックがある
以下のGMOグループの株式を保有すると、株主優待として取引手数料相当額のキャッシュバックを受けられます。
○キャッシュバックの対象銘柄
・GMOペパボ(3633)
・GMOクラウド(3788)
・GMOアドパートナーズ(4784)
・GMOフィナンシャルホールディングス(7177)
・GMOインターネット(9449)
もともとGMOクリック証券の手数料は安めですが、キャッシュバックを受けるとさらにコストを削減できるので、ぜひ対象銘柄の購入を検討しましょう。
貸株サービスで利息がもらえる
貸株サービスとは、保有している株式をGMOクリック証券に貸し出すことで、ボーナス金利を受け取れるサービスのことです。2022年1月時点では596銘柄のボーナス金利が1%を超えており、中には10%を超える銘柄もあります。
貸株サービスを利用すれば長期間保有している銘柄や、信用取引の証拠金用として残している銘柄などを有効に活用できます。もちろん好きなタイミングで売却でき、貸し出した株の運用が制限されることはありません。
保有株数に応じた株主優待も受け取れるので、株式投資を行う際は貸株サービスを活用するとよいでしょう。
ネット銀行と連携すると預金金利が110倍に
一般的な普通預金の金利は、メガバンクでも0.001%です。GMOグループに属する『GMOあおぞらネット銀行』の通常金利も同水準ですが、GMOクリック証券では以下の条件を満たすと、預金金利が110倍(年率0.11%)になります。
【1】GMOクリック証券とGMOあおぞらネット銀行の口座を連携
【2】証券コネクト口座を開設
【3】証券コネクト口座に入金をする
証券コネクト口座を利用すると、GMOあおぞらネット銀行から投資資金が自動的に振り替えられるので、口座が増えても取引が煩雑になることはありません。
100円から投信積立ができる
GMOクリック証券が提供する「投信積立」は、金融商品を自動的かつ定期的に買い付けてくれるサービスです。このサービスでは100円から買付ができるので、資金が少ない方でも気軽に積立投資を始められます。
銘柄数は少なめですが、その分厳選された銘柄が用意されています。銀行口座からの自動引き落としでも利用できるため、証券口座の細かい資金管理は不要です。
投資初心者にぴったりなサービスなので、少額から投資を始めたい方はぜひ検討してください。
FXの取引量が業界トップクラス
GMOクリック証券は、FXの年間取引高が9年連続国内No.1です。
会社名 | 年間取引高 |
---|---|
GMOクリック証券 | 1,294.4兆円 |
ヒロセ通商 | 436.8兆円 |
外貨どっとコム | 343.5兆円 |
Money Partners | 104.3兆円 |
上の表の通り、GMOクリック証券のFXの年間取引高は業界内でも群を抜いています。ユーザーも多く、初心者から上級者まで幅広い層から支持されています。
信託保全先の銀行が大手銀行なので安心
信託保全先とは、証券会社が顧客の資産を預ける金融機関のことです。自社と顧客の資金を分別管理するために必要で、この仕組みによって万が一証券会社の経営が破綻しても、顧客の資産は守られます。
○GMOクリック証券の信託保全先
・三井住友銀行
・三井住友信託銀行
・みずほ信託銀行
・日証金信託銀行
上記の通り、GMOクリック証券の信託保全先は大手銀行が中心です。いずれも豊富な資金を持つ金融機関なので、GMOクリック証券との共倒れを心配する必要はありません。
GMOクリック証券が倒産したとしても、預けていた資産を失うリスクは限りなく小さいため、どのような方でも安心して利用できるでしょう。
取引コストであるスプレッドが狭い
FX取引におけるスプレッドが狭いことも、GMOクリック証券のメリットです。以下の表は、米ドル・ユーロ・豪ドルの各スプレッドを他社と比較したものです。
会社名 | 米ドル | ユーロ | 豪ドル |
---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 0.2銭 | 0.5銭 | 0.7銭 |
インヴァスト証券 | 0.3銭 | 0.5銭 | 0.6銭 |
外為オンライン | 0.9銭 | 1.9銭 | 3.2銭 |
GMOクリック証券のスプレッドは完全固定ではありませんが、通常時の米ドル・ユーロのスプレッドは業界最狭水準です。豪ドルのスプレッドはインヴァスト証券よりやや高いものの、業界全体としては低い水準を実現しています。
なお、上記のスプレッドが変動するのは市場急変時や流動性低下時、重要指標発表時だけなので、平常時の取引においてスプレッドの変動に悩まされることはないでしょう。
スワップポイント(金利差調整分)が高い
スワップポイントとは、低金利の通貨を売却して高金利の通貨を購入している場合に、それらの通貨間の金利差によって生じる利益のことです。GMOクリック証券のスワップポイントは、他社に比べて全体的に高い水準といえます。
会社名 | 米ドル円 | 英ポンド円 | NZドル円 | 南アランド円 |
---|---|---|---|---|
GMOクリック証券 | 9円 | 25円 | 13円 | 60円 |
SBIFXトレード | 6円 | 17円 | 0円 | 70円 |
ヒロセ通商 | 2円 | 1円 | 11円 | 92円 |
外為オンライン | 8円 | 24円 | 13円 | 80円 |
(※2022年2月時点)
取引量が多い米ドル/円や英ポンド/円のスワップポイントが高い点は、大きなメリットです。ただし、低金利の通貨を購入している場合は、反対にマイナススワップ(金利差による損失)が発生するので注意しましょう。
最短で当日に取引を始められる
GMOクリック証券では、最短で申し込んだ日から取引を始められます。ただし、取引開始日は申込方法によって以下のように異なるため、急いでいる場合は注意が必要です。
申込方法 | 取引開始日(証券取引) | 取引開始日(FX) |
---|---|---|
スマホでスピード本人確認 | 2営業日後 | 当日 |
ICカードリーダー | 2営業日後 | 翌営業日 |
アップロード | 2営業日後 | 翌営業日 |
郵送 | 到着後2営業日後 | 到着後翌営業日 |
少しでも早く口座を開設したい方には、スマートフォンで書類提出まで完結できる「スマホでスピード本人確認」がおすすめです。郵送は配達状況に左右されるため、急いでいる場合は避けたほうがよいでしょう。
同じ口座で複数の金融サービスを利用できる
GMOクリック証券では、1つの取引口座で以下のすべての金融商品を取引できます。
○取引口座で利用できる金融取引
・株式
・投資信託
・先物/オプション
・FX
・バイナリーオプション
・債券
・CFD
GMOクリック証券ではFX以外のサービスを利用しない方のために、FXの専用口座も用意しています。こちらの口座は開設手続きが簡略化されているので、ほかの金融商品を取引しない方はFX専用口座を選びましょう。
なお、将来ほかの金融商品を取引したくなった場合は、通常の取引口座を開設することができます。
サポートが手厚い
サービスの利用で迷った方のために、さまざまなサポートを用意している点もGMOクリック証券の強みといえます。用意されている主なサポートは、以下の通りです。
○GMOクリック証券の主なサポート
・電話による問い合わせ:平日は基本的に対応
・専用フォームによる問い合わせ:口座を持っていない方も利用できる
・よくある質問:公式サイトから利用可能
・税制に関するサポート:専用ページで必要な知識を学べる
・相続サポート:必要な手続きをサポートしてもらえる
パスワードや暗証番号を忘れた場合も、専用の相談窓口があるので安心です。上記のサポートをうまく活用すれば、初心者でもスムーズに投資を始められるでしょう。
GMOクリック証券を利用するデメリット
ここからは、GMOクリック証券を利用する上で注意しておきたいデメリットを紹介します。
つみたてNISAを利用できない
GMOクリック証券は「一般NISA」「ジュニアNISA」には対応していますが、「つみたてNISA(※)」は利用できません。
※毎年40万円の投資枠から得られる利益が非課税になる制度
ただし、前述の通り少額からの積立投信が用意されているため、つみたてNISAに近い形で資産を運用することができます。非課税措置はありませんが、GMOクリック証券が厳選した銘柄が揃っているので、つみたてNISAの代わりに利用するのもよいでしょう。
外国株を取り扱っていない
外国株の取り扱いがない点も、口座開設の前に把握しておきたいポイントです。株式投資では「現物取引」「信用取引」「貸株サービス」が用意されていますが、いずれも国内株に特化したサービスです。
GMOクリック証券はそのほかの金融商品が充実しているので、外国株にこだわりがなければ不便を感じることはないでしょう。
自動ロスカットで手数料が発生する
GMOクリック証券のFX取引では、ロスカット(※)の際に手数料が発生します。手数料は「1万通貨単位あたり500円(税込)」で計算されます。
※損失によって証拠金維持率が50%を下回った場合に、自動で決済される機能
含み損を抱えているからといって放置していると、ロスカットが繰り返されて多くの手数料がかかる恐れがあります。ロスカット機能に頼らないトレードを意識することが大切です。
FXの最低取引額が高い
GMOクリック証券のFX取引では、最低取引単位が1万通貨に設定されています。以下の表を見るとわかるように、米ドル/円の取引では最低でも約4万5,000円の資金が必要です。
会社名 | 取引単位 | 米ドル円の最低資金 |
---|---|---|
GMOクリック証券 | 1万通貨 | 約4万5,000円 |
松井証券(MATSUIFX) | 1通貨 | 約5円 |
Money Partners | 100通貨 | 約450円 |
LIGHT FX | 1,000通貨 | 約4,500円 |
みんなのFX | 1,000通貨 | 約4,500円 |
DMMFX | 1万通貨 | 約4万5,000円 |
FXでは取引量が多いほどハイリターンを期待できますが、その分リスクも高くなることを忘れてはいけません。例えば1万米ドルを購入し、米ドル/円のレートが1円下がってから売却すると、1万円の損失(1円×1万通貨)が発生します。
一般的なFXトレーダーにとって1万通貨の取引は珍しくありませんが、初心者はまず少額で始められる口座を利用し、慣れてきたらGMOクリック証券に切り替えるのもよいでしょう。
情報提供がやや物足りない
GMOクリック証券が提供している投資情報は、企業データバンクなどの外部サービスによるものです。独自の分析情報やレポートなどは公開されていないため、上級者は物足りなさを感じるかもしれません。
とはいえ、アナリストレポートや経済ニュースなど、投資初心者にとっては十分な情報が揃っています。投資情報は多すぎても混乱の元になるので、これに関しては悲観する必要はないでしょう。
GMOクリック証券で利用できるツール・機能
GMOクリック証券は、ユーザーの投資をサポートするさまざまなツールを提供しています。ここからは「スマートフォン・タブレット用」と「パソコン用」に分けて、実際に利用できるツール・機能を紹介します。
スマートフォン・タブレットで利用できるツール
スマートフォンやタブレットでは、以下のツールを利用できます。
金融サービスの種類 | 利用できるツール |
---|---|
株式 | GMO クリック株 |
FXneo | GMOクリック FXneo |
外為OP | iClick外為OP |
365FX | iClickFX365、FXroid365 |
CFD | GMOクリック CFD |
BO | GMOクリック 株BO |
365FXでは2つのアプリが用意されているので、実際に試してから使いやすいほうを選ぶとよいでしょう。
パソコンで利用できるツール
GMOクリック証券が提供するパソコン用ツールは、以下の通りです。
金融サービスの種類 | 利用できるツール |
---|---|
株式 | スーパーはっちゅう君、はっちゅう君 |
先物OP | スーパーはっちゅう君、はっちゅう君 |
FXneo | はっちゅう君FXプラス、FXツールバー、プラチナチャート |
外為OP | プラチナチャート |
365FX | はっちゅう君365 |
CFD | はっちゅう君CFD、FXツールバー、プラチナチャート |
BO | プラチナチャート |
なお、先物OPのはっちゅう君を利用できるのは、225先物のみです。
株主優待が確認できる「株主優待検索」
GMOクリック証券は公式サイト上で、株主優待をチェックできる「株主優待検索」を提供しています。このサービスでは優待内容や取得目安金額、権利確定月などの条件を指定して検索できるため、投資初心者でも目当ての銘柄を簡単に探せます。
GMOクリック証券のキャンペーン情報
2022年2月現在、GMOクリック証券は以下のキャンペーンを実施しています。
- はじめてのFX口座開設+取引で最大30万円キャッシュバック
過去にもさまざまなキャンペーンが実施されており、例えば最大3万円分の神戸牛をプレゼントするものや、信用取引の手数料が無料になるものなどがありました。時期によってキャンペーンの内容は異なるので、申し込む前に最新情報をチェックしておきましょう。
GMOクリック証券の評判
GMOクリック証券の評判・口コミには、以下のようなものがあります。
良い評判・口コミ | 悪い評判・口コミ |
---|---|
・デザインが見やすく、ツールの使い勝手が良い ・FXのマニアックな分析機能が魅力 ・動作が軽快なプラチナチャートが使いやすい | ・アプリは使いやすいが、パソコン用ツールが少し見づらい ・米国株を取り扱ってほしい ・ポートフォリオを簡単に確認できる機能が欲しい |
良い評判や口コミが多いものの、ユーザーによっては気になることもあるようです。サービスやツールの使い心地は人によって異なるので、実際に使ってから判断することをおすすめします。
GMOクリック証券は投資初心者にぴったり!
GMOクリック証券は、手数料やスプレッドの安さ、充実したサポート体制などが魅力の証券会社です。100円から積立投資ができるので、特に初心者や投資未経験の方には最適な証券会社といえます。
ただし、他の証券会社にもさまざまなメリットがあるので、サービス内容やサポート体制などを比較した上で、自分に適した口座開設先を見極めていきましょう。