
将来が不安で貯金したいのに「なかなかお金が貯まらない」という人は多いのではないでしょうか。このような人でも、いくつかのポイントを押さえれば大丈夫です。計画的に出費を抑えることができ、将来のための貯蓄が少しずつ増えていきます。
この記事では、お金を貯めるのが上手な人が実践している「マイルール」を紹介します。まずは、真似ることから始めてみましょう。
目次
ルール①:「収入」と「支出」をしっかり把握する
お金が貯まる人の多くは1ヵ月単位で「収入」と「支出」の合計額を見える化し、簡単に把握できるようにしています。昔ながらのやり方で紙の家計簿をつけている人もいますが、最近は家計簿アプリやレシートの読み取りアプリを駆使する人も増えています。
収入と支出を把握できなければ、支出が収入に見合った金額かどうかがわかりません。お金を貯めるためには、まず収入と支出を把握することから始めましょう。
ルール②:月or年の「貯蓄目標額」を決めている
収入と支出の金額を把握した上で、月単位もしくは年単位の貯蓄目標額を決めている人は、貯蓄をしっかり増やしていくことができます。目標を設定していれば、そこから逆算して「今月使えるお金は残りいくら」といった計画を立てられるからです。
ただし、目標額を決める際には現実的に達成可能な金額にしてください。あまりに高い目標を掲げるとなかなか目標を達成できないため、モチベーションが下がります。まずは目標額を低めに設定し、達成できたら徐々に高くしていくとよいでしょう。
ルール③:なるべく「ローン」は組まない
高額な家電製品を購入したり、住宅を購入したりする際、ローンは便利です。手元にお金がなくても、分割払いにすることで先に欲しいものが手に入ります。
しかし、ローンを組むと「利子」が発生するため、借りた金額に上乗せして支払わなければなりません。現金で一括払いができるなら、ローンを組まないほうがよいでしょう。また、リボ払いの利子にも注意してください。
ルール④:定期的に「固定費」をチェックする
毎月かかる固定費を定期的にチェックし、さらに節約できないか考えてみましょう。家計における固定費には、賃料や水道光熱費、保険料、通信費、サブスクサービスの料金などがあります。
保険については、ライフステージや生活の状況によって必要な保険が変わるため、定期的に見直すべきです。サブスクサービスについては、特にネット系サービスで「お金を支払い続けているのにまったく使っていない」といったものがないか、確認してみましょう。
ルール⑤:「水道光熱費」や「食費」の節約を徹底する
固定費の一つである水道光熱費や、変動費に分類される食費は、節約の余地が大きい支出です。水道代を節約するためにお風呂のお湯を洗濯に使ったり、電気代を節約するために誰もいない部屋の電気をこまめに消したりすると、節約につながります。
外食が多い人は、「週に何回」「月に何回」もしくは「週にいくらまで」「月にいくらまで」と上限を決めるのがよいでしょう。外食ではなかなか野菜を摂りにくいので、健康を維持するためにも自炊することをおすすめします。健康であれば、医療費の節約にもつながります。
ルール⑥:「ポイント」を積極的に獲得・活用する
買い物をする時は、積極的に共通ポイントを貯めましょう。共通ポイントで買い物をすれば、その分家計に余裕が生まれます。
最近はポイントの「二重取り」や「三重取り」も可能なので、テクニックを磨きたいところです。
ルール⑦:「貯める用の通帳」を別に作る
給与の入金や必要なお金の引き出しに使う通帳とは別に、貯蓄用の通帳を用意するのも効果的です。今いくら貯蓄があるのかが一目でわかるだけでなく、毎月少しずつ貯蓄が増えていくのを見ているとモチベーションが上がります。
ただし、最近は紙の通帳の発行や繰り越しに手数料がかかる銀行が増えているので、そのような銀行に口座がある場合は、入金記録はネットで確認するようにして、無駄なコストがかからないようにしましょう。
ルール⑧:「ストレス発散」を心がける
実は日頃からのストレス発散を心がけることも、お金を貯める上では非常に重要です。ストレスが溜まっていると、鬱憤晴らしのためについお金を使ってしまいがちです。
そもそもストレスがなければ、このようなお金の使い方をせずに済みます。運動をして汗を流す、趣味に没頭するなど、日常的にできるストレス発散方法を探してみましょう。
まずはどれか一つを真似てみよう
お金が貯まる人が実践しているマイルールを8つ紹介しました。すべて実践するのが理想ですが、まずはどれか一つを真似ることから始めてみましょう。そのルールが身に付いたら次は別のルールを身に付ける……と進めていくほうが、無理なく実践できます。