ペット保険は本当に必要?必要なケースを紹介
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犬などのペットを飼っていると、病気やケガの治療費が不安になるものです。特に入院や手術が必要になった場合は、想像以上の治療費がかかることもあります。

このような治療費をまかなう方法として、今ではペット保険に加入する人も多く見られるようになりました。しかし、毎月の保険料を考えたときに、ペット保険は必要といえるのでしょうか。本記事では、ペット保険の概要や必要になるケースを紹介します。

ペット保険とは?

ペット保険とは、病気やケガになったときに動物病院で診察を受けた際の、診療費用の一部を補償してくれる保険です。

人は、公的保険制度があり加入していれば、治療費が3割負担になります。その一方で、ペットについては同様の制度がないため、病気やケガになったときの治療費は、飼い主の100%負担になります。犬と猫の場合、生涯平均治療費が100万円以上かかるケースもあり、それが全て飼い主の負担になるのです。

<治療費例>


ペット種別1ヵ月あたりの平均費用生涯平均治療費
小型犬8,217円139万316円
大型犬9,218円157万345円
6,991円120万8,044円
(参照:日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査(平成27年度)」アニコム「家庭どうぶつ白書2022」
(※表は上記調査をもとに平均寿命を犬:14.1歳、猫:14.4歳にて概算額として作成。)


そんなときに役に立つのがペット保険です。ペット保険に入っていれば、治療費の一部を保険会社が補償してくれるため、家計の負担を減らすことができます。

それでは、病気やケガになったときにかかる実際の治療費を見てみましょう。

実際にかかる治療費例

ペットの治療費は、飼っている動物の種類によって違います。代表的なペットである犬に絞って、実際にかかる治療費がどのぐらいなのかを紹介します。

トイプードル(小型犬)が骨折した場合の治療費

トイプードルが高いところから飛び降りて骨折した場合、入院や手術が必要になると以下のような治療費がかかる可能性があります。

入院・手術(6泊7日)通院(5日)
治療別23万5,500円4万8,800円
治療費計28万4,300円


骨折の他にも捻挫と診断されて、通院が必要になるケースもあります。治療費の例は以下の通りです。

入院・手術通院(5日)
治療別なし1万3,300円
治療費計1万3,300円


上記の治療費は一例です。実際の治療費や通院日数などは、症状や動物病院ごとに異なります。

ペット保険に入っていると、この治療費のうち一定割合を保険会社から負担してもらえる可能性があります。

ゴールデンレトリーバー(大型犬)が肥満細胞腫瘍(がん)になった場合の治療費

肥満細胞腫瘍は、体内で腫瘍化した細胞が全身に増殖する病気です。大型犬のゴールデンレトリーバーがこの病気にかかると、完治までに50万円以上の治療費がかかることもあります。治療費の例は、以下の通りです。

入院・手術(4泊5日)通院(5日)
治療別50万円13万円
治療費計63万円


大型犬は手術費用が高くなりやすく、入院費用についても小型犬の1.5~1.8倍程度はかかるといわれています。また、手術だけで根治が難しく、化学療法による治療が必要になるケースでは、長期間の通院費用や薬代も負担しなければなりません。

症状次第では、早急な放射線療法やステロイドホルモンの投与、複数回の手術が必要になることもあります。さらに、見た目だけでは進行度が分かりづらいので、手術が成功しても数回の通院は必要になるでしょう。

保険に入っていなければ、上記のような治療が全て自己負担になります。簡単に払える金額ではないため、家計への影響が大きいといえます。そのような事態を防ぐためには、どのような保険に入ったらいいのでしょうか。

どんなペット保険が役に立つ?

ペットの保険は補償割合や免責金額もあるため、割高なイメージがあり、加入するか迷う人がたくさんいます。ここでは、一般的にどのようなケースでペットの保険が役に立つかをご紹介します。 (50音順)

au損保「ペットの保険」

au損保の「ペットの保険」は、犬や猫の病気やケガを補償します。

保険料を抑えつつ入院・手術に備えたい方に向けた「通院なしタイプ」。保険料が高くても「通院」までしっかりカバーしたいという方に向けた「通院ありタイプ」。2つのタイプから自分に合った補償内容・保険料を選ぶことができます。

お支払い限度額までなら、保険期間中の保険金支払いは回数無制限で、1回あたりの限度額なしで保険金を受け取れるため、安心です。

また、契約者限定の「かかりつけ獣医師ダイヤル」で24時間365日いつでも獣医師への電話相談が無料でできます。大切な家族(ペット)の健康やしつけで悩んだときにも、頼もしいですね。

チューリッヒ少額短期保険「犬のがん保険」

犬限定の保険ですが、チューリッヒの犬のがん保険では、高額治療になりがちな「がん」や「骨折」、「脱臼」の場合は100%の割合で補償されます(免責金額3万円あり)。

保険に入っていても、補償割合や免責金額などによって支出が大きくなると、高額な治療を受けることをためらってしまうものです。

チューリッヒの犬のがん保険に加入していれば、犬が「がん」や「骨折」、「脱臼」になったときに安心して治療を受けることができます。

チューリッヒ少額短期保険「犬のがん保険」
また、この保険はすでにペット保険に加入している方が、補償の上乗せのため加入するのもおすすめです。 ## まとめ 保険に加入できるペットの年齢制限を設けているケースが多くあります。加入しようと思ったが年齢制限で保険に入れなかった、ということがないように、ぜひ早めに検討してみましょう。
募集文書番号:SOP-23176(0) BS0221407M(2309)