auユーザーが賢くPontaポイントをためるコツ|効率よくたまるシーンや2重取りの方法を解説

2021年の後半から続く物価高騰。国際問題や人件費の増加などさまざまな要因がありますが、円安もその理由の1つです。円安とは円の価値が低下することをいいますが、なぜ物価上昇につながるのでしょうか。

この記事では、円安の原因や円安と物価高騰の関係をわかりやすく解説。物価高騰から家計や資産を守る対策についても紹介します。円安や円高について「海外旅行に行くとき以外は気にしたことがなかった」という方も、この機会に知っておきましょう。

そもそも円安や円高ってどういうこと?

auユーザーが賢くPontaポイントをためるコツ|効率よくたまるシーンや2重取りの方法を解説

円安や円高は、海外の通貨と比較したときの円の価値を表します。

円安とは、海外の通貨に比べて日本円の価値が下がることを指します。例えば1ドル=130円だったのが1ドル=150円になった場合、円安になったといいます。

一方円高は、1ドル=130円だったのが1ドル=110円になるように、円の価値が上がることを指します。

auユーザーが賢くPontaポイントをためるコツ|効率よくたまるシーンや2重取りの方法を解説

円安が物価高騰を引き起こす原因

日本は食料品や衣料品など多くの製品を輸入に頼っているため、円安になると輸入コストが上昇し、商品価格に転嫁されることで物価の上昇を招きます。

また、小麦粉や電子部品など、国内製造に必要な原材料の多くも輸入しています。原材料の価格が上昇すると作られる製品のコストも上がり、最終的に商品価格に反映されることで物価の上昇につながります。

さらに、石油や天然ガスなどのエネルギー資源のほとんどは輸入でまかなわれています。このため、電気料金やガソリン価格などで直接的に負担が増加するほか、生産コストの上昇で幅広い商品やサービスの価格を押し上げます。

物価高騰が円安の原因になることも

円安が物価高騰を引き起こすのとは逆に、物価高騰が円安の原因になることもあります。

物価が上がると、例えば以前は1,000円で買えたものが1,200円出さないと買えなくなったりします。同じものを買うのにより多くの円を必要とするため、相対的に円の価値が下がります。

円の価値が下がると円を外貨に交換する為替レートでも円の価値が低くなり、円安につながりやすくなります。

円安になる理由は物価高騰以外にも

物価高騰以外にも複数の要因が絡み合い、現在の歴史的な円安につながっています。主な原因について見ていきましょう。

日本と諸外国の金利差

日本では超低金利政策が続く中、アメリカをはじめとしたほかの国々では金利が引き上げられたため、日本円と他国の通貨では大きな金利差が生じました。投資家はより高い利回りを求めるため、円を売ってほかの通貨に投資する動きが強まったことで円安が進みました。

貿易赤字の拡大

貿易赤字とは、輸入額が輸出額を上回る状況をいいます。日本では原油などエネルギー価格の上昇で輸入額が大幅に増えたことで、2021年から3年連続で貿易赤字が続いています。

輸入代金はドルで支払うのが一般的で、貿易赤字になると決済のためにより多くの円がドルに両替されます。この結果多くの円が市場に出回り、円安に拍車がかかりました。

個人でできる円安や物価高騰への対策

円安によりガソリンや食品などの日常生活にかかせない物資の価格が上がると、家計にも大きな負担がかかります。また、海外旅行や留学などは現地でかかる費用が増えるため、行先や日程を変更したり、食費やレジャー費を削る必要が出ることも。

一方、物価が高騰すると同じものを買うためにより多くのお金が必要となるため、貯金しているだけでは知らないうちにお金の価値が目減りします。例えば3%の物価上昇が20年続いた場合、1,000万円の価値は553万円と半分程度になる計算です。

このような円安や物価高騰から家計や資産を守るため、次に紹介するような資産運用も検討してみましょう。

外貨預金や外貨建ての資産を持つ

「日本に住んでいるし海外にも行く予定はないから、日本円だけ持っていれば大丈夫」。そう思う方も多いかもしれませんが、円安になると物価が上がりやすくなり、資産の価値が目減りするリスクがあります。

一方、円安になると外貨建ての資産は資産価値が上がります。円だけでなく外貨預金や外貨建ての投資信託などの資産を持っていれば、資産減少のリスクを分散できます。

ただし、逆に円高になると外貨の価値が下がり、元本割れする可能性がある点は留意しなければなりません。

株や投資信託などで運用する

物価が上昇するとお金の価値は下がりますが、株価は上がりやすくなります。このため、株式や投資信託などで運用することは物価高騰への備えになります。

ただし、株や投資信託などの価格は企業の業績や経済情勢などで変動するため、購入価格や銘柄によっては損失が出ることも。そこで、大きな損失リスクを回避するには一括投資よりも積立投資がおすすめです。

例えば投資信託は、毎月一定の金額分の投資信託を購入できます。安い時は多い数量を、高い時は少ない数量を購入できるため、結果的に平均購入価格を下げられて価格変動リスクを軽減できます。

家計や資産を守るために為替や物価動向にも注意しよう

auユーザーが賢くPontaポイントをためるコツ|効率よくたまるシーンや2重取りの方法を解説

円安が進むと輸入品や海外旅行の費用が上がり、家計に影響を及ぼします。また、円安で物価が高騰するとお金の価値が下がるため、せっかくの貯金も価値が目減りしてしまいます。

このため、ニュースなどで市場の動向をチェックし、必要に応じて家計の見直しや資産の分散をおこなうことが大切です。自分に合った対策で、円安や物価高騰から家計や資産を守りましょう。