米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
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米国株は国内株よりも高配当株が多く、世界的に有名な企業にも投資できます。国内株とは違った特徴があることから、最近では米国株に興味を示す個人投資家が増えています。

米国株の取引を始める前に、手数料や取引時間、買い方などの基礎知識を付けておくことが大切です。そこで本記事では、米国株のメリットやデメリット、証券会社の選び方など、初心者の方が知っておきたいポイントをまとめました。

目次

  1. 米国株の特徴
  2. 米国株を買うべき6つの理由
  3. 米国株の5つのデメリット
  4. 米国株を取り扱う証券会社の選び方
  5. 米国株投資におすすめの証券会社5選
  6. おすすめの米国株銘柄5選
  7. 米国株の取引時間
  8. 米国株の買い方

米国株の特徴

米国株には日本株にはない特徴があり、それに魅力を感じて米国株を始める方が増えています。米国株の主な特徴は以下の通りです。

○米国株の主な特徴
・市場全体が右肩上がりになっている
・1株から購入できる
・高配当銘柄が多い
・為替差益が発生することもある
・世界的に有名なグローバル企業が多い など

アメリカの株式市場では、「会社は株主のもの」という考え方が一般的です。そのため、米国企業は株主への利益還元を積極的に行っており、中でも配当金を高めに設定している銘柄が多いという特徴があります。

為替差益が発生する点も、国内株との大きな違いといえます。為替差益とは、為替レートの変動によって生じる利益のことです。米国株の購入時を基準として、ドル円のレートが円安方向に進めば(1ドル100円から120円に変動した場合など)、銘柄自体の価値が変わらなくても為替レートの変動による利益が発生します。

他にも米国株にはさまざまな特徴があるので、投資先に加えると資産運用の幅がぐっと広がります。

米国株を買うべき6つの理由

米国株を買うべき理由としては、以下の6つが挙げられます。

○米国株を買うべき理由
・パフォーマンスが高い
・株価と為替の差益で二重取りが可能
・高配当が期待できる
・少額取引ができる
・円で取引できる
・世界的有名企業に投資できる

それぞれについて詳しく解説します。

パフォーマンスが高い

国内株に比べて、米国株は全体的なパフォーマンスが高めです。

例えば、アメリカ市場全体の傾向を表す「NYダウ(※)」は、1980年代から約40年にわたって上昇トレンドを継続しています。1979年6月と比べると、現在の株価指数は30倍以上に膨れ上がっています。

※アメリカの代表的な各業種30銘柄で構成される株価指数。

2008年に発生したリーマン・ショックなどの影響は受けましたが、その後数年かけて上昇傾向に転じているため、米国株は経済ショックにも強いことがわかります。

株価と為替の差益で二重取りが可能

前述の通り、米国株は為替差益も狙える金融商品です。もちろん、状況次第では取引による売買差益も得られるので、米国株取引では売買差益と為替差益の「二重取り」を実現できる可能性があります。

購入した銘柄の株価が下がったからといって、必ずしも損失が発生するとは限らないということです。その損失を埋めるほど円安に進めば、最終的に利益が残るケースもあります。

ただし、為替レートが円高になった場合は逆の現象(損失が膨らむ)が起こるので、為替変動リスクには細心の注意を払う必要があります。

高配当が期待できる

米国株は高配当銘柄が多いため、配当狙いの方にもおすすめです。国内株では配当利回り(※)が4%を超えると高配当銘柄といわれますが、米国株には6%以上の配当利回りを誇る銘柄も多くあります。

※投資した資金に対する、1年間で受け取れる配当金の割合。

また、毎年のように配当金を増やしている(増配)企業が多いことも、米国株ならではの魅力です。20年以上連続で増配している銘柄もあるため、現時点では配当利回りが低くても、将来は高配当株に化けるかもしれません。

少額取引ができる

株式投資には最低取引単位(単元)があり、一般的な国内株は「1単元=100株」に設定されています。したがって、1株数千円の有名企業の株式を購入するには、数十万円の資金を用意する必要があります。

一方、ほとんどの米国株は1株から取引できるため、資金が少ない方でも大企業に投資できます。さまざまな銘柄を1株ずつ購入することもできるので、米国株は分散投資(※)をしたい方にも最適です。

※投資先を分散すること。損失リスクを抑える効果がある。

円で取引できる

「米国株」と聞くと、「ドルで売買しないといけない」と思う方もいるでしょう。ドルに替えてから取引をする方法もありますが、米国株は日本円で購入することもできます。

取引画面についても日本円で記載されているケースが多いため、外貨に詳しくなくてもまったく問題ありません。サービスの詳細をチェックしてから証券会社を選べば、国内株と同じ感覚で取引できるでしょう。

世界的有名企業に投資できる

アメリカには、世界的な有名企業がいくつも存在します。

具体的には、「GAFA(※)」が挙げられます。GAFAはいずれも巨大なグローバル企業であり、世界中で独自の事業を展開しています。

※Google、Apple、Facebook(現Meta)、Amazonの4社の頭文字を並べた言葉。

ただし、有名企業だからといって株価が上昇するとは限りません。取引する前に、しっかり情報を収集しましょう。

米国株の5つのデメリット

一方で、米国株には以下のようなデメリットもあります。

○米国株のデメリット
・為替リスクがある
・手数料が高い
・企業情報を手に入れにくい
・ハイリスク・ハイリターンである
・株主優待がない

いずれも運用成績に関わるデメリットなので、以下でしっかり確認しておきましょう。

為替リスクがある

為替リスクを抱えることは、国内株にはないデメリットです。株価が下がっていなくても、保有中に円高方向に振れれば、それだけで資産が目減りします。

米国株取引では各銘柄だけではなく、為替レートの変動要因にも気を付けなければなりません。経済指標の発表や重要人物の発言、戦争・テロなど、為替レートの変動要因はたくさんあるため、特に投資初心者は情報収集に手間取ることがあります。

手数料が高い

国内株に比べて手数料が高いことも、米国株取引では注意しておきたいポイントです。具体的にどれくらい違うのでしょうか。例として、SBI証券の料金プランを見てみましょう。

金融商品の種類手数料の計算方法
国内株(スタンダードプラン)1注文の約定金額に応じて、以下のように変動。
・5万円まで:55円
・10万円まで:99円
・20万円まで:115円
国内株(アクティブプラン)1日の約定金額に応じて、以下のように変動。
・100万円まで:0円
・200万円まで:1,238円
・300万円まで:1,691円
米国株約定代金×0.495%
(※いずれも現物取引が対象)

例えば500円の銘柄を100株(5万円分)取引する場合、国内株と米国株では以下のように手数料が変わります。

国内株(スタンダードプラン):1回あたり55円
米国株:1回あたり247.5円(5万円×0.495%)

他の証券会社も、基本的には米国株の手数料のほうが高いことを覚えておきましょう。

企業情報を手に入れにくい

米国株の情報は、国内株に比べると入手しにくいといえます。特にタイムリーな情報をいち早く収集したい場合は、現地の新聞や雑誌、インターネット記事など、英文で書かれたものを読まなくてはなりません。

最近は以下のように、米国株に関する情報を積極的に提供している証券会社もあります。

証券会社名米国株に関する投資情報
SBI証券・決算速報ニュース
・リアルタイム株価やチャート
・個別銘柄レポート
・専門誌を和訳したレポート など
マネックス証券・配当利回りや売買代金などの銘柄ランキング
・初心者に向けたセミナー動画
・銘柄分析ツール
・米国株に関する各種レポート など

投資情報の豊富さは証券会社によって大きく異なるため、そのことに注意しながら口座開設先を選びましょう。

ハイリスク・ハイリターンである

米国株は株価変動だけではなく為替レートの影響も受けるため、数ある金融商品の中でもハイリスクといわれています。また、米国の株式市場は世界中から注目されているので、比較的小さな要因でも膨大な資金が移動することがあり、相場が大きく動くこともあります。

したがって米国株取引ではリスク管理を徹底する必要がありますが、裏を返せば「ハイリターンを狙える商品」ともいえます。米国株は1株から購入できるので、資金管理に気を付ければリスクを抑えることもできます。

株主優待がない

国内株とは違い、ほとんどの米国株には株主優待がないので、優待狙いの投資はできません。

その代わり、米国企業は配当金による利益還元を積極的に行っています。配当利回りに加えて配当回数も多いので、現金ベースの利益を求めている方にとってはかえって好都合といえるでしょう。

米国株を取り扱う証券会社の選び方

米国株をメインに取引する場合は、国内株とは違った視点で証券会社を選ぶ必要があります。ここからは、どのような点を意識して証券会社を選んだらよいのかを解説します。

取扱銘柄で選ぶ

さまざまな商品の中から投資先を選びたい方は、各社の取扱銘柄をチェックしましょう。以下のように、米国株の取扱銘柄数は証券会社によって大きく異なります。

○主な証券会社の米国株取扱数
・SBI証券:5,000銘柄以上(2021年12月時点)
・マネックス証券:4,600銘柄以上(2021年12月時点)
・楽天証券:593銘柄(2022年2月時点)

すでに投資したい米国株が決まっている場合は、証券会社の公式ホームページで取扱銘柄を確認しましょう。

注文方法で選ぶ

取引の幅を広げたい方には、注文方法で証券会社を選ぶ方法もおすすめです。同じ銘柄を取引する場合でも、証券会社によって利用できる注文方法は異なります。

○米国株の主な注文方法
・指値(さしね)注文:価格を指定して取引をする方法。
・成行(なりゆき)注文:口数(株式数)を指定して取引をする方法。
・逆指値注文:「~円まで下がったら(上がったら)売る(買う)」という注文方法。

逆指値注文が可能な証券会社を選べば、常に値動きを確認していなくても自動で損切り注文が入るため、損失の拡大を防ぐことができます。特に忙しくて時間を取れない方や、チャートを頻繁に確認できない方は、注文方法にこだわって証券会社を探しましょう。

取引手数料で選ぶ

前述の通り、米国株は取引手数料がやや高い金融商品です。取引回数が増えるほどコストの負担も大きくなるので、特に頻繁に取引をする方は「手数料の安さ」を比較する必要があります。

米国株の手数料は「約定代金×0.495%」が相場ですが、中には取引手数料を0円に設定している証券会社もあります。申し込む時期によっては、以下のようなキャンペーンが実施されていることもあります。

○お得なキャンペーンの一例
・取引手数料の全額キャッシュバック
・初回入金や口座開設から一定期間、取引手数料をキャッシュバック
・外国株の取引を対象としたポイントの付与 など

米国株を対象にしたキャンペーンは比較的多いので、口座開設時点の開催情報をぜひチェックしてみましょう。

投資先の情報量で選ぶ

個別銘柄や市況を徹底的に分析したい方は、各社の情報ツールや情報量を比較しましょう。決算・業績に関するニュースや個別銘柄のレポートなど、提供している投資情報は証券会社によって異なります。大手ネット証券の場合は、米国株に関する情報が比較的充実しています。

米国株投資におすすめの証券会社5選

米国株投資におすすめの証券会社は、以下の5社です。

○米国株投資におすすめの証券会社
・SBI証券
・楽天証券
・マネックス証券
・DMM株
・PayPay証券

それぞれどのような特徴があるのか、詳しく解説します。

SBI証券

米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
証券会社名SBI証券
取扱銘柄数(米国株)5,000銘柄以上(2021年12月時点)
最低取引単位1株
取引手数料約定金額×0.495%
最低手数料:0ドル
上限手数料:22ドル
為替手数料25銭
NISA
スマートフォン

SBI証券は商品ラインナップの豊富さや、業界最安水準の手数料が魅力の証券会社です。ネット証券の中でNo.1の口座開設数を誇り、2021年3月時点で600万口座を突破しました。

初心者に向けて「外国株式ゼミナール」も開催しているため、米国株の知識を身に付けたい方にもぴったりです。決算速報ニュースや各種レポートなどの投資情報も充実しているので、上級者になっても長く使い続けられる証券会社です。

楽天証券

米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
証券会社名楽天証券
取扱銘柄数(米国株)4,768銘柄(2022年2月時点)
最低取引単位1株
取引手数料約定金額×0.495%
最低手数料:0ドル
上限手数料:22ドル
為替手数料25銭
NISA
スマートフォン

楽天証券の魅力は、豊富なポイントサービスが用意されている点です。米国株では取引手数料の1~2%がポイントバックされ、貯めたポイントを使って米国株を買い増すこともできます。

商品ラインナップも着実に増えており、2022年2月時点で業界トップクラスの銘柄数(米国株)を取り扱っています。国内株や投資信託でもお得にポイントを貯められるので、幅広い金融商品をポートフォリオに組み込みたい方は、ぜひ利用を検討してみましょう。

マネックス証券

米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
証券会社名マネックス証券
取扱銘柄数(米国株)4,575銘柄(2022年2月時点)
最低取引単位1株
取引手数料約定金額×0.495%
最低手数料:0ドル
上限手数料:22ドル
為替手数料25銭(売却時のみ)
NISA
スマートフォン

マネックス証券は、米国株と中国株を合わせて6,000銘柄以上(2022年2月時点)を取り扱っている大手ネット証券です。外国株の取引手数料がお得で、特に米国株は最低取引手数料が0円に設定されています。

銘柄分析ツールや各種レポート、セミナーなど、初心者のサポート体制も充実しています。また、スマホ専用アプリには高機能チャートなどが備わっているので、パソコンがなくても本格的な取引ができます。

DMM株

米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
証券会社名DMM株(DMM.com証券)
取扱銘柄数(米国株)1,632銘柄(2022年2月時点)
最低取引単位1株
取引手数料0円
為替手数料25銭
NISA
スマートフォン

DMM.com証券が運営する「DMM株」は、米国株の取引手数料が0円の証券サービスです。約定金額に関わらず一律無料なので、DMM株では為替手数料以外のコストが発生しません。

高機能なスマホ専用アプリが用意されている点も、DMM株の大きな魅力です。パソコン用ツールに匹敵する機能を備え、シンプルに操作できる「かんたんモード」も搭載しているため、初心者から上級者まで幅広く使いこなせるでしょう。

PayPay証券

米国株は手数料が高い?主なメリット・デメリットに加えて、証券会社や銘柄の選び方まで詳しく紹介
証券会社名PayPay証券
取扱銘柄数(米国株)146銘柄(2022年2月時点)
最低取引単位1,000円
取引手数料立会時間内:基準価格×0.5%
立会時間外:基準価格×0.7%
為替手数料35銭
NISA×
スマートフォン

PayPay証券は米国株の取扱数が少ないものの、1,000円から投資を始められるという独特なサービスを展開しているネット証券です。単元数や株価に縛られることがないので、投資資金が少ない方でもさまざまな米国株を取引できます。

申し込みから取引までスマホ一つで完結できる点も、PayPay証券の大きな魅力といえるでしょう。ネット環境さえあれば、自宅や外出先など好きな場所・タイミングで金融商品を取引できます。

おすすめの米国株銘柄5選

米国株にもさまざまな選択肢があり、取引する銘柄によって値動きの幅や将来性、リスクなどが異なります。ここでは初心者におすすめの銘柄をまとめたので、銘柄選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。

アップル

主力製品としてiPhoneを取り扱うアップルは、世界的に有名な大企業です。2020年には株価がコロナショックの影響を受けましたが、その後の立ち直りも比較的早く、直近1年間は緩やかに上昇しています(2022年2月時点)。

配当利回りはそれほど高くありませんが、GAFAの中では配当回数が多いことも魅力です。配当金も期待できるので、中長期投資にも適した銘柄といえるでしょう。

サービス面に関しては、変わらず圧倒的なブランド力やユーザー数を誇っており、今後もしばらくは株価の上昇が期待できる銘柄といえます。

銘柄名(シンボル)アップル(AAPL)
時価総額2.69兆ドル
株価164.85ドル
こんな人におすすめ!・中長期目的で保有したい
・株価が安定している銘柄を選びたい
・将来性のある企業に投資したい
(※2022年2月時点)

テスラ

テスラは、主に電気自動車(EV)の製造を手がける世界的メーカーです。直近の自動車業界は、慢性的な半導体不足に苦しめられていますが、テスラは代替品などを採用することでこの危機を乗り越えています。

自動運転技術を始め、世界中から期待される技術を開発しているため、今後も引き続き動向をチェックしたい銘柄です。

ただし、2021年11月以降は株価が下落傾向にあるため(2022年2月時点)、取引のタイミングには注意が必要です。

銘柄名(シンボル)テスラ(TSLA)
時価総額8,370億ドル
株価809.87ドル
こんな人におすすめ!・環境対策に取り組む企業に投資したい
・自動車の最新技術に興味がある
・将来性のある銘柄を選びたい
(※2022年2月時点)

コカ・コーラ

世界的な飲料メーカー「コカ・コーラ」は1972年の創業以来、清涼飲料水の販路を着実に拡大しており、株価は50年間で約75倍になっています。

2020年にはコロナショックの影響を大きく受けましたが、上記のアップル同様に立ち直りが早く、2022年2月時点でコロナショック前の株価を上回っています。

将来は新興国への販路拡大が計画されているため、順調にマーケットが拡大すれば、株価はさらに上昇するかもしれません。

銘柄名(シンボル)コカ・コーラ(KO)
時価総額2,724億ドル
株価62.85ドル
こんな人におすすめ!・下落からの立ち直りが早い銘柄を選びたい
・日本でもなじみのある企業を応援したい
・中長期で大きな利益を狙いたい
(※2022年2月時点)

アマゾン・ドット・コム

アマゾン・ドット・コムは、世界的に有名なECサイトやクラウドサービスなどを展開する企業です。2022年現在は無人決済方式の店舗にも力を入れており、多角的なビジネスに取り組むことで着実に事業規模を拡大しています。

アマゾンはすでに世界的大企業の仲間入りを果たしていますが、外資系金融企業である「モルガン・スタンレー」の分析によると、2023年には株価が6,000ドルに達するといわれています。それが正しければ2022年2月現在の株価は割安ということになるので、早めに保有しておくと大きな利益を得られるかもしれません。

ただし、株価は2021年からほぼ横ばいなので、購入のタイミングは慎重に見極めましょう。

銘柄名(シンボル)アマゾン・ドット・コム(AMZN)
時価総額1.56兆ドル
株価3,075.77ドル
こんな人におすすめ!・ビジネスの幅が広い企業に投資したい
・日本でもなじみのある企業を応援したい
・割安株に興味がある
(※2022年2月時点)

マイクロソフト

マイクロソフトはWindowsやOffice製品など、個人から企業まで役立つソフトウェアなどを開発している企業です。アメリカではアップルに次ぐ大企業であり、世界全体で見てもトップクラスの時価総額を誇ります。

マイクロソフトは近年も業績を伸ばしており、2021年6月期の決算では前年同期比+17.5%を記録しました。株価は2021年12月頃から下落傾向ですが(2022年2月時点)、多角的に事業を行うことで業績を伸ばしているため、短期間で上昇に転じる可能性も十分あります。

銘柄名(シンボル)マイクロソフト(MSFT)
時価総額2.22兆ドル
株価297.31ドル
こんな人におすすめ!・世界的大企業に投資をしたい
・業績が良い投資先を選びたい
・長期投資に適した銘柄を選びたい
(※2022年2月時点)

米国株の取引時間

米国株の取引時間は、以下のように日本とは大きく異なります。

現地時間日本時間
サマータイム時(※)午前9時30分~午後16時午後22時30分~午前5時
サマータイム以外午前9時30分~午後16時午後23時30分~午前6時

※3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで、時計を1時間早める時期のこと。

上記はあくまで現地の「立会時間」なので、証券会社によっては別の時間帯に取引ができるところもあります。

○マネックス証券における米国株の取引時間
・サマータイム時:22時~翌朝9時(日本時間)
・サマータイム以外:22時~翌朝10時(日本時間)

米国株の注文の仕組みは証券会社によって異なるため、各社のサービスは詳しく確認しておきましょう。

米国株の買い方

日本で米国株を購入する場合は、以下の手順で発注するのが一般的です。

○米国株を買うまでの流れ
【STEP1】利用する証券会社を選ぶ
【STEP2】外国株式取引口座を開設する
【STEP3】米国株を取引するための準備を行う
【STEP4】取引画面で銘柄や必要事項を入力し、発注する

上記の【STEP3】では、米国株の取引を行う前に、取引口座に購入資金を入金します。この入金方法には以下の2種類があります。

購入資金の準備方法概要
円貨決済取引口座に日本円を入金し、両替を証券会社に代行してもらう方法。手間を省けるというメリットがあるが、取引のたびに為替手数料が発生する。
外貨決済自身で外貨を購入し、ドルを使って取引を行う方法。両替に手間がかかるが、円貨決済よりも手数料を抑えられることがある。

外貨決済は時間や手間がかかるため、投資初心者の方には円貨決済をおすすめします。ただし、すべての証券会社が対応しているとは限らないので、申し込む前に円貨決済ができるかどうかを確認しておきましょう。