楽天証券とSBI証券を徹底比較!お得なポイントシステムからアプリの使いやすさまで詳しく解説
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ネット証券の中でもトップクラスの実績を誇る楽天証券とSBI証券。本記事では使いやすさやお得感といった重要なポイントに分けて、両社の魅力やメリットを比較しました。

IPO実績やキャンペーンなどの情報もまとめているので、自分に合った証券会社を探している方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 楽天証券とSBI証券の比較一覧
  2. 楽天証券とSBI証券の比較ポイントを解説
  3. SBI証券と楽天証券のメリットを比較
  4. SBI証券と楽天証券はどちらがおすすめか
  5. SBI証券・楽天証券の使い分けも選択肢のひとつ

楽天証券とSBI証券の比較一覧

まずは、楽天証券とSBI証券の主な違いを見てみましょう。

楽天証券 SBI証券
口座開設数1,000万口座超603万口座
国内株手数料0円0円
米国株手数料約定代金の0.495%約定代金の0.495%
NISA一般NISA:○
つみたてNISA:○
ジュニアNISA:○
一般NISA:○
つみたてNISA:○
ジュニアNISA:○
投資信託取扱本数2,627本2,584本
外国株取扱国数6カ国9カ国
iDeCo
IPO実績数(2020年)主幹事:0件
主幹事以外:38件
主幹事:15件
主幹事以外:70件
ポイントサービス/還元率・株式取引…手数料の1~2%
・投資信託…残高10万円ごとに毎月3~10ポイント
・株式取引…手数料の1.1%
・投資信託…年率0.1%~0.2%相当
ポイント投資現物の株式取引、投資信託、バイナリーオプション投資信託のみ
クレカ積立楽天カードによる決済で可能三井住友カードによる決済で可能
銀行口座の連携サービス楽天銀行住信SBIネット銀行
キャンペーン(株式取引)・国内株の信用取引で全員に200ポイント付与
・米国株の積立もしくはポイント投資で、200万ポイントの山分け など
・25歳以下は現物取引手数料が無料
・米国株の手数料が最長で2ヶ月無料 など

2023年12月20日時点

IPOの実績はSBI証券の方が豊富ですが、楽天証券にも投資信託取扱本数やポイントサービスといった魅力があります。どちらにもメリット・デメリットがあるので、両社のサービスを細かく比較した上で、自分に適した証券会社を選びましょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

楽天証券とSBI証券の比較ポイントを解説

ここからは、投資の観点から押さえておきたいポイントに分けて、楽天証券とSBI証券の主な違いを紹介していきます。手数料やポイント、キャンペーンなどについても細かく比較しているので、ぜひ参考にしてみてください。

口座開設数で比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

2022年1月現在、公式サイトから確認できる口座開設数は楽天証券が1,000万口座、SBI証券が1,100万口座です。ただし、両社の情報は公表された時期が異なるため、同時期における推移をチェックしてみましょう。


時期楽天証券 SBI証券
2016年200万口座(1月)356万口座(3月)
2018年300万口座(12月)426万口座(3月)
2020年400万口座(3月)
500万口座(12月)
512万口座(3月)
2021年600万口座(5月)
700万口座(12月)
603万口座(3月)
2023年1,000万口座(12月) 1,100万口座(9月)

両社ともに口座開設数は順調に増えていますが、直近に関してはSBI証券の方が速いスピードで口座開設数を伸ばしています。

手数料で比較

楽天証券とSBI証券は、どちらも手数料0円を実現している証券会社です。

楽天証券では、2023年10月1日から国内株の売買手数料が無料になる「ゼロコース」を開始しています。SBI証券も2023年9月30日からの「ゼロ革命」の開始で同じく無料化しているため、両社が並んで日本株の手数料において最低水準です。

取扱商品で比較

楽天証券とSBI証券は株式取引のほかにも、以下の通りさまざまな金融商品を取り扱っています。

取扱商品楽天証券 SBI証券
NISA一般NISA:○
つみたてNISA:○
ジュニアNISA:○
一般NISA:○
つみたてNISA:○
ジュニアNISA:○
投資信託取扱本数2,670本
(※2022年1月4日時点)
2,584本
(※2022年1月7日時点)
外国株取扱国・米国
・中国
・シンガポール
・マレーシア
・タイ
・インドネシア 合計6か国
・米国
・中国
・韓国
・ロシア
・シンガポール
・マレーシア
・タイ
・ベトナム
・インドネシア 合計9か国
債券の種類・国債
・国内債券(地方債、事業債など)
・外国債券
・国債
・国内債券(地方債、事業債など)
・外国債券
iDeCo
貸株サービス

投資信託本数は楽天証券がやや多いですが、外国株についてはSBI証券の方が多くの国を取り扱っています

IPO投資で比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

次は、過去5年間における両社のIPO取扱実績を比較していきます。

時期楽天証券
(主幹事以外)
楽天証券
(主幹事)
SBI証券
(主幹事以外)
SBI証券
(主幹事)
2017年7件0件75件8件
2018年11件0件75件11件
2019年26件0件75件7件
2020年38件0件70件15件
2021年74件0件101件21件
合計156件0件396件62件
抽選方法平等抽選(100%)・平等抽選…60%
・IPOチャレンジポイント申込数…30%
・独自の基準により配分…10%

SBI証券のIPO取扱実績は、業界内でもトップクラスです。
2017年以降は毎年70件以上のIPOを取り扱っており、2021年には100件の大台を突破しました。

ただし、平等抽選を除く40%のIPO株については、SBI証券をよく利用するユーザーに有利な仕組みが採用されています

楽天証券はSBI証券に比べてIPO取扱実績がやや少なく、2021年までは主幹事を務めたことがありません。しかし、抽選方法は完全に平等であるため、どのようなユーザーにも当選するチャンスがあります。

NISA・つみたてNISAとiDeCoで比較

「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」は、非課税投資枠が設けられているお得な制度です。
口座を開設する金融機関によって商品の選択肢やサポートなどが異なるため、ここからは楽天証券・SBI証券の関連サービスを比較していきます。

○NISA・つみたてNISAで比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

NISA・つみたてNISAのサービスに関しても、楽天証券とSBI証券にはいくつか違いが見られます。

楽天証券 SBI証券
一般NISA手数料外国株以外は無料外国株以外は無料
投資信託取扱本数2,627本2,584本
IPO実績数(2020年)38件85件
外国株取扱国数6か国9か国
つみたてNISA取扱銘柄数179176
最低積立金額100円100円
積立頻度毎月・毎日毎月・毎週・毎日

(※2023年12月20日時点)

投資対象となる商品数は、楽天証券の方がやや多いです。しかし、楽天証券は外国株の取扱国数が少なく、つみたてNISAでは毎週の積み立てができません。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、NISAを利用する目的やスタンスに合わせて適した方を選びましょう。

NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。

引用:金融庁

○iDeCoで比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「iDeCo公式サイト

次は、「個人型確定拠出年金」とも呼ばれるiDeCo関連のサービスを比較してみます。

iDeCoとは、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度の一つです。公的年金と異なり、加入は任意となります。

引用:厚生労働省
楽天証券 SBI証券
運営手数料0円0円
投資対象商品数32本37本
サポート体制FPによるセミナー動画
会場型の資産運用セミナー
SBI-iDeCoロボによる提案

投資対象商品数は、SBI証券の方がやや多いです。
また、SBI証券は運用方法で悩んでいる方に向けて、ロボットアドバイザーである「SBI-iDeCoロボ」を提供しています。

このサービスでは、資産運用のこだわりポイントを答えるだけで最適な商品を提案してもらえるため、投資経験の少ない方でも安心してiDeCoを始められます。

一方で楽天証券は講師にファイナンシャルプランナーを招き、以下のセミナー動画を配信しています。

・資産運用セミナー
・あなたの個人型確定拠出年金(iDeCo)の疑問解決します!シリーズ
・iDeCoの取扱商品まるっと解説!

また、制度の概要や商品特徴をまとめた「スタートガイド」も用意されているので、楽天証券はiDeCoの基礎から学びたい方にもおすすめです。

ポイントサービスで比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「楽天証券

楽天証券とSBI証券では、株式取引や投資信託サービスの利用によってお得なポイントが付与されます。

楽天証券 SBI証券
株式取引によるポイント・超割コース…手数料の1%
・大口優遇…手数料の2%
(※現物取引・信用取引のいずれでも付与)
スタンダードプランの手数料と現物PTS取引手数料の月間合計金額の1.1%。
(※国内株の現物取引のみ付与)
投信残高によるポイント楽天銀行との口座連携サービスに登録することで、投信残高10万円ごとに毎月3~10ポイントを付与。月間平均保有額により、以下のポイントを付与。
・1,000万円未満…年率0.1%相当
・1,000万円以上…年率0.2%相当
投信購入によるポイント楽天カードによるクレジット決済で、購入額の最大1%を付与。三井住友カードによるクレジット決済で、購入額の最大2%を付与。
ポイントの使い道・ポイント投資(現物の株式取引、投資信託、バイナリーオプション)
・楽天市場でのショッピング
・JMBマイルとの交換
・その他、楽天グループ各社のサービス
・ポイント投資(投資信託のみ)
・ネットショッピングやコンビニなど、Tポイントを使用できる店舗全般

上記の通り、利用するプランやサービスによって付与されるポイントが異なるので、自身の投資スタイルに合った証券会社を選びましょう。

キャンペーンで比較

次は、楽天証券とSBI証券が実施している主なキャンペーンを紹介します。

楽天証券 SBI証券
株式取引のキャンペーン・国内株の信用取引デビューで、全員に200ポイント付与
・25歳以下の方は、国内株の現物取引手数料が無料
・米国株と米国ETFの取引手数料が、口座開設から最長で2ヵ月無料
投資信託のキャンペーン・500ポイント以上のポイント投資と楽天ポイントコース設定で、同月の楽天市場でのポイントが+1倍
・「SBIプレミアムチョイス」の銘柄を選ぶと、保有中のポイントが最大50%増
・投資信託の移管手数料をすべてSBI証券が負担

上記のほかにも両社はさまざまなキャンペーンを実施しており、FXや先物取引などもキャンペーンの対象に含まれます。ただし、時期によって適用されるものは異なるので、キャンペーン情報に関しては最新の情報をチェックしておくことが大切です。

取引スペックで比較

使いやすい証券会社を選ぶには、取引スペックを比較することも大切です
特にミニ株(※)や夜間取引は使い勝手に大きく関わるので、次はこれらのサービス内容を比較してみましょう。

(※)1株や10株など、株式を単元未満で売買できるサービスのこと。

楽天証券 SBI証券
ミニ株(単元未満株取引)売り・買いともに1株から可能。
(買取請求による換金は可能)
S株サービスにより、売り・買いともに1株から可能。
夜間取引の対応時間帯・8:20~16:00
・17:00~23:59
・8:20~16:00
・16:30~23:59
夜間取引の手数料通常の取引手数料と同様無料

ミニ株と夜間取引のサービスに関しては、SBI証券の方が充実しています。
特にミニ株の取り扱いには大きな差があるので、少額から株式投資を始めたい方はSBI証券から検討するとよいでしょう

なお、SBI証券では夜間取引の手数料は無料ですが、これは「インターネットコースのインターネット取引」のみが対象となるので注意しましょう。

取引アプリで比較

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

スマートフォンを使って取引をする方は、「取引アプリ」の利便性にも目を向ける必要があります。楽天証券とSBI証券のアプリにもいくつか違いが見られるので、以下でしっかりと比較しておきましょう。

楽天証券 SBI証券
米国株取引国内株と同じアプリで可能国内株とは別のアプリで可能
ミニ株(単元未満株取引)
夜間取引
投資情報やニュース・国内の市況
・海外の市況
・独自メディア「トウシル」
・株主優待情報
・日本経済新聞の記事
・会社四季報
・国内の市況
・海外の市況
・会社四季報
・プロフェッショナル向けのプレミアムニュース(有料)
登録銘柄リスト国内株・米国株ともに100件、10ページまで登録可能(最大で2,000銘柄)。・国内株…1万件まで
・米国株…300件まで
主要指数レート10種22種
テクニカル指標・国内株…16種
・米国株…16種
・国内株…15種
・米国株…20種
アラート機能・約定通知
・レート通知
・ニュース
・経済指標
・約定通知
・レート通知
・ニュース
・経済指標
・優待、配当権利付き最終日
ランキング・市場ランキング(国内株、米国株)
・楽天証券独自のランキング(国内株、米国株)
・市場別ランキング
・業種別ランキング
・SBI証券独自のランキング

閲覧できる主要指数レートはSBI証券の方が多く、SBI証券では日経平均やTOPIXなど基本的な国内レートのほか、香港ハンセンや独DAXなどのやや専門的な海外レートも閲覧できます。

評判で比較

では、実際に楽天証券やSBI証券を利用している方は、どのような意見を持っているのでしょうか。

ここではインターネット上での口コミをもとに、両社の良い評判・悪い評判をまとめてみました。

楽天証券 SBI証券
良い評判・ポイントシステムにお得感がある
・目的の銘柄を絞りやすい
・アプリからの情報収集が簡単
・IPOや外国株の選択肢が豊富
・夜間取引の手数料無料がお得
・少額投資がしやすい
悪い評判・単元未満株も取引させてほしい
・コールセンターへの電話がつながりにくい
・ポイント付与率をもう少しアップしてほしい
・システムやツールが不安的なときがある

上記のなかでも、楽天証券はポイントシステムのお得感SBI証券は取引手数料の安さが特に評価されています。

SBI証券と楽天証券のメリットを比較

ここでは、SBI証券と楽天証券のメリットを比較します。

SBI証券のメリット楽天証券のメリット
①手数料が安い
②IPO銘柄にも強い
③豊富な商品群
①楽天ポイントの付与
②初心者に優しい
③ツール・アプリが使いやすい

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

SBI証券のメリット1:手数料が安い

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

SBI証券の手数料は口コミなどでも高く評価されており、使い方次第では手数料0円での取引が可能です。

また、自身の投資スタイルに合ったプランを選べば、さらにお得な形で各サービスを利用できます。

○アクティブプランは手数料0円で利用可能

約定代金によって手数料が決まるアクティブプランでは、1日の約定代金が100万円を超えない限り手数料がかかりません。さらに、SBI証券が指定する国内上場ETFについては、売買金額が1日の約定代金に含まれないため、取引量に関わらず手数料0円で利用できます。

仮に1日の約定代金が100万円を超えても、SBI証券の手数料は安めです。特に約定代金が300万円超の場合は、100万円増えるごとに295円しか加算されないため、取引金額が多い方でもコストの安さを実感できるでしょう。

○スタンダードプランでも手数料55円~

スタンダードプランは注文ごとに手数料が発生するプランですが、約定代金が5万円以内であれば手数料はわずか55円(税込)です。アクティブプランと同じく指定の国内上場ETFは約定代金に含まれないので、1日に何度取引をしても手数料はかかりません。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

SBI証券のメリット2:IPO銘柄にも強い

公式サイト「SBI証券」
引用元:公式サイト「SBI証券

SBI証券は、豊富なIPO実績も高く評価されています。
2016年以降は毎年90%以上のIPO案件を取り扱っており、ユーザーに対しては当選確率を高められるポイントプログラムを提供しています。

○IPOとは?

IPO(Initial Public Offering)とは、企業が自社の株式を証券取引所に上場することです。日本語では「新規上場株式」や「新規公開株」と訳されており、IPOが実施された企業の株式は一般市場で取引できるようになります。

上場直後の株価が上昇しやすいため、IPO銘柄は抽選が行われるほど人気があります。

新規上場株式(IPO)とは、未上場の企業が、新株の発行(公募増資)や売出を行って、証券取引所に上場する(株式の)ことをいい、公開された株式は投資家が市場で売買することができます。

引用:SBI証券

○IPO取扱件数が大手証券会社並

国内の証券会社の中でも、SBI証券のIPO取扱件数は圧倒的であり、2021年にはIPO全体の98%にあたる案件を取り扱っています。

時期楽天証券のIPO実績SBI証券のIPO実績
2017年7件(4%)83件(92%)
2018年11件(12%)86件(96%)
2019年26件(30%)82件(95%)
2020年38件(41%)85件(91%)
2021年74件(59%)122件(98%)

(※カッコ内の数字は、その年の全IPO件数に対する割合)

ここ数年、SBI証券はここ数年ほとんどのIPO案件を取り扱っており、その実績は大手証券会社並みです。主幹事(※)の経験も豊富であり、2021年は全体の約20%にあたる21社のIPOにおいて主幹事を務めました

(※)IPOの運営やスケジュール管理などを行う会社のこと。ほかの証券会社に比べてIPO銘柄の引受株数が多い。

IPOは人気があるためなかなか当選しませんが、SBI証券では仮に抽選に漏れても「IPOチャレンジポイント」が付与されます。IPOチャレンジポイントを使って再度申し込むと当選確率を高められるので、SBI証券はIPO銘柄狙いの方にも最適な証券会社と言えるでしょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

SBI証券のメリット3:豊富な商品群

SBI証券は株式取引、投資信託ともに取扱商品が豊富です。特に投資地域の選択肢が多いので、地域を分散させてリスクを抑えたい方にはぴったりな証券会社でしょう。

○主要ネット証券最多となる9か国株を取り扱う

SBI証券は外国株の種類も豊富であり、2022年1月時点で主要ネット証券では最多となる9か国の株式を取り扱っています

外国株の種類取扱数
米国株約5,000銘柄
中国株約1,300銘柄
韓国株約60銘柄
ロシア株約30銘柄
ベトナム株約300銘柄
インドネシア株約40銘柄
シンガポール株約70銘柄
タイ株約40銘柄
マレーシア株約80銘柄

上記のうち、「韓国株・ロシア株・ベトナム株」の3つについては、楽天証券では取り扱いがありません。
SBI証券は米国株の取扱数を積極的に増やしており、2021年12月には5,000銘柄を突破しました。

○投資先を2,500以上ある投資信託から選べる

投資信託の取扱銘柄が豊富であることもSBI証券の大きな魅力です。2022年1月時点で銘柄数は2,500を超えており、国内株から外国債券まで幅広いタイプの投資信託を取り扱っています。

また、投資地域の選択肢も多いため、SBI証券は分散投資をしたい方にも適しています。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

楽天証券のメリット1:楽天ポイントが付与される

楽天証券で貯めたポイントは、楽天市場などで使える楽天ポイントと交換できます。JMBマイルとの交換もできるので、飛行機をよく利用する方は楽天証券を検討してみるとよいでしょう。

○ハッピープログラムでポイントが貯まる

楽天証券のハッピープログラムに登録すると、株式投資や投資信託などを取引するたびに、また残高達成でも楽天ポイントが付与されます。

残高達成については、毎月末時点で投資信託の残高が10万円を超えていると、その金額に応じて10~500ポイントが付与されます。

また、、楽天銀行のATM手数料が1ヵ月あたり最大7回まで無料、同行間振込手数料が何回でも無料となるので、コスト面でも大きなメリットを感じられるでしょう。

なお、楽天銀行の口座開設は必要になりますが、ハッピープログラムの登録に別途費用はかかりません。

楽天証券のメリット2:初心者に優しい

楽天証券は、投資初心者向けのサポートやサービスが充実しています。
お得なキャンペーンはもちろん、見やすさや分かりやすさを追求したサービスを提供しているため、どのような方でも安心して始められます。

○初心者向けキャンペーンが豊富

楽天証券では、以下のような初心者向けキャンペーンが用意されています。

・初めての信用取引で200ポイント付与
・初めてのCFD取引で200ポイント付与
・楽天銀行の口座開設と自動入出金設定で3,000円プレゼント

キャンペーン内容は時期によって変わることがあるため、事前に最新の情報をチェックしましょう。

○画面が見やすく解説も豊富

取引画面や取引アプリ、サイトデザインなどを積極的にリニューアルしている点も、楽天証券ならではの魅力です。特にWeb取引ページは頻繁にリニューアルされており、損益や資産の動きの見やすさが常に追求されています。

また、公式サイトには各画面の解説が掲載されているため、初めて利用する方でも安心して取引ができます。

○最短5分で口座開設できる

楽天証券の口座は、メール登録・本人確認・お客様情報入力の3ステップで簡単に開設できます。手続きが簡素化されているため、手元に必要な書類があれば最短5分で申し込みが完了します。

楽天証券のメリット3:ツール・アプリが使いやすい

楽天証券は、取引ツールやアプリの使いやすさも評価されています。パソコン・スマートフォンのどちらの端末でも、スピーディーな取引や分析、情報収集ができます。

○取引アプリ「iSPEED」は米国株と国内株の取引に対応

楽天証券の取引アプリ「iSPEED」では、同じアプリ内で米国株と国内株の両方を取引できます。ほかの証券会社では複数のアプリに分けられていることが多いので、この点はスピードや利便性を重視する方にとって大きなメリットといえます。

○マーケットスピードIIを無料で提供

楽天証券はパソコン用のトレーディングツールとして、「マーケットスピードII」を無料で提供しています。このツールでは基本的な取引だけではなく、アルゴ注文(※)やPST信用取引なども同時に行えるので、パソコンを使用する方であれば投資の幅をぐっと広げられます。

(※)事前に登録した条件を満たした場合に、自動的に発注される機能のこと。

○分析チャートや日経テレコンを利用できる

楽天証券のツール・アプリでは、テクニカル指標などの分析チャートのほか、日本経済新聞社のビジネスデータサービスである「日経テレコン」も利用できます。

日経テレコンは朝刊・夕刊や速報ニュース、過去1年分の新聞記事などを確認できるサービスで、活用すれば情報収集の効率が向上します。

SBI証券と楽天証券はどちらがおすすめか

SBI証券と楽天証券の特徴やメリットは異なりますが、それぞれどのような人に適した証券会社なのでしょうか。

SBI証券がおすすめなのはこんな人

コスト面や商品のバリエーションが評価されているSBI証券は、以下のような人におすすめです。

○SBI証券がおすすめな人
・手数料をとにかく抑えたい
・IPO投資にチャレンジしたい
・さまざまな地域の外国株に投資したい
・Pontaポイント、Tポイントを貯めたい
・ミニ株など、少額から投資を始めたい

また、SBI証券は「25歳以下現物手数料0円プログラム」を実施しており、25歳以下であれば国内株の現物手数料が一切かかりません。

このプログラムは未成年口座も対象となるので、若いうちから投資を始めたい方はSBI証券を考えてみるとよいでしょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

楽天証券がおすすめなのはこんな人

一方で、投資信託やポイントサービスが充実している楽天証券は、次のような人におすすめです。

○楽天証券がおすすめな人
・投資信託の選択肢を増やしたい
・ポイント還元率を重視したい
・楽天ポイントを貯めたい
・ポイントでさまざまな投資をしたい
・楽天グループ各社のサービスを利用している

楽天証券の魅力はやはりポイントサービスであり、特に楽天市場や楽天トラベルなどの関連サービスを利用している方は、ポイントの使い道がぐっと広がります。

また、貯めたポイントは銘柄数が豊富な投資信託への投資にも使えるので、ポイントを有効活用したい方はぜひ選択肢として検討してみましょう。

SBI証券・楽天証券の使い分けも選択肢のひとつ

SBI証券と楽天証券は、どちらもネット証券としてはトップクラスの実績がある証券会社です。細かく見ると商品ラインナップやポイントサービスなどに違いがあるため、投資の目的やスタイルを踏まえて、より適した方を選ぶことが大切です。

なお、証券口座は複数社で開設することも可能であり、実際に2つ以上の口座をうまく使い分けている方も多く見られます。どちらの証券会社も気になった方は、SBI証券・楽天証券のそれぞれで口座開設することも検討してみましょう。