海外ETFが人気を集める4つの理由とSBI証券のおすすめ銘柄10選
(画像=Tim/stock.adobe.com)

ETF(上場投資信託)は投資信託の一種で、証券取引所に上場しています。
英語では「Exchange Traded Funds」と表記され、ETFはその頭文字を取った略称です。

本記事では特に近年人気が高まっている海外のETF情報を交えつつ、海外ETFに強いとされるSBI証券のおすすめ銘柄などを解説します。

目次

  1. そもそもETFとは?
  2. 国内ETFと海外ETFの違い
    1. 取引できる時間と通貨
    2. 取り扱っている証券会社
    3. 保有中のコスト
    4. 分配金の課税の仕組み
  3. 海外ETFが人気を集める4つの理由
    1. 少額で分散投資ができる
    2. 投資商品のバリエーションが豊富
    3. リアルタイムの価格で取引できる
    4. 保有コストが安い
  4. SBI証券でETFを購入するメリット
    1. 口座開設数がネット証券でNo.1
    2. 国内に加えて海外ETFの銘柄も充実
    3. 業界最安水準の手数料
    4. ポイントを貯めながら投資できる
    5. 少額から定期買付サービスを利用できる
    6. ロボアドがあるから初心者でも安心
  5. SBI証券のおすすめETF銘柄は?
    1. おすすめの国内ETF
  6. おすすめの海外ETF

そもそもETFとは?

ETFは証券取引所に上場している投資信託で、日経平均株価やTOPIX、アメリカのNYダウなど、指数と連動するように運用されています。
金(ゴールド)や原油価格などと連動するETFもあるため、ETFを活用するとさまざまな投資商品に投資することができます。

ETFは人気が高いこともあって年々銘柄数が増えており、東証では1995年にはわずか1銘柄だったものが右肩上がりで増え、2022年時点では261銘柄が上場しています。

通常の投資信託との違いは、「上場しているかどうか」という点と、リアルタイムの取引が行える点です。
投資信託は一定の時間帯で基準価額(※)が決まるため、買付注文を出してもすぐに約定することがありません。

※基準価額:投資信託の1万口の値段

国内ETFと海外ETFの違い

ETFは日本だけでなく、世界各国の証券取引所で売買されています。
日本のETFが主に東京証券取引所(東証)に上場している銘柄群を指すように、アメリカにはアメリカの証券取引所に上場しているETFがあります。

東証にはアメリカなど海外の株価指数と連動するETFも上場していますが、これは「投資対象がアメリカ」という意味であり、あくまで日本に上場しているETFなので国内ETFに分類されます。

ここからは国内ETFと海外ETFの4つの違いについて、詳しく解説します。

取引できる時間と通貨

ETFは証券取引所に上場しているため、売買できるのはそのETFが上場している市場の取引時間帯のみです。
また、それぞれのETFが上場している証券取引所がある国の法定通貨で取引を行います。

国内ETF海外ETF
取引時間東証の取引時間
9時~11時30分
12時30分~15時
それぞれのETFが上場している証券取引所の取引時間
米国ETFの場合、
日本時間の23時30分~翌6時
サマータイム期間は、
日本時間の22時30分~翌5時
取引通貨日本円それぞれのETFが上場している国の通貨
米国ETFの場合は米ドル

日本と海外には時差があるため、取引時間はその影響を受けます。
アメリカのETFの取引時間は、日本時間の深夜になります。

取り扱っている証券会社

ネット証券は海外ETFの取り扱いに力を入れているので、海外ETFへの投資を検討している方は、SBI証券や楽天証券、マネックス証券など、主要ネットで口座を開設するとよいでしょう。

「海外ETFに投資するには、海外の証券会社で口座を開設する必要がある」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
ネット証券をはじめとする国内の証券会社に口座があれば、海外ETF投資を始めることができます。

保有中のコスト

それぞれのETFには、運用会社があります。運用会社がETFを維持・運用していくためにはコストがかかるため、投資家もそのコストを負担する必要があります。

国内ETFでは必ず信託報酬が開示されており、その信託報酬が保有コストになります。

海外ETFも原則として信託報酬が保有コストとなりますが、海外ETFのコストは一般的に「経費率」という名称で開示されています。
ETFは非上場の投資信託と比べると信託報酬が安いことがメリットのひとつですが、とりわけETFの取り扱い数や運用資産規模が大きいアメリカではETF同士のコスト競争が激しく、0.1%を下回るような格安のETFもたくさんあります。

アメリカの株価指数として有名なS&P500と連動するETFで、日米を比較してみましょう。

国内ETFの「上場インデックスファンド米国株式(1547)」は信託報酬が0.15%に対し、米国ETFの「SPDR S&P 500 ETFトラスト」は0.09%です。
同じ株価指数に連動するETF同士で倍近くのコスト差があるため、多くの投資家が米国ETFに注目しているのでしょう。

分配金の課税の仕組み

ETFの中には、定期的に分配金が支払われるものがあります。
分配金は投資によって得られた利益なので、課税対象です。国内ETFは、分配金に対して20.315%の税金がかかります。

海外ETFは、国によって扱いが異なります。
米国ETFで分配金が発生した場合は、アメリカで分配金に対して課税された後、日本でも課税されます。

日米租税条約を根拠に、まずアメリカで10%の課税分が差し引かれます。
そして、残った分配金に対して国内ETFと同率の20.315%が課税されます。海外ETFは国内よりも分配金の利回りが高い銘柄や保有コストの安い銘柄がありますが、税金面では二重課税となります。

ただし、この二重課税については確定申告を行うことで、外国で課税された分を控除できる外国税額控除という制度があるため、これを適用すれば実質的に二重課税を回避することができます。

海外ETFが人気を集める4つの理由

日本人投資家の間で、海外ETFが人気を集める理由は以下の4つが挙げられます。

少額で分散投資ができる
投資商品のバリエーションが豊富
リアルタイムの価格で取引できる
保有コストが安い

それぞれの理由について、詳しく解説します。

少額で分散投資ができる

海外ETFは、1本のETFを保有しているだけで複数の投資先に分散しているのと同じ効果が得られます。
また、アメリカのETFは1本単位で売買できるので、アメリカの主要500銘柄から算出される株価指数であるS&P500と連動する「SPDR S&P500 ETFトラスト」を1本保有すれば、主要500社に分散投資を行うのと同じ効果が得られます。

2022年4月時点で同ETFは400ドル台なので、日本円にして4万円台でアメリカの主要500社に分散投資ができることになります。

投資商品のバリエーションが豊富

海外ETFには、実に多彩な商品があります。
株価指数と値動きが連動するETFや配当金が多い株式に集中投資しているETF、コモディティなどの価格と連動するETFなどがあります。

例えば、原油も米国の「WTI原油先物」と値動きが連動するETFを通じて取引できます。
このように世界中のさまざまな投資商品に投資できるのも海外ETFのメリットです。

リアルタイムの価格で取引できる

ETFは証券取引所で売買されているので、現物株式と同じ感覚で売買ができます。
購入した直後に価格が上昇したら、売って利益を確定するといった短期売買もできます。

上場していない投資信託の場合、売却してから現金が支払われるまで、少なくとも3営業日を要します。
ETFはリアルタイムで取引できるため、売却するとその代金はすぐに口座に反映され、別のETFなどに投資することもできます。

投資機会を逃さないという意味でも、リアルタイムで取引できることはETFの大きなメリットです。

保有コストが安い

ETFを保有すると、そのETFを運用するために必要なコストが発生します。
日本では信託報酬、海外では経費率と表現されることの多い保有コストですが、海外ETFの中でも米国のETFは経費率が安いことで知られています。

米国ETF市場は成長が著しく、世界中から多額の投資マネーが流入しています。
そのためETFの運用会社同士の競争も激しく、経費率が非常に安いETF銘柄がたくさんあります。

株価指数のS&P500と連動する「SPDR S&P500 ETFトラスト」の経費率は0.09%、S&P500の中から配当の高い銘柄を集めたETFとして有名な「SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF」の経費率は0.07%です。
経費率が低いほど投資家の手残りが多くなるため、海外ETFの経費率が安いことは非常に重要なチェックポイントといえます。

SBI証券でETFを購入するメリット

ETFを購入するなら、ネット証券がおすすめです。
ここでは、ネット証券大手のSBI証券でETFを購入する6つのメリットを解説します。

口座開設数がネット証券でNo.1
国内に加えて海外ETFの銘柄も充実
業界最安水準の手数料
ポイントを貯めながら投資できる
少額から定期買付サービスを利用できる
ロボアドがあるから初心者でも安心

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

口座開設数がネット証券でNo.1

SBI証券は600万以上の口座開設数を誇ります。
この口座開設数は、ネット証券の中でも堂々の1位です。

証券総合口座だけでなく預かり資産口座、NISA口座数などさまざまな実績においてもネット証券でトップであり、非常に実力のある証券会社であることがわかります。

これらの実績から、ETF投資を始める際は有力候補となる証券会社といえます。
他の証券会社を検討する場合も、SBI証券をベンチマークにして比較してみるとよいでしょう。

比較した上でSBI証券よりも優れている、普段使っているポイントを採用しているといった優位性がある場合はSBI証券以外も検討の余地がありますが、特にこだわりがないのであれば、SBI証券を選ぶのが無難です。

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国内に加えて海外ETFの銘柄も充実

ETFは多くの銘柄が上場しているので、自分が投資したいETFを見つけるには選択肢が多いほうが有利です。
そのためには、より多くのETF銘柄を取り扱っている証券会社を選択する必要があります。

SBI証券はかねてより米国株など海外の投資商品を豊富に取り扱っており、アメリカだけでなく中国、韓国、シンガポールのETFを売買できます。

実際に海外ETFに投資するとなると米国ETFを物色する方が多いと思いますが、米国ETFも主要なものを始め、ラインナップが豊富です。

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業界最安水準の手数料

ネット証券のほとんどは手数料が安く設定されています。
その中でもSBI証券は業界最安水準の手数料であり、それがネット証券で最も口座開設数が多くなった理由のひとつともいえるでしょう。

国内ETFの取引手数料

SBI証券の国内ETFは、取引手数料が現物株式取引と同じです。

SBI証券には2つの料金体系があります。ひとつは「国内株式スタンダードプラン」で、こちらは売買代金に応じて手数料が変動します。
手数料は以下の通りです。

約定代金手数料
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円

もう一方の「アクティブプラン」は、1日の約定代金100万円までであれば手数料が0円になるプランです。

どちらのプランもネット証券の中で最安水準であり、他社を検討したとしてもこれ以上手数料が安くなることはほとんどありません。

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海外ETFの取引手数料

SBI証券の海外ETFは、国によって手数料の料金体系が異なります。国別のETF取引手数料は、以下の通りです。

ETFが上場している国手数料
アメリカ約定代金の0.45%
手数料下限5ドル(上限20ドル )
中国約定代金の0.26%
最低手数料:47香港ドル
上限手数料:470香港ドル
韓国約定代金の0.9%
最低手数料:9,000韓国ウォン
シンガポール約定代金の1%
最低手数料:28シンガポールドル

なお、SBI証券は米国株や米国ETFに力を入れており、特定のETFについては買付手数料が無料になるサービスを提供しています。
人気の高い以下のETFをSBI証券で購入すると、本来であれば発生する0.45%の手数料が無料になります。

・バンガード トータル ワールド ストックETF(VT)
・バンガード トータルストックマーケットETF(VTI)
・バンガード S&P 500 ETF(VOO)
・ウィズダムツリー インド株収益ファンド(EPI)
・SPDRゴールド ミニシェアーズ トラスト(GLDM)
・インベスコ QQQ トラスト シリーズ1 ETF(QQQ)
・SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF(SPYD)
・iシェアーズ コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)
・バンガード 米国情報技術セクター ETF(VGT)
・iシェアーズ 米国不動産 ETF(IVR)

上記の10銘柄は、SBI証券が人気の米国ETFを厳選した「SBI ETFセレクション」に指定しているものです。
すでに紹介したETFも一部含まれていますが、いずれも人気があります。ETFの銘柄選びでは、上記の銘柄も候補に加えてみてはいかがでしょうか。

「SBI ETFセレクション」とは?

「SBI ETFセレクション」とは、買付手数料が無料になっている米国ETF10銘柄です。
この10銘柄のほとんどは、米国ETFの中でも知名度が高く、人気や運用資産規模でも常に上位にランクインする銘柄です。

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ポイントを貯めながら投資できる

SBI証券にはPontaポイント、Tポイント、dポイントの3つが導入されており、いずれも日本国内では利用率の高いポイントです。
ETFの購入時に発生した手数料に対してポイントが付与されるので、取引をすればするほどポイントが貯まります。

「スタンダードプラン」の手数料に対して1.1%相当のポイントが貯まるため、頻繁にETFの売買をしている人は「知らないうちに多くのポイントが貯まっていた」といったこともあるでしょう。

貯めたポイントは店舗などで使えるだけでなく、SBI証券での投資にも使えます。
もちろん投資信託の購入にも利用できるので、投資で貯めたポイントをさらに増やすこともできます。

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少額から定期買付サービスを利用できる

SBI証券には、ETFの定額買付サービスがあります。
米国ETFを対象に行っているサービスで、最初に購入するETFの銘柄と金額、購入するタイミングを指定しておくと、自動的に買付をしてくれます。

長期投資では一定額ずつ買い続ける「ドル・コスト平均法」という手法が有効ですが、それをアメリカのETFで自動化できるのは、SBI証券ならではのサービスです。

カレンダーから購入日を指定できるため、「毎月」や「毎週」だけでなく「3日ごと」といったように細かい設定も可能です。

ロボアドがあるから初心者でも安心

ロボアドとは「ロボアドバイザー」の略で、資産運用を自動化できるサービスのことです。

投資初心者は投資先の選定で迷うことが多いと思いますが、そんな時に最適な投資先を提案して、自動的に売買してくれるサービスです。
日本国内では、「ウェルスナビ」や「テオ」といったサービスが有名です。

SBI証券には、「ウェルスナビ」を利用できるサービスがあります。
投資家は自分の投資目的を設定して、後は「ウェルスナビ」に任せておけば自動的に投資してくれます。
経済や相場の環境は、常に変化しています。その変化を常に監視し、変化に応じて資産のリバランス(調整)をしてくれます。

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SBI証券のおすすめETF銘柄は?

SBI証券でETF投資を始めるにあたって、銘柄選びの参考になるよう「おすすめの銘柄」を紹介します。
5銘柄のETFを紹介するので、ETFを選ぶ際の参考にしてください。

おすすめの国内ETF

ここでは、国内ETFの中からおすすめの5銘柄を紹介します。

それぞれの国内ETFについて、詳しく解説します。

上場インデックスファンド225

銘柄名上場インデックスファンド225
銘柄コード1330
純資産総額(2022年4月時点)36,802億円
信託報酬0.308% 以内

「上場インデックスファンド225」は日経平均株価と連動するETFです。

日経平均株価と連動するように運用されているため、「日本株の中でも安定的な銘柄に投資したい」をいうニーズに適しています。

日経平均株価は3万円台を付けた後、2万5,000円前後のレンジで長らく推移しているため、「安い時には多く買い、高い時には少なく買う」というドル・コスト平均法が機能しやすいETFでもあります。

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TOPIX連動型投信

銘柄名TOPIX連動型投信
銘柄コード1306
純資産総額(2022年4月時点)162,494.6億円
信託報酬0.0968%以内

日経平均株価とともに、日本株の動向を知るのに有効な株価指数として用いられているのがTOPIXです。
TOPIXは旧・東証1部に上場していた全銘柄の1968年1月4日の時価総額を100として、その後の株価の推移を示す株価指数です。

東証は2022年4月に再編が行われたため東証1部という概念はなくなりましたが、TOPIXは引き続き代表的な株価指数として用いられています。

TOPIX連動型投信はTOPIXと連動するように運用されており、日経平均株価よりも多くの銘柄を対象としていることから、より高いリスク分散性があります。

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日経225連動投信

銘柄名日経225連動投信
銘柄コード1321
純資産総額(2022年4月時点)77,436.2億円
信託報酬0.1980%

「上場インデックスファンド225」と同じく、日経平均株価と連動するように運用されている国内ETFです。
運用会社は異なりますが、同じ株価指数と連動するETFなので、常に両者の市場価格はほぼ同じです。

大きな違いは、信託報酬です。先ほどの「上場インデックスファンド225」の信託報酬が0.308%であるのに対し、こちらは0.198%です。
単純に信託報酬だけを比較するとこちらのほうが安いので、より低コストでETFを運用したい場合はこちらが有力候補になるでしょう。

また、先ほどの「上場インデックスファンド225」は売買単位が10口単位であるのに対し、こちらの「日経225連動投信」は1口単位です。
少額から投資を始めたい方や、より細かい単位で売買したい方はこちらを選ぶとよいでしょう。

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純金上場信託

銘柄名純金上場信託
銘柄コード1540
純資産総額(2022年1月時点)1,164億円
信託報酬0.49%

純金上場信託という名称の通り、金(ゴールド)の価格と連動するように運用されています。
金は世界中のさまざまな市場で取引されていますが、このETFは大阪取引所で取引されている金1グラムあたりの先物価格と連動するように運用されています。

コロナ禍による世界的な金融不安やウクライナ情勢による地政学リスクの高まりなどを受けて、金価格が大きく上昇する局面がありました。
多くの投資家が金を安全資産の代表格として認識しているため、金融市場に不安や動揺が起きると、リスクオフとして金が買われやすくなります。

「純金上場信託」は、今後さらに金価格の上昇が見込まれる場合や、ポートフォリオ内の資産を分散化する目的で保有することを検討してもよいでしょう。

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WTI原油価格連動型上場投信

銘柄名WTI原油価格連動型上場投信
銘柄コード1671
純資産総額(2022年4月時点)410億円
信託報酬0.935%

「WTI原油価格連動型上場投信」は、WTI原油先物の価格と連動するように運用されているETFです。
アメリカの取引所で取り扱いのある指標と連動していますが、東証に上場している国内ETFです。

WTI原油先物は世界的な原油価格の指標として使われているので、経済ニュースなどで原油価格の上昇が報じられている時は、WTI原油価格の上昇を意味しています。

コロナ禍からの経済回復やウクライナ情勢などの影響で、原油価格の高騰が続いています。
さらに値上がりすることを見込んで「原油に投資したい」と考える投資家は多いと思いますが、日本の個人投資家がアメリカの市場で直接WTI原油先物に投資するのは簡単ではありません。
しかし、「WTI原油価格連動型上場投信」は国内ETFなので、日本円で投資することができます。

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おすすめの海外ETF

ここでは、海外ETFを5銘柄紹介します。特に投資価値の高いアメリカのETFから、5銘柄を厳選しました。

それぞれの海外ETFについて、詳しく解説します。

バンガード 米国高配当株式ETF

銘柄名バンガード 米国高配当株式ETF
ティッカーシンボルVYM
純資産総額(2022年4月時点)458億ドル
信託報酬0.06%

バンガードは、世界的に有名なアメリカの資産運用会社です。
そのバンガードが運用する「バンガード 米国高配当株式ETF」は、「VYM」というティッカーシンボルで投資家に広く知られています。
「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」という株式の高配当銘柄を集めた株価指数がありますが、「バンガード 米国高配当株式ETF」はこの株価指数と連動するように運用されています。

アメリカ市場には高配当の株式銘柄が多くあるため、同様の高配当ETFは他にもあります。
その中でも「バンガード 米国高配当株式ETF」は運用実績が豊富で総資産額も大きく、高配当ETFの中でも高い人気を誇っています。

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バンガードS&P500ETF

銘柄名バンガードS&P500ETF
ティッカーシンボルVOO
純資産総額(2022年4月時点)2,714億ドル
信託報酬0.03%

先ほどの「バンガード 米国高配当株式ETF」は、アメリカの主要株価指数であるS&P500と連動するように運用されています。

S&P500と連動するETFとして、先ほどから「SPDR S&P500 ETFトラスト」を紹介していますが、どちらも連動する株価指数は同じなので、基本的に両者の価格はほぼ同じ価格になります。

ただし、経費率は「バンガードS&P500ETF」が0.03%なので、「SPDR S&P500 ETFトラスト」の0.0945%よりも安くなっています。

バンガードトータルストックマーケットETF

銘柄名バンガードトータルストックマーケットETF
ティッカーシンボルVTI
純資産総額(2022年4月時点)2,820億ドル
信託報酬0.03%

「バンガードトータルストックマーケットETF」は、米国株全体に投資できるETFです。

このETFは「MSCI USブロードマーケット・インデックス」という株価指数と連動するように運用しています。
同指数はアメリカ株式市場に上場している銘柄の時価総額の99.5%をカバーしているため、実質的にアメリカの全株式に投資しているのと同じ効果が得られます。

NYダウやS&P500などのアメリカの代表的な株価指数をベンチマークとするETFもありますが、アメリカのほぼすべての株式に投資したい場合は「バンガードトータルストックマーケットETF」への投資を検討しましょう。

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SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF

銘柄名SPDRポートフォリオS&P 500高配当株式ETF
ティッカーシンボルSPYD
純資産総額(2022年4月時点)6,718億ドル
信託報酬0.07%

先ほど紹介した「バンガード 米国高配当株式ETF」と同様に、アメリカの高配当銘柄を中心に構成されているETFです。
S&P500を構成する銘柄の中から配当利回りが高い順に80銘柄を選定し、それぞれに均等に投資することによって高い配当の維持を目指します。

ティッカーシンボルは「SPYD」で、先ほど紹介した「VYM」と同様に高配当ETFとして広く知られています。
「VYM」と同様に高配当ETFでありながら経費率が非常に低く、「VYM」の0.06%に対して「SPYD」は0.07%なので、経費率の面でも遜色ありません。

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インベスコQQQトラストシリーズ1ETF

銘柄名インベスコQQQトラストシリーズ1ETF
ティッカーシンボルQQQ
純資産総額(2022年4月時点)1,793億ドル
信託報酬0.2%

この「インベスコQQQトラストシリーズ1ETF」は、「ナスダック100」に連動するように運用されているETFです。
AppleやAmazon、Googleといったアメリカのハイテク株に分散投資をしたい場合に使えます。

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