つみたてNISAと一般NISAの利益はどれくらい違う?おすすめの銘柄や証券会社も合わせて紹介
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投資や資産運用を始めるにあたって、税制優遇制度のNISAを利用する方は多く見られます。NISAは全ての運用益が非課税になる制度ですが、「どれくらい利益が出るのか」と疑問に感じている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、一般NISAとつみたてNISAでそれぞれどれくらい利益が出るのか、投資先の選び方はどうしたらよいのかを詳しく解説します。おすすめの銘柄や証券会社も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. そもそもNISAとは?
  2. NISAはどれくらい利益が出る?
  3. 一般NISAとつみたてNISAは結局どっちがお得?
  4. つみたてNISAで利益を増やす商品選びのポイント
  5. つみたてNISAのおすすめ銘柄5選
  6. つみたてNISAにおすすめの証券会社
  7. 投資の目標金額を決めよう


そもそもNISAとは?

NISAとは、株式や投資信託などの金融商品を取引した際に、非課税投資枠内の投資における全ての利益が非課税になる税制優遇制度のことです。日本語では少額投資非課税制度と呼ばれており、成人以上を対象にした「一般NISA」「つみたてNISA」、成人未満を対象にした「ジュニアNISA」の3つが実施されています(※2022年6月現在)。

通常の投資では、運用益に対して20.315%(所得税+住民税)の税金が課されます。NISAはこの税金が全て免除されるので、運用益がある方にとっては大きな節税になります。

なお、NISAは取扱いのある金融機関(証券会社など)でしか利用できないため、口座開設をする方は入念に情報収集をしておきましょう。

一般NISAとつみたてNISAは何が違う?

NISAの併用は認められていないため、成人の方が利用する場合は「一般NISA」または「つみたてNISA」のいずれかを選ぶ必要があります。これらの制度にはどのような違いがあるのか、以下の表にまとめました。

主な違い一般NISAつみたてNISA
投資可能期間2023年まで2042年まで
非課税投資枠年間120万円年間40万円
非課税期間最長5年最長20年
非課税投資枠の総額最大600万円最大800万円
対象商品上場株式やETF、公募株式投信、REITなど長期・積立・分散投資に適した一部の投資信託
買付方法通常の買付または積立投資積立投資のみ
ロールオーバー(※)不可
(※)非課税期間の終了時に、翌年以降の専用口座に金融商品を移管させること。

一般NISAは対象商品の幅が広く、株式やREITなども含まれます。また、積立以外の買付も可能ですが、選択肢が多い分きちんとした運用プランが必要になります。

一方で、つみたてNISAの対象商品は金融庁から認可を受けたもののみであり、全体的にローリスクな商品が取り扱われています。ただし、買付方法が積立投資に限定されているため、気になる銘柄を自由なタイミングで売買することはできません。

なお、2024年からは一般NISAが廃止され、「新NISA」と呼ばれる制度が始まります。特に一般NISAを利用する方は、新NISAの概要も合わせて確認しておきましょう。

NISAはどれくらい利益が出る?

ここからは、一般NISAとつみたてNISAの利益を比較していきます。

○シミュレーションの前提条件
購入時期:2020年1月1日〜
売却時期:非課税期間終了時(NISAは5年、つみたてNISAは20年)
購入頻度:毎月1回
保有コスト:年間0.1%
分配金の利回り:年間3.0%

なお、以下のシミュレーションは利益を簡単に比較したものであり、監査報酬や信託財産留保額等の細かいコストは想定していません。また、実際の運用時には利回りが変動するため、シミュレーション結果はあくまで目安となります。

年間20万円分の投資信託を購入した場合

年間20万円分の投資信託は、いずれのNISAでも非課税投資枠の範囲内で購入できます。ただし、一般NISAは非課税期間が最長5年となるため、6年目以降は非課税措置を受けられません(※ロールオーバーや新NISAへの移行は考慮しない)。

上記の前提条件でどれくらい利益が出るのか、以下の表でシミュレーションしてみました。

投資期間一般NISAの資産額つみたてNISAの資産額
1年目20.3万円20.3万円
2年目41.1万円41.1万円
3年目62.6万円62.6万円
4年目84.7万円84.7万円
5年目107.5万円107.5万円
10年目 231.7万円
15年目375.3万円
20年目541.2万円
合計額107.5万円541.2万円
※毎月の積立金額は16,666円で計算
参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

年間2.9%の利回り(※)でシミュレーションをした結果、一般NISAの最終利益は7.5万円、つみたてNISAは141.2万円となりました。

(※)利回りは「分配金―コスト」で計算している。

年間40万円分の投資信託を購入した場合

次は、年間40万円分の投資信託を積み立てた場合のシミュレーションを紹介します。

投資期間一般NISAの資産額つみたてNISAの資産額
1年目40.5万円40.5万円
2年目82.3万円82.3万円
3年目125.2万円125.2万円
4年目169.4万円169.4万円
5年目214.9万円214.9万円
10年目 463.4万円
15年目750.5万円
20年目1,082.5万円
合計額107.5万円1,082.5万円
※毎月の積立金額は33,333円で計算
参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

非課税投資枠を使い切った時点での利益を比較すると、一般NISAは14.9万円、つみたてNISAは282.5万円となりました。

年間100万円分の投資信託を購入した場合

年間100万円分の投資信託を購入するケースでは、非課税投資枠の範囲に違いがあります。一般NISAでは全ての運用益が非課税となりますが、つみたてNISAでは年間40万円分にしか非課税措置が適用されません。

この違いによって非課税対象の利益がどれくらい変わってくるのか、実際にシミュレーションをしてみましょう。

投資期間一般NISAの資産額つみたてNISAの資産額
1年目101.3万円40.5万円
2年目205.7万円61.2万円
3年目313.0万円125.2万円
4年目423.6万円169.4万円
5年目537.4万円214.9万円
10年目 463.4万円
15年目750.5万円
20年目1,028,5
20年目(合計額)537.4万円1,028.5万円
※一般NISAの毎月の積立金額は83,333円、つみたてNISAは33,333円で計算
参考:金融庁「資産運用シミュレーション」

5年目までの運用結果を見ると、資産額は一般NISAのほうが320万円ほど多くなります。ただし、運用期間が伸びるにつれて差は縮まっていき、20年目にはつみたてNISAのほうが500万円ほど多い結果になりました。

一般NISAとつみたてNISAは結局どっちがお得?

上記の通り、一般NISAとつみたてNISAの利益は、毎年の積立金額や運用期間によって異なります。つまり、どちらの制度がお得になるかを一概に言うことはできません。

よりお得に投資したいのであれば、ご自身の投資スタイルや目的に適した制度を選ぶことが大切です。以下では、それぞれの制度に向いている人の特徴を紹介します。

一般NISAが向いている人つみたてNISAが向いている人
・年間40万円以上の金融商品を購入したい
・投資信託以外の商品も運用したい
・5年の運用で利益を得る自信がある
・少額から投資を始めたい
・投資信託にしか興味がない
・長期間かけてコツコツと投資したい

利用する制度を絞れない方は、実際に取引できる商品・銘柄も確認してみましょう。

課税口座で購入するとこんなに違う

株式や投資信託は、「課税口座(一般口座・特定口座)」と呼ばれる口座からでも取引できます。ただし、課税口座では、全ての利益に対して20.315%の税金が課されます。

課税口座とNISA口座の比較
株式や投資信託を取引して、年間30万円の利益が発生した場合

課税口座:30万円×20.315%=60,945円の税金が発生(年間)
NISA口座:金額に関わらず全ての利益が非課税

課税口座では損益通算(※1)や繰越控除(※2)が適用されるものの、利益が出た場合の税金はNISA口座のほうが狙い目です。運用益によっては税金も大きなコストになるので、特に利益を得る自信がある方はNISAを積極的に利用しましょう。

(※1)複数口座の損益を通算できる制度のこと。
(※2)1年間に控除しきれなかった損失を、最長3年以降まで繰り越せる制度のこと。

確定拠出年金(DC)との比較

NISAとよく比較される制度に、「確定拠出年金(DC)」があります。これは、毎月拠出した掛金を加入者が運用する年金制度で、国内では以下の2つが実施されています。

制度の名称個人型確定拠出年金企業型確定拠出年金
略称iDeCo(イデコ)企業型DC
掛金の負担者加入者個人加入者の勤め先
金融機関加入者個人が選ぶ勤め先の会社が選ぶ
運用商品金融機関の取扱商品から選ぶ会社が用意した商品から選ぶ
口座管理料加入者個人が負担基本的には会社が負担

確定拠出年金では、年間の非課税投資枠内における投資で発生した全ての運用益が非課税になります。また、iDeCoでは65歳まで、企業型DCでは70歳まで金融商品を運用できるため、うまく活用すればNISAよりも大きな節税効果を得られるでしょう。

ただし、確定拠出年金で運用した資産は、原則として加入者が60歳になるまで引き出すことができません。資産の運用方法に制限がかかってしまうため、確定拠出年金ではより慎重に運用プランを立てることが求められます。

確定拠出年金(DC)の主な特徴
・毎月の掛金を使って、加入者自身が金融商品を運用する
・運用中の利益(譲渡益や分配金)が全て非課税になる
・iDeCoでは65歳まで、企業型DCでは70歳まで商品を運用できる
・原則60歳になるまでは資産を引き出せない

なお、NISAとiDeCoは併用も認められているので、資金に余裕がある方はぜひ検討してみましょう。

つみたてNISAで利益を増やす商品選びのポイント

つみたてNISAで利益を増やしたい方は、次のポイントを踏まえて投資することが大切です。

つみたてNISAの商品選びのポイント
・目的に合わせて運用方針を選ぶ
・投資先の資産を分散してリスクを抑える
・手数料が安いものを選ぶ

ここからは、各ポイントの詳細を分かりやすく解説していきます。

目的に合わせて運用方針を選ぶ

つみたてNISAの対象商品である投資信託は、大きく以下の2タイプに分けられます。

投資信託のタイプ(運用方針)概要や特徴
インデックス型ベンチマーク(※)との連動を目指すことで、平均的なパフォーマンスを実現する。ローリスク・ローリターンな銘柄が多く、保有中のコスト(信託報酬)を抑えやすい。
アクティブ型ベンチマークを上回るパフォーマンスを目指している。インデックス型に比べると、ハイリスク・ハイリターンの銘柄が多く、信託報酬もやや高い傾向にある。
※基準となる株価指数のこと。代表的な株価指数には日経平均株価などがある

インデックス型とアクティブ型は特徴が大きく異なるため、投資の目的に合わせて選ぶことが重要です。例えば、数十年かけてコツコツと投資する場合はインデックス型、積極的に利益を狙いたい方にはアクティブ型が適しています。

全体的にはローリスクな商品が多いものの、実際のリスク・リターンは運用方針によって変わるので注意しておきましょう。

アセットクラスを意識してリスクを分散する

アセットクラス(資産クラス)とは、投資信託の運用方針を分類したものです。アセットクラスに明確な基準はありませんが、以下のように「投資地域」と「投資資産」の2つに分けて考えると、各銘柄のリスクやリターンを把握しやすくなります。

アセットクラスの考え方

・投資地域で分けたときのリスクやリターン
国内型<先進国型(日本は含まない)<新興国型

・投資資産で分けたときのリスクやリターン
債券型<バランス型<株式型

例えば、長期間かけて地道に資産を増やしたい場合は、国内債券に投資する銘柄を選ぶとリスクを抑えられます。一方で、新興国型や株式型はハイリスクですが、大きなリターンを狙いたい方に適しています。

上記の「バランス型」は、複数の資産・地域にバランスよく投資をする銘柄です。必ずしもローリスクなわけではありませんが、バランス型は1つの銘柄だけで高い分散効果を期待できます。

手数料が安いものを選ぶ

つみたてNISAの対象商品は、購入手数料が0円(ノーロード)の銘柄のみです。そのため、購入時のコストを比較する必要はありません。

ただし、以下の手数料は銘柄ごとに異なるため、必ず購入前に確認しましょう。

つみたてNISAで比較すべき手数料
・信託報酬:投資信託の保有額に応じて、毎月発生する保有コスト。
・信託財産留保額:解約時や換金時に、他の手数料とは別に徴収されるコスト。

日々の保有コストを抑えたい場合は、信託報酬を確認することが大切です。さらに投資信託のリターンが各種コストの合計をどれだけ上回るのかを確認することで、手元に残る利益を計算できます。

つみたてNISAのおすすめ銘柄5選

つみたてNISAのおすすめ銘柄としては、次の5つが挙げられます。

つみたてNISAのおすすめ銘柄
(1)ニッセイ・インデックスバランスF(4資産均等)
(2)iFree8資産バランス
(3)eMAXIS Slim先進国株式インデックス
(4)世界経済インデックスF
(5)たわらノーロード先進国株式

ここからは各銘柄の特徴に加えて、20年運用した場合の想定利益についても紹介します。

この想定利益は、2022年5月時点でのトータルリターンをもとに、毎月1万円の積立で20年運用した場合の利益をシミュレーションしています。実際のトータルリターンは変動するため、計算結果はあくまで目安程度の数値です。

(1)ニッセイ・インデックスバランスF(4資産均等)

銘柄名ニッセイ・インデックスバランスF(4資産均等)
投信会社ニッセイアセットマネジメント
基準価額(※)14,192円
純資産額207億700万円
トータルリターン1年:4.52%
3年:7.54%
5年:6.37%
信託報酬0.15%
20年運用した場合の資産額(利益)3,890,100円(1,490,100円)
※2022年5月時点、投資価額は投資信託の値段のこと

「国内株・外国株・国内債券・外国債券」の4つの資産に対して、均等に投資することを目指したインデックスファンドです。2021年11月時点では、各資産に24~25%ずつ投資しているため、高い分散効果を期待できます。

インデックスファンドの中でも信託報酬を安めに設定しているため、長期保有に適した銘柄になっています。

(2)iFree8資産バランス

銘柄名iFree8資産バランス
投信会社大和アセットマネジメント
基準価額14,604円
純資産額414億5,800万円
トータルリターン1年:6.48%
3年:7.18%
5年:6.40%
信託報酬0.24%
20年運用した場合の資産額(利益)4,892,460円(2,492,460円)
※2022年5月時点

国内外の株式や債券、REITなど、全8種類のアセットクラスに投資を行っているファンドです。海外株・国際債券の比率がやや高め(24%)ですが、全体としてはバランスの取れたポートフォリオを構築しています。

2016年から基準価額が右肩上がりに推移し、2020年初頭にはコロナショックの影響を受けたものの、それ以降は順調に基準価額・純資産額を伸ばしているため、今後の成長も期待できる銘柄でしょう。

(3)eMAXIS Slim先進国株式インデックス

銘柄名eMAXIS Slim先進国株式インデックス
投信会社三菱UFJ国際投信
基準価額19,386円
純資産額3,255億400万円
トータルリターン1年:14.85%
3年:17.01%
5年:14.22%
信託報酬0.10%
20年運用した場合の資産額(利益)14,658,477円(12,258,477円)
※2022年5月時点

90%以上の投資資金を、日本を除く先進国株に投資しているファンドです。資産構成比が国際株式に偏っているため、インデックスファンドの中ではハイリスクな部類に含まれます。

2017年からは高いパフォーマンスを記録し、直近のリターンも10%を超えています。基準価額は堅調な推移が続き、2022年4月には去最高額に達しました。

信託報酬が安い点も大きな魅力ですが、海外の株価指数に影響されやすい側面があるので、購入前の情報収集・分析は徹底しましょう。

(4)世界経済インデックスF

銘柄名世界経済インデックスF
投信会社三井住友トラスト・アセットマネジメント
基準価額28,197円
純資産額1,408億9,500万円
トータルリターン1年:3.67%
3年:7.75%
5年:6.74%
10年:8.16%
信託報酬0.55%
20年運用した場合の資産額(利益)3,534,818円(1,134,818円)
※2022年5月時点

外国株・外国債券に対して、ポートフォリオの80%以上を投資しているファンドです。ポートフォリオの資産構成比では数%ですが、国内の株式や債券にも投資をしているため、部類としてはバランス型に該当します。

前述の銘柄と比べると信託報酬率が高いものの、インデックスファンド全体では平均よりやや低めです。また、基準価額・純資産額は2020年初頭から上昇を続けています。

(5)たわらノーロード先進国株式

銘柄名たわらノーロード先進国株式
投信会社アセットマネジメントOne
基準価額20,894円
純資産額1,923億9,700万円
トータルリターン1年:14.73%
3年:16.94%
5年:14.15%
信託報酬0.11%
20年運用した場合の資産額(利益)14,412,576円(12,012,576円)
※2022年5月時点

MSCIコクサイ・インデックスとの連動を目指す、資産の95%以上を先進国株に投資しているファンドです。分散効果は高くありませんが、直近5年間のトータルリターンはいずれも10%を超えています。

特に信託報酬の安さが魅力的です。信託報酬が年0.11%で、ノーロード型なので購入手数料もかかりません。ただし、インデックスファンドの中ではハイリスクなので、購入前には海外市況などを確認しておくことが大切です。

つみたてNISAにおすすめの証券会社

つみたてNISAは証券会社によって、取扱銘柄や手数料、ポイントプログラムなどの内容が異なります。特に取扱銘柄や手数料の違いは運用成績に大きく関わるので、口座を開設する証券会社の選択は重要なポイントです。

ここからは、つみたてNISAを利用する際におすすめの証券会社を紹介します。

SBI証券

証券会社名SBI証券
投資信託本数(つみたてNISA)インデックス型:158本
アクティブ型:25本
最低投資金額100円
積立頻度毎日・毎週・毎月
おすすめポイント・業界トップクラスの取扱銘柄数
・毎週積立や毎日積立も設定可能
・投資信託の購入と保有でポイントが貯まる

SBI証券は700万超の口座開設数を誇る、大手ネット証券です。つみたてNISAの商品ラインナップは業界トップクラスで、投資信託を購入・保有するだけでポイントを効率的に貯められます。SBI証券で貯めることができるポイントには、PontaポイントやTポイント、dポイントがあります。

また、「毎日・毎週・毎月」の中から積立設定を選べるので、さまざまな運用プランに合わせられます。ロボアドバイザーや窓口などのサポートも充実しているため、初心者でも長く愛用できるネット証券でしょう。

楽天証券

証券会社名楽天証券
投資信託本数(つみたてNISA)インデックス型:117本
アクティブ型:64本
最低投資金額100円
積立頻度毎日・毎月
おすすめポイント・業界トップクラスの取扱銘柄数
・充実したポイントプログラム
・楽天カードでの支払いも可能

楽天証券も、豊富な商品ラインナップによって口座開設数を伸ばしている大手のネット証券です。つみたてNISAの対象商品はアクティブ型が多いため、積極的に利益を狙いたい方に適しています。

楽天証券はポイントプログラムが充実しており、クレカ積立の利用や投資信託の保有で楽天ポイントを貯められます。また、貯めたポイントで再投資も行えるので、資金が少ない方でも効率的な資産運用を目指せます。

松井証券

証券会社名松井証券
投資信託本数(つみたてNISA)インデックス型:156本
アクティブ型:17本
最低投資金額100円
積立頻度毎月
おすすめポイント・インデックス型の銘柄が多い
・投資情報が豊富
・初心者へのサポートが充実

松井証券は100年以上の歴史を持つ、1918年創業の証券会社です。1998年に本格的なネット取引をスタートし、現在では先物やFXといった多様なサービスを展開しています。

つみたてNISAはインデックス型の銘柄が中心であり、ロボアドバイザーや相談窓口などの初心者向けサポートが充実しています。投資情報も豊富に提供されているため、情報収集や分析の面でも手厚いサポートを期待できます。

auカブコム証券

証券会社名auカブコム証券
投資信託本数(つみたてNISA)インデックス型:156本
アクティブ型:15本
最低投資金額100円
積立頻度毎月
おすすめポイント・インデックス型の銘柄が多い
・直観で自分に合った銘柄を探せる
・現物株式の割引サービスが適用される

auカブコム証券は、インデックスファンドを豊富に取り扱うネット証券です。NISA口座を開設するといくつか特典があり、株式投資では最大5%の手数料割引を受けられる特典があります。

また、色彩心理から商品を見極める「FUND DRESS」を利用できる点も、auカブコム証券ならではの特徴でしょう。同サービスでは簡単な色彩テストを受けるだけで、自分に合ったファンドを提案してもらえます。

マネックス証券

証券会社名マネックス証券
投資信託本数(つみたてNISA)インデックス型:137本
アクティブ型:15本
最低投資金額100円
積立頻度毎日・毎月
おすすめポイント・資産設計のアドバイスを受けられる
・「毎日積立」を設定できる
・8割の銘柄で保有ポイントが付与される

マネックス証券は米国株をはじめ、豊富な外国株を取り扱っていることで有名です。NISA関連のサービスも充実させており、100円からの少額投資や毎日積立によって、細かい調整をしながら非課税投資枠を活用できます。

さらにマネックス証券では、銘柄を紹介してくれる「MONEX VISION」や、適した制度を教えてくれる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」も用意されています。初心者へのサポートが手厚いので、投資の経験がなくても気軽に資産運用を始められます。

投資の目標金額を決めよう

つみたてNISAで資産を増やすには、投資先をある程度絞ってから「どれくらい利益が出るか」を計算することが大切です。投資の目標によって適した制度・投資先は異なるので、今の資産状況を確認しながら「いつまでにいくら貯めたいのか」を明確にしておきましょう。