数円から投資ができる「おつり投資」とは
(画像=inkdrop/stock.adobe.com)

投資と聞くと、小難しさやリスクをイメージするかもしれません。最近では「おつり投資」の登場によって、初心者でも気軽に投資を始めやすくなっています。そこで本記事では、おつり投資の魅力や仕組みに加えて、代表的なサービスを紹介します。

目次

  1. おつり投資とは
  2. おつり投資の仕組み
  3. 代表的なおつり投資3選
  4. おつり投資の注意点
  5. 自分が使いやすいおつり投資アプリを使おう


おつり投資とは

おつり投資とは、普段のお買い物やショッピングで生じたおつりを、自動的に投資に回すサービスのことです。数十円などの少額から投資を始められるので、リスクを抑えたい初心者向けのサービスとして人気があります。

スマホ用アプリとしてリリースされたものが多いので、スマートフォンとネット環境さえあれば簡単に始められます。

おつり投資の仕組み

おつり投資は、クレジットカードや電子アプリ、家計簿アプリなどと連携し行われます。毎月のおつりの合計額が自動的に計算され、その合計額が指定口座から引き落とされ投資に回ります。

引き落とされるおつりについては、「100円単位」や「500円単位」のように金額を設定できます。ただし、サービスによって細かい仕様が異なるので事前に確認しましょう。

代表的なおつり投資3選

ここからは、おつり投資の代表的なサービスを紹介します。

おつり投資(1)マメタス

マメタスは、家計簿アプリ「Moneytree」で自動計算したおつりを、全自動の運用サービス
「WealthNavi」が代わりに投資してくれるサービスです。1万円から始められるだけではなく、長期・積立・分散を重視した運用先が選ばれるので、リスクを抑えたい投資初心者にぴったりでしょう。

また、顧客資産は分別管理によって保護されているため、提供会社が破たんしても資産はしっかりと守られます。

提供会社ウェルスナビ株式会社
サービス種別スマホ用アプリ
最低投資金額1万円から
主な特徴・WealthNavi(自動運用サービス)が代わりに投資
・長期積立投資や分散投資によって運用できる
・分別管理によって全資産が保護されている

おつり投資(2)トラノコ

トラノコは、お買い物のおつりを5円から投資できるアプリです。投資先としては、「安定重視・バランス重視・リターン重視」の3つのファンドが用意されており、誰でもグローバルな分散投資を始められます。

毎月300円の手数料はかかりますが、運用額に応じて変動することがないため、積立投資をするほどお得に利用できます。

提供会社TORANOTEC株式会社
サービス種別スマホ用アプリ
最低投資金額5円から
主な特徴・日々のお買い物を通して投資ができる
・リスク許容度に応じた3つのファンドを用意
・動画視聴や徒歩で投資資金をためられる

おつり投資(3)THEO+docomo

THEO+docomoは、dカードの利用で生じたおつりを投資に回せるサービスです。ドコモユーザーやdカードユーザーとの相性が良く、ドコモ回線を使っている人がdカード積立で利用すると、通常の1.5倍にあたるポイントを受け取れます。

投資先はプロが監修したAIによって決められており、「環境・社会・ガバナンス」に配慮したESG銘柄も含まれています。

提供会社株式会社お金のデザイン
サービス種別スマホ用アプリ
最低投資金額1万円から
主な特徴・プロ監修のAIが資産運用をしてくれる
・ESG投資を始められる
・運用額に応じたdポイントを受け取れる

おつり投資の注意点

おつり投資は基本的に、運用先を自分で決めることができません。サービス先に用意された複数のファンドから選択、またはAIによる自動運用となるので、自分自身で金融商品を選びたい人は注意しましょう。

また、いずれのサービスも元本保証はされていないため、投資信託(ファンド)の運用状況によって損をするリスクがあります。

自分が使いやすいおつり投資アプリを使おう

おつり投資はアプリによって仕様が異なります。そのため、最低投資金額や運用の仕組みを理解した上で、自分に合ったサービスを選びましょう。また、投資であることに変わりなく、必ず利益が生まれるわけではない点も理解しておきましょう。