
クレジットカードは便利な決済手段ですが、セキュリティには注意が必要です。もし不正利用をされると、大切なお金を勝手に使われるだけではなく、一時的にカードを使えなくなるリスクもあります。完璧な対策は難しいですが、クレジットカード不正利用の予防策を確認して対策していきましょう。
クレジットカード不正利用の予防策
クレジットカードの不正利用は、さまざまな角度から対策を考える必要があります。ここからは予防策を4つにまとめたので、今の使用状況と比較しながら確認していきましょう。
予防策1.ICカードタイプを使う
ICタイプのクレジットカードは、スキミング対策に有効といわれています。スキミングとは、「スキミー」と呼ばれる機械を使ってクレジットカードの磁気情報を読み取る行為です。
ICチップは偽造が難しく、さらにカード情報も暗号化されているため、磁気ストライプよりも安全に利用できます。ただし、クレジットカードにはスキミング以外のリスクもあるので、後述の対策もしっかりと行っておきましょう。
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予防策2.信頼できるサイトかどうかを確認する
通販サイトやサブスクリプションの支払いなど、クレジットカードを利用したオンライン決済は便利なものです。しかし、インターネット上では偽物のメールやホームページを使って誘導する、「フィッシング詐欺」と呼ばれるなりすまし行為が存在しています。
フィッシング詐欺の手口は巧妙化しており、最近ではSNSやSMS、オンラインゲームなどを使った詐欺も増えてきました。実際の企業のホームページとそっくりに作られておりひと目で見破ることが難しいケースもあるので、クレジットカード情報を入力する際には「信頼できる発信元(企業)か」や「公式サイトのURLと一致しているか」を確認しましょう。
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予防策3.ナンバーレスカードを利用する
ナンバーレスカード(NLカード)とは、会員番号やセキュリティーコード、有効期限が記載されていないクレジットカードです。会員ページやアプリを利用しない限り、これらの情報をチェックできない仕組みになっているため、ナンバーレスカードは情報の“盗み見”を防げます。
さらに、ナンバーレスカードはアプリなどから簡単にクレジットカードの利用を停止できるため、紛失・盗難対策としても効果があるでしょう。
予防策4.限度額を見直す、キャッシング枠をゼロにする
どれだけ対策をしても、クレジットカードの不正利用を完全に防ぐことはできません。そのため、万が一被害を受けたときのダメージを抑えるために、限度額・キャッシング枠も見直しておきましょう。
<クレジットカードの限度額・キャッシング枠とは>
限度額:毎月の利用上限額のこと。ショッピング枠とキャッシング枠に分かれている。
キャッシング枠:現金の借入(借金)ができる上限金額のこと。
中でもキャッシング枠は大きな被害につながりやすいので、使わないときに「0円」にすることをおすすめします。いずれの枠も、会員ページやアプリ、カスタマーセンターなどで変更できるため、忘れないうちに手続きをしておきましょう。
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不正利用が疑われるときに取るべき行動
もしクレジットカードの不正利用が発覚した場合は、どのような行動を取れば良いのでしょうか。ここからは、不正利用が疑われるときに取るべき行動を紹介します。
実際の被害を確認する
「不正利用をされているかも」と感じたら、まずは会員ページやアプリにアクセスし、以下の点を確認するところから始めましょう。
<不正利用のチェックポイント>
・支払金額に違和感がないか
・利用日が間違っていないか
・支払先名や店舗は正しいか
一般的なクレジットカードでは、家族カードの利用分も明細に残ります。そのため、家族にも確認を取った上で具体的な被害を確認しましょう。
カード会社に連絡してから被害届を出す
クレジットカードの不正利用が発覚したら、すぐにカードの利用を停止する必要があります。そのため、警察署で被害届を出す前にカード会社へ連絡を入れましょう。
<不正利用が発覚したときの手順>
【1】カード会社に問い合わせをする
【2】「カードの利用停止」を申し込む
【3】警察に被害届を出す
【4】カード会社に受理番号(※)を伝える
(※)警察が書類に振った番号のこと。
上記の手続きを進めると、新たなクレジットカードを再発行できる流れになります。ただし、被害から60日を過ぎると補償対象外になってしまう恐れがあるので、カード会社への連絡は迅速に行う必要があります。
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不正利用をいち早く察知することもポイント
クレジットカードの不正利用は、契約者本人が気づかないケースもあります。本記事で解説したように、紛失や盗難の補償には期限があるため、不正利用をいち早く察知することも大切なポイントです。セキュリティが高いカードを選ぶのはもちろん、普段から利用明細を細かく確認するなど、安全に使い続けるための工夫をとり入れましょう。
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