
スマホから手軽に利用できるLINE証券は、日々さまざまなキャンペーンを実施しています。中でも「株のタイムセール」はお得感が強いので、すでに気になっている人も多いでしょう。
そこで本記事では、LINE証券のキャンペーンや株のタイムセールについて詳しく紹介します。銘柄の選び方もまとめているので、投資初心者の人はぜひ参考にしてください。
目次
LINE証券の株のタイムセールとは
LINE証券の「株のタイムセール」は、国内株を最大7%OFFで購入できるキャンペーンです。参加条件はありますが、株のタイムセールでは最低5つの対象銘柄をお得に取引できます。
LINE証券の株のタイムセール | |
---|---|
対象者 | LINE証券の口座を持っているユーザー |
参加条件 | 指定日の時点で株式等評価額が30万円以上 |
対象銘柄 | 最低5銘柄 |
割引率 | 「3%・5%・7%」のいずれか |
購入できる銘柄数 | 1人1銘柄 |
購入できる株数 | 銘柄によって異なる |
開催時期 | 不定期 |
上記の「株式等評価額」には、国内株の他にETFやREITも含まれます。代用有価証券も対象になりますが、指定日までに評価額の条件を満たす必要があるので、タイムセールを利用したい人は早めに準備をしておきましょう。
また、対象銘柄には「取扱上限数」が設けられており、申し込みがこの上限に達した時点でセール終了となります。株のタイムセールは不定期で開催されるため、乗り遅れたくない場合はこまめな情報収集をおすすめします。
株のタイムセールのメリット
LINE証券の株のタイムセールには、以下のメリットがあります。
<株のタイムセールのメリット>
1.対象銘柄を3~7%の価格で購入できる
2.短期保有でも利益を狙える
3.その他キャンペーンと併用できることも
よりお得に活用するために、ひとつずつ確認していきましょう。
1.対象銘柄を3~7%の価格で購入できる
株のタイムセールでは、そのときの対象銘柄を3~7%の価格で購入できます。仮に1株10,000円として、実際のお得度をシミュレーションしてみましょう。
購入する株数 | 割引なし | 3%割引 | 5%割引 | 7%割引 |
---|---|---|---|---|
1株 | 10,000円 | 9,700円 | 9,500円 | 9,300円 |
2株 | 20,000円 | 19,400円 | 19,000円 | 18,600円 |
3株 | 30,000円 | 29,100円 | 28,500円 | 27,900円 |
通常は55円~1,070円かかる取引手数料がかからない点も、株のタイムセールの魅力です。取引価格だけではなく、コスト面もお得になるキャンペーンなので、効率的に資産を増やしたい人にぴったりでしょう。
2.短期保有でも利益を狙える
株のタイムセールで購入した株式は、通常と同じように運用できます。長期保有をすれば配当金や株主優待を狙えますが、割引価格で購入できることを考えると、短期保有でもリターンを狙えるでしょう。
<短期保有でリターンを狙う例>
株のタイムセールが開催されているときに、株価10,000円の銘柄Aを7%割引で3株購入する。
割引を適用した株価×株数=(購入代金)
9,300円×3株=27,900円
銘柄Aの株価が変動しないうちに売却した場合の結果は、以下の通りです。
売却時の株価×株数-購入代金=得られるリターン
10,000円×3株-27,900円=2,100円
上記のように、株価が下がる前に保有銘柄を売却すれば、割引分のリターンをそのまま得られます。
3.その他キャンペーンと併用できることも
LINE証券の株のタイムセールは、ほかのキャンペーンと併用することもできます。
例えば2022年12月1日現在では、口座開設と総額5万円以上の株取引で最大4,000円を受け取れます。LINE証券は取引デビューのキャンペーンが多いので、初心者はお得に投資を始められるでしょう。
また、現在ではタイムセール中にTwitterでシェアをすると、1,000ポイントが当たるキャンペーンも開催されています。10人に1人の抽選式ですが、当たったLINEポイントを投資に回すこともできるので、タイムセールに参加する人はぜひ活用しましょう。
株のタイムセールはどれくらいお得か
LINE証券の株のタイムセールは、実際にどれくらいお得なのでしょうか。2022年2月17日に開催されたキャンペーンを例に、翌日に売却した場合の利益を計算してみましょう。
企業名 | 銘柄コード | セール価格 | 翌日の始値 | 利益 |
---|---|---|---|---|
ニトリHD | 9843 | 19,716円 | 21,225円 | +1,509円 |
デンソー | 6902 | 6,350円 | 6,813円 | +463円 |
スズキ | 7269 | 4,812円 | 5,213円 | +401円 |
キヤノン | 7751 | 2,205円 | 2,390円 | +185円 |
住友商事 | 8053 | 1,435円 | 1,567円 | +132円 |
(※「利益」は、2月18日の始値で売却した場合の金額。)
(※小数点以下は切り捨てて計算。)
上記のように、タイムセール当日に購入して翌日に売却できた場合は、いずれの銘柄でも利益が出ています。では、各銘柄を上限まで購入した場合は、どれくらいのリターンを得られるのでしょうか。
企業名 | 購入できる株数 | 利益 |
---|---|---|
ニトリHD | 2株まで | 3,018円 |
デンソー | 4株まで | 1,852円 |
スズキ | 7株まで | 2,807円 |
キヤノン | 12株まで | 2,220円 |
住友商事 | 18株まで | 2,376円 |
(※小数点以下は切り捨てて計算。)
全ての銘柄で数千円のリターンが生じましたが、実際には1日で大きく下落する銘柄もあります。つまり、必ずしも利益が出るとは限らないので、取引の前にはしっかりと情報収集・分析をしておきましょう。
株のタイムセールを利用するポイント
LINE証券の株のタイムセールをうまく活用するには、以下のポイントを押さえる必要があります。
<株のタイムセールを利用するポイント>
1.開催スケジュールをこまめにチェックする
2.LINEやTwitterの公式アカウントをフォローする
3.あらかじめ入金をしておく
4.情報収集や分析をしてから取引する
5.対象者を事前にチェックしておく
では、各ポイントをひとつずつ見ていきましょう。
1.開催スケジュールをこまめにチェックする
LINE証券の株のタイムセールは、不定期に開催されるキャンペーンです。乗り遅れると取扱上限数に達してしまう恐れがあるので、開催スケジュールはこまめにチェックしましょう。
参考として、以下では過去の開催情報をまとめました。
<過去の開催スケジュール>
2021年1月28日:5銘柄
2021年2月18日:5銘柄
2021年3月4日:5銘柄
2021年6月10日:5銘柄
2021年7月8日:5銘柄
2021年8月21日:5銘柄
2021年9月9日:5銘柄
2021年10月21日:5銘柄
2022年1月13日:5銘柄
2022年2月17日:5銘柄
(※2022年12月時点では、同年2月のキャンペーンが最新のもの。)
基本的には約1ヵ月の間隔で開催されますが、開催される週や日時は特に決まっていません。また、間隔やスケジュールが変更される可能性もあるので、開催情報をこまめにチェックしながら毎回の参加を狙いましょう。
2.LINEやTwitterの公式アカウントをフォローする
株のタイムセールの開催情報は、LINEやTwitterの公式アカウントで配信されています。毎回の参加を狙っている人は、SNSの公式アカウントをしっかりとフォローしておきましょう。

また、LINE証券の公式アカウントをフォローしておくと、以下のような情報もチェックできます。
<公式LINEやTwitterでチェックできる情報>
・その他のキャンペーン情報
・各キャンペーンが終了するタイミング
・成長を期待できる人気銘柄
・新たに取り扱われる銘柄や商品
・LINEスタンプなどのプレゼント情報 など
LINE証券は、株のタイムセール以外にも多くのキャンペーンやプレゼントを実施しています。お得な情報が日々配信されているので、公式アカウントはぜひフォローしておきましょう。
3.あらかじめ入金をしておく
LINE証券はLINEアプリから利用できますが、証券口座に資金がない状態では株のタイムセールに参加できません。資金を用意していない場合は、キャンペーン当日までに入金をしておきましょう。
<LINE証券の入金方法>
・LINE Pay
・クイック入金
・銀行振り込み
・他サービス口座からの振替入金(FX口座やCFD口座など)
入金をする際には、対象銘柄の「セール価格」と「購入できる株数」をチェックしておく必要もあります。例えば、セール価格で1株1,000円の銘柄を10株購入する場合は、10,000円の資金(1,000円×10株)が必要になるので注意してください。
4.情報収集や分析をしてから取引する
LINE証券の株のタイムセールは、あくまで購入代金がお得になるキャンペーンです。必ず利益が出るキャンペーンではないので、取引の前には情報収集や分析をする必要があります。
では、具体的にどのような状況になると損をするのか、以下でいくつか例を紹介しましょう。
<株のタイムセールで損をするケースの例>
・もともと割高な銘柄をタイムセールで購入した
・対象銘柄の購入直後に株価が下落した
・長期保有を狙ったものの、ゆっくりと株価が下落した
また、株式等評価額などの参加条件を満たすために取引をする場合も、損をするリスクがあります。投資には必ずリスクがあるので、少なくとも対象銘柄の情報はきちんと確認をしておきましょう。
5.対象者を事前にチェックしておく
株のタイムセールには、キャンペーンごとに対象者や参加条件が設けられています。参考として、以下では2022年2月17日の開催情報を紹介しましょう。
<株のタイムセールの参加条件>
・2月15日16時59分の時点で、株式等評価額が30万円以上ある
・2月17日17時00分の時点で、ステータスが「取引可能」になっている
・スマホから取引できる
・開催時点で満20歳以上
・対象銘柄が内部者登録されていない
上記の「内部者登録」とは、対象銘柄の役員等(会社関係者)にあたるかどうかを示す登録情報のことです。口座開設時にチェックされるため、国内の上場企業に勤めている人は注意しておきましょう。
株のタイムセールでの銘柄の選び方
LINE証券の株のタイムセールでは、どのような方法で銘柄を選べば良いのでしょうか。
<株のタイムセールでの銘柄の選び方>
・投資スタイルや目的に合ったものを選ぶ
・割安なものを選ぶ
・将来性や成長性にも目を向ける
よりお得な銘柄を選ぶために、ひとつずつチェックしていきましょう。
投資スタイルや目的に合ったものを選ぶ
株のタイムセールで購入できるのは、1人1銘柄のみです。毎月開催されると考えても、年間では12銘柄までしか購入できないため、投資スタイルや目的に合ったものを選びましょう。
例えば、配当金や株主優待を狙っている場合は、長期的に値下がりしにくい銘柄を選ぶ必要があります。一方で、購入してから数日後に売却する場合は、短期的に注目されている銘柄が選択肢になるでしょう。
また、分散投資によってリスクを抑えたい人には、業種を分けるような方法もおすすめです。ただし、タイムセールの対象は5銘柄のケースが多いので、組み合わせは慎重に考えてください。
割安なものを選ぶ
株のタイムセールの対象銘柄は、必ずしも割安であるとは限りません。もともと割高な銘柄が割引されても、その後の株価変動を考えるとお得とはいえないため、「割安株」に絞って購入する銘柄を選ぶ必要があります。
株式の割安度を手っ取り早く判断したい場合は、PBR(株価純資産倍率)やPER(株価収益率)などの指標をチェックしてみましょう。
<株式の割安度を判断できる指標>
PBR:株価を1株あたりの純資産額で割った指標。低いほど割安であることが多い。
PER:株価を1株あたりの純利益で割った指標。低いほど割安であることが多い。
各銘柄のPBRやPERは、LINE証券のマイページから確認できます。
将来性や成長性にも目を向ける
株のタイムセールではお得に対象銘柄を購入できるため、「すぐに売却したい」と考えている人も多いでしょう。しかし、大きなリターンや配当金、株主優待を狙うには、長期保有を意識することがポイントです。
そのため、基本的には数ヶ月や数年持ち続けることを想定し、将来性や成長性にも目を向けて銘柄を選びましょう。LINE証券には、1株から国内株を購入できる「いちかぶ」もあるので、コツコツ増やしながら単元株(※)を目指すような楽しみ方もあります。
(※)国内株を通常取引できる単位のこと。株主優待の条件には、「1単元=100株」の保有が含まれているケースが多い。
株のタイムセールの口コミ
実際に株のタイムセールに参加したユーザーは、どのような意見を持っているのでしょうか。SNSなどの口コミから、実際の評価を見ていきましょう。
IPOは当たらないが、タイムセールがお得
引用:ようき8556さん(価格.com)
タイムセール参加の為にETFを5万円分買って寝かせている
月1回2000円くらいはプラスになっていると思う
今回のLINE証券タイムセールの銘柄はどれも当たりだと思う。あとは割引率だけ。
引用:視力👀(けっこう抜けさく)@Siryo_k(Twitter)
LINEのお友だちになっていれば、タイムセールの情報が連絡来ます。参加できる条件や参加の方法も説明が分かりやすいです。
引用:TUYET92さん(価格.com)
LINEと連携しているのでログインがとにかく気楽。
良い口コミとしては、「ほぼ確実に利益が出る」「魅力的な銘柄も多い」などの意見が見られました。また、キャンペーンの仕組みが分かりやすい点や、SNSによる情報発信を評価する口コミも見られます。
LINE証券、今日タイムセールあるの今知った😳✨
引用:ひなひな🐣育児も投資も🔰です@hinahinafamily(Twitter)
ちなみに前回のタイムセールで買ったゆうちょ銀行は売り時逃して-15%😂
タイムセールが定期的にあり、参加条件を満たせば安く株を購入できます。即売りすれば微々たるものですが確実に利益になりますので、参加できる時はしていますが、回を増す毎に参加条件が厳しくなっています。参加条件が緩い時はセール開始とともに早押し大会状態にもなります。平日夕方開催が多いので、会社員にはなかなか厳しいところ。
引用:だい0298さん(価格.com)
LINE証券のタイムセール
引用:ふじか@m5mjmm(Twitter)
30万円分!?って思ったらIPO抽選外れた人も対象で😊申し込んどいてよかったー✨
今月も参加します🧸❤️
前回7%引いたし今回は当たらないかな💦
悪い口コミとしては、「応募しても当たらない」「参加条件が厳しい」などの意見が多く見られます。中でも有名企業や割引率7%の銘柄は、キャンペーン開始直後に売り切れることもあるので、早めに申し込むことがポイントになります。
また、購入直後に売却すれば高い確率でリターンを得られますが、売り時を逃すと損をするケースもあるようです。
良い口コミ | 悪い口コミ |
---|---|
・すぐに売ればほぼ確実に利益が出る ・有名企業や成長株も多い ・キャンペーンの仕組みが分かりやすい ・SNSからの情報発信が便利 | ・応募してもなかなか当たらない ・参加条件が厳しい ・売り時を逃すと損をすることも |
上記のような口コミも参考にしながら、実際に参加するかどうかを慎重に判断しましょう。
LINE証券のその他のキャンペーン
株のタイムセール以外にも、LINE証券はさまざまなキャンペーンを開催しています。ここからは参考として、2022年12月時点で開催されているキャンペーンを紹介します。
FX口座開設+条件達成で最大計30万5千円おトク!(終了日未定)
FX口座の新規開設と、取引金額などに関する条件を達成することで、最大305,000円を受け取れるキャンペーンです。仕組みがやや複雑なので、2つの特典に分けて詳細を見ていきましょう。
5,000円プレゼントの条件 | 30万円キャッシュバックの条件 |
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・1万円以上の入金 ・1万通貨以上の取引 (※口座申込月の翌月末が期限) | ・50万通貨以上のFX取引 ・3億通貨の取引で30万円をキャッシュバック (※口座申込月の翌々月末が期限) |
30万円キャッシュバックについては、取引量によって受け取れる金額が変わります。取引をするほどお得になるので、FX口座を開設する場合は積極的に運用をしてみましょう。
LINE証券 デビュー特典(終了日未定)
以下の条件を満たすと、最大で4,000円分の現金を受け取れるキャンペーンです。
<LINE証券 デビュー特典の条件>
・口座開設の翌月末までに10万円以上の入金
・口座開設の翌月末までに総額5万円以上の株取引
・簡単なクイズに正解
条件はそれほど厳しくありませんが、FX口座やCFD口座からの振替入金は対象外です。銀行口座からの口座振替や、LINE Payによる入金が必要になるので注意しましょう。
LINE CFD 商品デビュー応援キャンペーン(終了日未定)
CFD口座の新規開設と1回以上の新規取引で、現金1,000円を受け取れるキャンペーンです。CFDとは、取引によって発生した差額だけをやり取りする金融商品であり、LINE証券では株式や株価指数、原油、金などに投資できます。
商品の仕組みはやや複雑ですが、CFDは資産を分散させたい人にぴったりです。口座開設も最短1分で完了するため、LINE証券のユーザーはぜひ検討してみましょう。
期間限定のキャンペーン一覧
ここからは、LINE証券の期間限定キャンペーンを紹介しましょう。
キャンペーン名 | いちかぶアフタヌーンセール | 現物取引アフタヌーンセール |
---|---|---|
開催時期 | 2022年12月29日まで | 2022年12月29日まで |
特典内容 | 300銘柄の取引コストが0円 (※売却は対象外) | 対象銘柄の取引コストが実質0円 |
条件 | いちかぶでの株取引 (※現物取引は対象外) | 国内株の現物取引 |
対象日 | 7日・14日・21日・28日 (※いずれも2022年12月) | 1日・8日・15日・22日・29日 (※いずれも2022年12月) |
いずれのキャンペーンも、「12月のセール」として開催されています。今後も続けて開催される可能性があるので、国内株をお得に取引したい人は開催スケジュールをチェックしておきましょう。
ここまで紹介した以外にも、LINE証券は株式の手数料優遇プログラムや、ポイント還元率が2倍になるプログラムなどを実施しています。全体的に初心者向けのキャンペーンが多いので、これから投資を始める人はぜひ活用してみてください。
株のタイムセールはリターンも期待できる
株のタイムセールは、対象銘柄を最大7%OFFで購入できるキャンペーンです。実際に参加したユーザーからも評価が高く、売却のタイミング次第ではターンを狙えます。
LINE証券は初心者向けのキャンペーンを充実させており、さまざまな金融商品をお得に取引できます。ただし、特典を受け取るには条件を満たす必要があるので、口座開設の前に最新情報をチェックしておきましょう。