あなたもこれでクレカ通!?雑学&基礎知識6選
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キャッシュレスでの買い物が定着した昨今、クレジットカードの使用頻度も高まっています。普段から何気なく使っているものの、実はよく知らないことも多いのではないでしょうか。本記事では、クレジットカードに関する雑学を6つ紹介します。

目次

  1. クレジットカード、知ったつもりになってない?
  2. 雑学1.そもそも「クレジット」って、どういう意味?
  3. 雑学2.世界で初めてクレジットカードが発行されたのは?
  4. 雑学3.CVC(確認コード)は何のためにある?
  5. 雑学4.16桁の番号にはどのような意味がある?
  6. 雑学5.3Dセキュアとは?
  7. 雑学6.暗証番号やサインが不要なときがある理由は?
  8. 自分に適した決済方法を選ぼう


クレジットカード、知ったつもりになってない?

一般社団法人日本クレジット協会のホームページでは、クレジットカードの特徴を3つ挙げています。

一つ目は、クレジットカードに「商品購入・サービス提供を受けるため、消費者が選択できる支払い手段」という特徴があることです。そして二つ目、三つ目には「代金後払いで商品やサービスを手に入れることのできるシステム」「消費者の信用に基づいた契約」と、記載されています。

クレジットカードは後払いできる仕組みで、「今」口座にお金がなくても商品を買えるということです。これが後述する「クレジット」という言葉の意味に関わるところで、クレジットカードの基本システムです。

雑学1.そもそも「クレジット」って、どういう意味?

それでは、カードの名称に付いている「クレジット」とは、どんな意味があるのでしょうか。クレジットという言葉は英語の「コンシューマー・クレジット(消費者信用)」を省略してつくられた和製英語で、昭和30年代後半から用いられるようになったと言われています。

直接には「信用」や「信頼」という意味を指します。現在は後払いの支払手段として一般的な言葉になっています。

雑学2.世界で初めてクレジットカードが発行されたのは?

そんなクレジットカードが世界で初めて発行されたのは、さかのぼること70年ほど前、第二次世界大戦後のアメリカでした。

「セゾンカード」を発行するクレディセゾンのホームページによると、世界初のクレジットカードは、実業家のマクナマラと友人の弁護士シュナイダーが設立した会社「ダイナースクラブ」によって発行されました。

当時、マクナマラはレストランでシュナイダーと食事し、その際に財布を忘れたことに気付いて恥をかきました。この出来事からツケで支払える(=後払いできる)システムを作ろうと考え、立ち上げた会社がダイナースクラブと言われています。

クレジットカードが日本で本格的に普及し始めたのは1960年代です。日本ダイナースクラブとJCBが1961年、国内初の汎用型クレジットカードを発行しました。クレジットカードは1964年の東京オリンピックで来日する外国人観光客を迎えるため、国内で急速に広がりました。

雑学3.CVC(確認コード)は何のためにある?

それでは、カード本体に関する謎に入ります。まずは普段なかなか使わない番号が裏面に記載されている「CVC(カード確認コード)」です。カード会社によっては「セキュリティーコード」などと呼ばれます。

ほとんどのカード(Visa、MasterCardなど)では、カード裏面の署名欄に記載された3桁の番号のことをいいす。American Express(AMEX)ではカード前面に書かれている4桁のコードを指します。

インターネットショッピングでは「ちゃんと手元にカードがある」「不正利用ではない」ことを証明するため、入力を求められることがあります。

雑学4.16桁の番号にはどのような意味がある?

CVCに次いで、カード表面にある16桁の番号にどんな意味があるのか紹介しましょう。

実は、カード番号はランダムに割り当てられているわけではありません。三菱UFJニコスのホームページによると、左端から6桁は「発行者識別番号」と呼ばれ、番号を見れば、発行したカード会社や国際ブランドが識別できます。7桁目から末尾2桁目までは、会員個人を特定するための番号となっています。

そして、末尾の番号は「チェックデジット」と呼ばれ、カード番号が正しいかどうかを識別するための数字です。もっとも、最近はカード番号がカードそのものには記載されない「ナンバーレス」のカードも出ています。

雑学5.3Dセキュアとは?

「雑学3」で紹介した確認コードの発展形として「3Dセキュア」というシステムがあります。これはインターネット上でのクレジットカード決済をより安全に行うための本人認証サービスです。

3Dセキュアを利用する際は、従来のカード番号や有効期限に加え、クレジットカード発行会社であらかじめ登録したIDとパスワードも入力します。こうした手順を踏むことで、クレジットカード会員であることの認証のステップが増え、セキュリティレベルが高まります。

雑学6.暗証番号やサインが不要なときがある理由は?

カードにICチップが入っている場合、本人確認のためには基本的に暗証番号の入力が求められます。ただ、コンビニエンスストアやスーパーマーケットで買い物をする場合は、暗証番号やサイン(署名)が不要なケースもあります。

こうした「サインレス決済」は、クレジットカード会社とサインレス決済の契約をしている店舗や、買い物の金額少額の場合に利用することができます。

自分に適した決済方法を選ぼう

キャッシュレス社会でたくさんの決済方法が選べるようになった今、あらためてクレジットカードの仕組みや特徴を学び、自分の生活スタイルに最も適した決済方法を見極めたいものです。