クレジットカードで積立!メリットとデメリットは?
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クレジットカードで積立投資ができることをご存じでしょうか。活用次第では、銀行引き落としよりも非常にお得なため、人気が高まっています。本記事では、そんなクレカ積立にどのようなメリットとデメリットがあるのか解説します。

目次

  1. 「クレカ積立」が最近注目されつつある
  2. クレカで積立を行うメリット
  3. クレカで積立を行うデメリット
  4. 一般的な最低積立額の相場
  5. 一般的な積立手数料の相場
  6. 上手にクレカ積立を利用しよう


「クレカ積立」が最近注目されつつある

クレカ積立とは、投資信託などの積立投資にクレジットカードを利用することです。クレジットカード会社と証券会社が連携して、このサービスを提供しています。クレカ積立による投資信託の購入金額や保有額に応じてポイントを獲得できるため、現金で購入するよりもお得です。

クレカ積立を提供する証券会社は年々増えており、2023年2月現在で、10サービス以上が存在しています。それぞれのサービスによってポイント還元率などの詳細は異なるため、しっかり比較することをおすすめします。

クレカで積立を行うメリット

ここからは、クレジットカードで積立投資を行うメリットを解説していきます。

メリット1.ポイント還元が魅力

クレカ積立の最大の特徴は、クレジットカードでの決済額(積立額)に応じてポイントを獲得できる点です。ポイントはショッピングにつかったり、金融商品の購入に充てたりすることができます。

ポイント還元率はサービスや条件によって異なりますが、0.1〜1.0%程度です。基本的に、自分が利用しているクレジットカードやネットショッピングサイトなどの経済圏と連携している証券会社を選んだほうがポイントの還元率は高まり、効率よくポイントをためることができます。

例えば、ポイント還元率0.1%のサービスを利用して年間60万円のクレカ積立を行った場合、6,000ポイントを獲得できます。

証券会社によっては、投資信託の保有額に応じてポイントが獲得できるサービスも行っています。この場合、投資信託の「購入」に加えて「保有」でもポイントがたまるため、さらにお得となります。どこのクレカ積立を利用するか迷ったら、保有のポイント還元率についても着目してみましょう。

メリット2.証券口座へ資金を入金する必要がない

クレカ積立では、証券口座にお金を入金する必要もありません。通常、投資する際には証券口座を開設後、その口座に入金しなくてはなりません。一方、クレカ積立の場合は、一度カード番号を入力すれば入金作業は不要となるため、手間がかからない点もメリットの一つです。

クレカで積立を行うデメリット

次に、クレカ積立のデメリットについて解説していきます。

デメリット1.ショッピング枠が減る

クレカ積立の場合、ほとんどの証券会社はそのショッピング枠を使用して積み立てを行います。つまり、ショッピング枠の金額が積立金額として設定した額より少ない場合は、決済ができなくなってしまいます。普段の買い物の決済を、積み立てと同じクレジットカードで行う場合にはなおさら注意が必要です。

デメリット2.積立額に上限がある

クレカ積立額においては多くの場合、1社につき「毎月5万円まで」という上限が設定されています。この点はクレカ積立特有の特徴であるため、留意しておきましょう。月5万円以上の積み立てを行いたい場合は、複数の証券会社でクレカ積立を行う必要があります。

一般的な最低積立額の相場

最低積立額はサービスによって異なりますが、「100円以上」、もしくは「1,000円以上」と設定しているところがほとんどです。少額から積み立てることできるので、投資初心者も始めやすいといえます。

一般的な積立手数料の相場

クレカ積立の購入手数料はほとんどが無料です。選択するコースや積立金額などによって条件は変わりますが、数%の購入手数料がかかる場合も、ポイントで還元されるケースも多いです。手数料が安い点も、クレカ積立の魅力の一つといえるでしょう。

上手にクレカ積立を利用しよう

さまざまな証券会社がクレカ積立サービスを提供しているので、どれが自分に合うのか分からないという人も多いかもしれません。選ぶ際には、日頃から利用しているポイントがたまるクレカ積立から選ぶようにすると良いでしょう。「経済圏」から選べばポイント還元率が高まりやすくなるので、効率よくポイントを獲得できます。上手にクレカ積立を活用し、賢く投資しましょう。