引っ越しや転職、結婚などによってライフスタイルが変化すると、よりポイントがたまるクレジットカードが変わることは珍しくありません。
特に効率よくポイントをためたい人は、ポイント還元率よりも「ポイント経済圏」を重視して、普段つかっているクレジットカードを見直す必要があります。
クレジットカード見直しの際の確認ポイント
一枚のクレジットカードで効率的にポイントをためるには、日常生活のさまざまな場面を意識する必要があります。以下で重点的に確認したい項目をチェックし、獲得ポイントが増えるクレジットカードを探してみましょう。
よく行くお店
クレジットカードは支払いにつかうほどポイントがたまるので、まずは「よく行くお店が提携店に含まれているのか」を確認しましょう。日常的に利用するスーパーやコンビニ、飲食店などが提携店に含まれていると、生活に必要なものを購入するだけでポイントがたまります。
その中には特定の店舗で利用した場合に、ボーナスポイントを受け取れるクレジットカードもあります。よく行くお店が決まっている人は、このようなクレジットカードも検討してみてください。
よく利用するサービス
カーシェアや美容サロンなどのサービスも、クレジットカードによって提携しているものが異なります。そのため、旅行予約サイトなどのネットサービスも含めて、日常的によく利用するサービスを整理しておきましょう。
特定のサービスで割引を受けられるものや、ボーナスポイントが付与されるクレジットカードを調べておくと、よりお得なものを選びやすくなります。
利用している証券会社
最近では、クレジットカードで金融商品を購入できる証券会社が増えています。金融商品を現金ではなく、クレジットカードを購入すると取引金額に応じたポイントを受け取れます。
参考として、以下ではクレジットカードで投資信託を積み立てられる証券会社をいくつか紹介しましょう。
<クレジットカードが利用できる証券会社>
証券会社名 | 投信積立ができるクレジットカード | たまるポイント |
---|---|---|
SBI証券 | ・三井住友カード ・タカシマヤカード ・東急カード ・アプラスカード ・大丸松坂屋カード ・UCSマークのついたクレジットカード | ・Vポイント ・タカシマヤポイント ・TOKYU POINT ・アプラスポイント ・QIRAポイント ・Uポイント ・majicaポイント |
auカブコム証券 | ・au PAYカード | ・Pontaポイント |
楽天証券 | ・楽天カード | ・楽天ポイント |
マネックス証券 | ・マネックスカード | ・マネックスポイント |
大和コネクト証券 | ・セゾンカード ・UCカード | ・永久不滅ポイント |
例えば、auカブコム証券の口座を持っている人は、au PAYカードを発行するとPontaポイントをためやすくなります。これから証券口座を開設する予定の人も、上記を参考にしながらクレジットカードを選んでみましょう。
携帯キャリア
携帯料金やWi-Fiなどの通信料金も契約先によってはクレジットカードによる支払いができるため、家族も含めて携帯キャリアと支払い方法を見直しましょう。
例えば、auの携帯料金をau PAYゴールドカードで支払うと、最大で11%のPontaポイントが還元されます。グレードによる特典の違いに注意しながら、携帯キャリアとクレジットカードのお得な組み合わせを探してみてください。
電気会社
毎月かかる電気代も、支払いに利用するクレジットカードによってポイント還元率が異なります。例えば、「auでんき」と「都市ガス for au」の料金の支払いでau PAYゴールドカードをつかうと、最大3.0%のPontaポイントが還元されます。
理想の組み合わせがなかなか見つからない場合は、電気会社やガス会社の切り替えも考えましょう。
二重取り以上のポイント獲得できるか
クレジットカードを利用する場合はポイントカードと組み合わせることで、一度の支払いで二重のポイントを受け取ることができます。以下では、参考例を紹介します。
<Pontaポイントの場合>
Pontaアプリの提示後にau PAYカードで支払いをする
<dポイントの場合>
dポイントカードの提示後にdカードで支払いをする
<Tポイントの場合>
Tポイントカードの提示後にファミマTカードを使う
シーンによってはau PAYカードからau PAYにチャージし、Pontaカードを提示してから決済するなど、ポイントの三重取りを狙えることもあります。普段つかっているポイントカードや決済サービスを踏まえて、二重取り以上を狙えるクレジットカードを探しましょう。
定期的にクレジットカードを見直そう
ライフスタイルに合ったクレジットカードを選ばないと、効率的にポイントをためることはできません。定期的にクレジットカードを見直し、日々の支払いでポイントがたまるような状況を目指しましょう。