Pontaポイントで運用できる銘柄の特徴
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ポイント運用は、金融商品の値動きと連動してポイントが増減するサービスです。金融商品を購入するポイント投資とは違い、証券口座を開設する必要はありません。

Pontaポイントを運用できるサービスには、「au PAY ポイント運用」と「StockPoint for CONNECT」があります。本記事では両サービスの特徴をまとめたので、比較しながら自分に合ったサービスを使ってみましょう。

目次

  1. Pontaポイントのポイント運用サービス
  2. au PAY ポイント運用で投資できる銘柄の特徴
  3. StockPoint for CONNECTで投資できる銘柄の特徴
  4. 投資初心者はポイント運用から始めてみよう


Pontaポイントのポイント運用サービス

au PAY ポイント運用とは

au PAY ポイント運用は、100Pontaポイントから運用できるサービスです。実際の投資信託の値動きに連動してポイント数が増減し、ポイントを追加したときよりも基準価額(※)が上がるとリターンを受け取れます。

利用方法には「au PAY アプリ」と「Web」の二通りがあり、いずれの方法でも手数料はかかりません。面倒な申し込みも不要なので、手軽に始められます。

(※)投資信託の値段のこと。

StockPoint for CONNECTとは

StockPoint for CONNECTは、STOCK POINTと大和コネクト証券によるポイント運用サービスです。株式または投資信託で運用することができ、両方を合わせると100以上の銘柄が用意されています。

利用するために必要なステップは専用アプリのダウンロードとSNS認証のみなので、手軽に始めやすいのが特徴です。すでにTwitterやFacebookのアカウントを持っている人は、面倒な情報入力なしで利用できます。

au PAY ポイント運用で投資できる銘柄の特徴

au PAY ポイント運用の対象銘柄は、投資信託の「auスマート・プライム(高成長)」のみです。同銘柄は2018年9月から運用が始まり、世界中の株式や債券(※)に投資を行っています。

同銘柄の投資先の資産と資産の配分比率は、以下の通りです。

国内株式:30%
海外株式:35%
国内債券:20%
海外債券:15%

同銘柄は運用のリスクを抑えるために、国内外の資産にバランス良く投資をしています。資産の配分比率は上下10%の範囲で調整されるため、時期によっては投資先が偏る可能性もあります。

(※)国や企業などが、投資家から資金を借り入れるために発行するもの。債券を保有していると利息を受け取ることができる。

au PAY ポイント運用の利用が向いている人

<au PAY ポイント運用が向いている人>
・個別銘柄の情報収集や分析に時間をかけたくない人
・世界中の資産にバランス良く投資がしたい人
・少ないポイントから投資を始めたい人

au PAY ポイント運用は、銘柄選びで悩みたくない人や、バランス良く分散投資がしたい人に向いています。対象銘柄が一つであり、実際の投資先は投資信託の運用会社が選んでくれます。

StockPoint for CONNECTで投資できる銘柄の特徴

2023年5月現在、StockPoint for CONNECTでは142銘柄の株式と、7銘柄のETF(※)が用意されています。

株式は国内株のみですが、飲食メーカーや化学メーカー、IT企業などがバランス良くそろっています。名の知られている企業が多いので、情報収集や分析もしやすいでしょう。

ETFについては、国内株や米国株、中国株、純金などで運用されている銘柄があります。銘柄の組み合わせ次第では、世界中のさまざまな資産に分散投資ができます。

(※)上場投資信託のこと。通常の投資信託とは違い、証券取引所の営業時間内にリアルタイムで取引ができる。

StockPoint for CONNECTの利用が向いている人

<StockPoint for CONNECTが向いている人>
・最終的にポイントを本物の株式に交換したい人
・本当の投資に近い感覚でポイント運用をしたい人
・Pontaポイント以外のポイントも運用につかいたい人

StockPoint for CONNECTでは、証券口座を開設しておくことでPontaポイントを本物の株式と交換できます。最終的には配当金や株主優待を狙った運用もできるので、実際の投資に近い感覚で始めたい人に向いています。

また、以下3つのポイントもつかえます。

・Pontaポイント
・永久不滅ポイント
・ドットマネー

これらのポイントは提携ポイントと呼ばれ、順次拡大予定されているので、将来的には他のポイントもつかえる可能性があります。自分がためているポイントがあったら、StockPoint for CONNECTで運用してみましょう。

投資初心者はポイント運用から始めてみよう

実際の投資とは違い、ポイント運用には現金を失うリスクがありません。少ないポイントから利用できるサービスもあるので、投資初心者でも手軽に始められます。運用先として選んだ銘柄が下落するとポイント数が減少するため、損をすることもあります。