「サブスク貧乏」にならないための方法5選
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「定額料金を払うとサービスが使い放題になる」「お試し期間がある」など、何かと便利なサブスクリプションサービス。気軽に利用できる反面、使いもしないサブスクに次々と加入してしまったり、長期間解約できない契約を結んでしまったりして、「サブスク貧乏」に陥る人も少なくありません。ありがちな失敗例とともに、サブスク貧乏にならないための方法をご紹介します。

目次

  1. サブスク貧乏にならないための方法5選
  2. サブスク失敗談
  3. 注意点を押さえてサブスクで得しよう!

サブスク貧乏にならないための方法5選

「サブスク」は英語の「サブスクリプション(subscription)」を略したもので、「定期購入・購読」という意味があります。定額の利用料を支払うことで、商品やサービスを一定期間利用できるビジネスモデルです。代表的なサブスクとして、音楽・動画・電子書籍などのコンテンツ配信や、食料品・雑貨などの定期購入、自動車・施設などの定期利用が挙げられます。

気軽に利用できるからといって、あれもこれもと加入していると契約がどんどん増え、「いつの間にかサブスクが家計を圧迫していた」となりかねません。

サブスク貧乏にならないためには、定期的な見直しと管理が重要です。特に複数のサービスを利用している場合は、以下に挙げる方法で不要なものを解約する「断捨離」を行うとよいでしょう。

1 サブスクにいくら使っているのかを把握する

「毎月サブスクにいくら使っているか、はっきり把握していない」という人は、少なくありません。

「塵も積もれば山となる」といいますが、個々の料金は高くなくても複数のサービスを利用していると、自分でも驚くような金額になっていることがあります。

銀行口座などの支出明細をチェックして、「サブスクに毎月いくら使っているのか」「年間の合計額はいくらになるのか」といったことを書き出してみましょう。

2 サービス内容が重複しているサブスクを1本化する

特に動画配信サービスでよくあるのが、サービス内容やジャンルが重複しているケースです。

前述の失敗談のように、「A社のサービスでしか観たい映画やドラマを配信していない」という場合、すでに他の動画配信サービスを利用しているのに、追加で契約してしまうこともあります。

サービスの利用頻度を比較して偏っているようであれば、利用頻度が最も高い1本に絞り、観たい動画は単体のオンデマンドサービスやレンタルを利用するほうが安く済むこともあります。

3 他社サービスと比較して、お得感の高いものを選ぶ

多くのサブスクサービスが新規顧客獲得の戦略として、さまざまなキャンペーンや新プランを提供しています。

「たとえサブスクでも乗り換えるのは面倒くさい」などといわず、定期的にサービスの内容や価格、特典などを他社と比較してみましょう。よりお得なサブスクが見つかるかもしれません。

4 利用していないサービスはいったん解約する

「利用頻度は低いけど、まったく利用しないわけではないから」といって、ダラダラと契約を続けているサブスクはありませんか。

めったに利用しない、あるいは一定期間以上利用していないサブスクは、思い切って解約しましょう。利用したくなった時に、また契約すればよいのです。

5 契約前に解約方法をチェック

後述の失敗談を見るとわかるように、簡単に契約を解除できないサブスクもあります。特に車のサブスクの契約期間は、一般的に3~7年とかなり長期にわたります。

契約期間が長くなるほど利用料が安くなるためお得に見えますが、中途解約する場合は解約手数料などがかかるため、契約前に解約方法をしっかり確認しておくことをおすすめします。

サブスク失敗談

手頃な料金のものが多く、必要に応じていつでも登録・解約できるため、気軽に利用できることがメリットですが無計画に利用すると、せっかくのメリットがデメリットになってしまうこともあります。サブスク利用者の失敗談を見てみましょう。

失敗談1 「無料お試し期間」超過で料金発生

「1ヵ月間無料」のうたい文句に惹かれて、観たい映画を配信していた動画配信のサブスクを契約しました。料金が発生する前に解約するつもりでしたが、うっかり解約するのを忘れて利用料金を支払う羽目になりました。(40代男性)

失敗談2 「定期便」が負担&無駄に

「健康のために」と産地直送の有機野菜が毎月届くサブスクを利用していましたが、外食などが続いて食べ切れず、腐らせてしまったことが何回かあります。配達指定日を変更できないサービスだったため、急な予定が入って自宅にいられない時にとても困りました。(20代女性)

失敗談3 解約料を見落としていた

夫婦そろってワインが大好きなので、プレミアムワインが毎月届くサブスクを契約しました。届くワインが地元のお店やオンラインショップでも買えるものばかりだった上に割高だったため、解約することに決めました。ところが、1年以内の解約には解約手数料がかかることが判明。結局、契約更新まで割高のワインを買い続けることになってしまいました。(30代夫婦)

注意点を押さえてサブスクで得しよう!

サブスクは、賢く利用してこそ醍醐味が味わえます。せっかくの便利なサービスが浪費の原因になっていないか、この機会に見直してみましょう。