3人に1人はポイント失効を経験!ポイントを無駄なく活かすコツとは
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クレジットカードを買い物などで利用するとポイントがたまりますが、利用せずにいる人も意外と多いです。3人に1人がポイントを保有したまま失効した経験があるというデータもあります。そこで本記事では、ポイントを有効活用するためのコツを紹介します。

目次

  1. ポイント失効の実際のところ
  2. ポイントを無駄なくつかうための注意点
  3. ポイントのおすすめのつかい方
  4. ポイントを有効活用して家計の助けに


ポイント失効の実際のところ

クレジットカードのポイントなどをお得な特典に交換できるサービスを提供している株式会社プレミア・クロスバリューが2021年末に調査したところ、クレジットカード利用者のほぼ3人に1人が、ポイントを失効した経験があると回答しました。

失効したポイントを金額に換算すると、平均2,742円に上っていました。ポイントを失効した理由では、「たまっていることを忘れていたから」が最多でした。

ポイントを無駄なくつかうための注意点

現金と同じように利用できるポイントを失効するのは、とてももったいないことです。ポイントを無駄なくつかうために意識しておくべきことを紹介します。

ポイントは有効期限の前につかう

ポイントは、ポイントごとに設定された有効期限内に使わなければ、失効してしまいます。有効期限を意識して、つかい切ることを心がけましょう。

有効期限としてよくあるのが「最終利用日から1年以内」などと決められているものです。ポイントをつかったり、新たに獲得したりすると、それまでにたまったポイントも含めて、有効期限が延長されます。

また、ポイントを獲得した年度の翌年度末が有効期限になるパターンもあります。さらに、「ポイントが付与された日から●ヵ月以内」など定められているパターンもあります。どちらも、獲得した時期が古い順から、そのつど、期限切れになっていきます

ポイントが何につかえるのかを知っておく

クレジットカードによって、たまるポイントはさまざまで、そのポイントを何につかえるのかもそれぞれです。主なつかい道として、次のようなものがあります。

<ポイントの主なつかい道>
・商品やギフトカードへの交換
・Pontaポイントなど共通ポイントへの交換
・電子マネーへのチャージ
・年会費への充当

クレジットカード独自のポイントはつかい道が限定されるケースがありますが、オリジナル商品がもらえることもあります。一方で、幅広い企業が参加している共通ポイントなら、つかい勝手がよくなるでしょう。クレジットカードの中には、直接、共通ポイントがたまるものもあります。

つかい切るには、ポイントによっては最低交換単位が決まっていることも念頭に置いておきましょう。100ポイントからでないと交換できない場合、100ポイント未満が端数として残ってしまいます。

ポイントサービスを複数ためすぎない

クレジットカードが何枚も持っており、複数のポイントがたまっている人もいるのではないでしょうか。しかし、それではたまるポイントが分散して有効活用しにくくなってしまいます。

いくつものポイントサービスに分散してしまうとポイントが増えにくくなるため、ためている意識が高まりません。ためるポイントを絞って、まとまったポイントがたまっていけば、つかわないともったいないという意識も働き、有効活用しやすくなります。

また、複数のポイントをためていると、どうしても管理がおろそかになってしまいます。どのポイントが「何ポイントたまっているのか」「有効期限はいつまでか」といった情報を把握しきれなくなり、気が付いたら失効していたということもあります。

ポイントのおすすめのつかい方

ポイントのつかい方として注目されているのが、「ポイント運用」や「ポイント投資」です。
どちらも、ためたポイントを増やすことができる点が大きな魅力です。

ポイント運用は、ポイント発行会社が提供しているサービスで、ポイントのまま運用するものです。用意されたコースを選んで運用してもらえば、ポイントを増やすこともできます。減ってしまうこともありますが、気軽に投資を体験できる方法として人気を集めています。

ポイント投資は、たまっているポイントで株式や投資信託を購入できるサービスです。ポイント投資が可能な証券会社はいくつもあり、つかえるポイントもそれぞれです。ためているポイントをつかえる証券会社で口座を開設すれば、株式を1株から購入したり、投資信託を購入したりすることができます。

投資なので運用成績によって増えることもあれば減る可能性もあります。しかし、損をしたとしても現金で投資をしたほどの痛手はないでしょう。「投資してみたいけど、ちょっと不安」という人に特におすすめの方法です。

ポイントを有効活用して家計の助けに

普段の買い物でポイントがたまっていても、つかわずにいるとつい失効してしまいます。せっかくのポイントなので、現金と同じように有効活用できれば、さまざまな面で節約につながります。投資に興味のある人は、ポイントを使って株式や投資信託を購入するのも良いポイントのつかい方かもしれません。