SBI証券は使いやすい?実際の口コミ・評判からメリット・デメリットまで徹底解説!
(画像=Thapana/stock.adobe.com)

大手ネット証券の「SBI証券」は、幅広い層から高く評価されている証券会社です。

本記事ではSBI証券の基本情報に加えて、実際の口コミや評判、メリット・デメリットなどを徹底的にまとめました。自分にぴったりな証券会社を探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. SBI証券の基本情報
  2. SBI証券の口コミ・評判
  3. SBI証券メリット
  4. SBI証券デメリット
  5. SBI証券がおすすめな人
  6. SBI証券の口座開設方法
  7. SBI証券の口コミ・評判のまとめ

SBI証券の基本情報

SBI証券は、1999年にネット取引サービスを開始した大手のネット証券会社です。

名称SBI証券
取扱銘柄数国内:3,600銘柄以上
国外:約6,915銘柄
取引手数料(国内株)アクティブプラン:0円~
スタンダードプラン:55円~1,070円
取扱外国株米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
2020年IPO実績85社(うち主幹事15社)
公式ホームページhttps://www.sbisec.co.jp/ETGate

(※2022年1月9日時点)
(引用元:SBI証券HP)

サービス内容

SBI証券は株式投資だけでも、以下の6つの商品を取り扱っています。

SBI証券のサービス内容(株式投資)概要
・国内株式国内市場に上場している株式のこと。現物取引だけではなく、信用取引やPTS取引も可能。
・外国株式外国市場に上場している株式のこと。米国株やロシア株に加えてアジア株など、計9ヵ国の銘柄を取り扱っている。
・投資信託投資家から集めた資金を、投資のプロであるファンドマネージャーが運用する金融商品。取扱銘柄数は2,600を超える。
・ETF「上場投資信託」とも呼ばれる、取引所に上場されている投資信託のこと。国内株式のように取引することが可能。
・IPO新規に上場される株式のこと。上場直後に株価が伸びやすいため、幅広い投資家から人気を集めている。
・NISA利益の一部が非課税となる、個人投資家向けの優遇制度。SBI証券では、「一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA」の3つが取り扱われている。

(※2022年1月9日時点)

上記のほか、SBI証券はFXや先物オプション、債券なども取り扱っています。基本的な証券サービスはすべて用意されているため、投資初心者から上級者まで利用できる証券会社と言えるでしょう。

SBI証券の取引手数料

SBI証券は業界最安クラスの手数料を実現しており、なかでも国内株式(現物)では次の2つのプランが用意されています。

・スタンダードプラン…1回の注文の約定代金によって手数料が変動するプラン
・アクティブプラン…1日の合計の約定代金によって手数料が変動するプラン

それぞれどのような料金体系なのか、以下で詳しく解説していきましょう。

○スタンダードプラン

SBI証券のスタンダードプランの料金体系は、以下の通りです。

1注文の約定代金手数料(税込)
5万円まで55円
10万円まで99円
20万円まで115円
50万円まで275円
100万円まで535円
150万円まで640円
3,000万円まで1,013円
3,000万円超1,070円

スタンダードプランでは注文ごとに手数料がかかりますが、1回の注文で100万円を超えない場合は手数料が安めに設定されています。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

○アクティブプラン

次はアクティブプランの料金体系を見ていきましょう。

1日の約定代金手数料(税込)
100万円まで0円
200万円まで1,238円
300万円まで1,691円
300万円超100万円増加ごとに295円

上記の通り、アクティブプランでは1日の約定代金が100万円を超えない限り、手数料が発生することはありません。ただし、約定代金が100万円を超えると1,238円からの手数料がかかるため、高額な取引にはやや適していない特徴があります。

ここまでをまとめると、スタンダードプラン・アクティブプランはそれぞれ以下のような人に向いています。

スタンダードプランが向いている人アクティブプランが向いている人
・1日の約定代金が100万円を超える
・1日の取引回数が少ない
・1日の約定代金が100万円以下
・1日の取引回数が多い

上記の表と自身の投資スタイルを比較して、手数料をより抑えやすいプランを選ぶようにしましょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

SBI証券の口コミ・評判

SBI証券の口コミ

では、実際にSBI証券を利用した方は、どのような感想をもっているのでしょうか。まずは、SBI証券に関する良い口コミを見ていきましょう。

手数料が安い。10万円までは100円なので、低価格の株の売買に最適。また20万まで200円で、少額で投資する私としては手数料面では満足している。
信用ワンショットの手数料が金額に関わらず400円なのはありがたい。デイトレーダーはともかく兼業トレーダーの短期スイングには好都合で、約定値撤退もダメージがほとんどないのは精神的にも楽になる。

もともとSBI証券で株取引をやっていて、別の証券会社で始めるよりも一本して管理した方がわかりやすいと思ったからでです。また商品ラインナップも多く、手数料も安いと評判が高かったにも決めた理由のひとつです。

海外の投資信託の取り扱いが豊富で満足。私が当時開始した際は、SBI証券が
一番種類が多かったこともそうですが、購入したかった銘柄を取り扱っていた唯一の証券だったので口座開設する決め手になりました。

SBI証券の投信積立用アプリはとても使いやすいし、積立頻度も細かく設定(現金のみですが)できるのも気に入って、年末からNISAで毎日積立とカード積立両方開始しました。

SBI証券のスクリーニング機能ってCSVでダウンロードできるので、分析するのにとっても便利🥰

良い口コミについては、「手数料の安さ」や「投資信託の銘柄数」を高く評価する意見が多く見られました。また、取引ツールやアプリを評価する声も多く、特にアプリの積立設定機能や分析機能などが評価されています。

次は、SBI証券に関する悪い口コミを見ていきます。

ネット証券の最大手なので投資を始めるならとりあえず口座を作るべきですが,結構使いづらいです(主にホームページの体裁・仕様。作りが全体的に10年前のホームページっぽいです。)。せっかくの提供商品数・手数料の強みが,簡単に改善できる細かい点で台無しになっている気がします。

SBI証券って見づらいし使いづらいよね。
痒いとこに手が届かない条件会社って感じ。
為替手数料は安くて良いんだけどさ。

住信SBIネット銀行からSBI証券に振替になってる金額の明細知りたいんですが、これってSBI証券サイトのどこ見ればいいの💦
SBI証券サイトごちゃごちゃして見づらい😰

SBI証券の米国株アプリ使いづらい
赤字と青字の違いがわからないし、個別で前日比の違いもわからない

スマホアプリで取引してますが、ネット証券の中では使い勝手が悪いです。
兎に角、取引中に無駄な警告や注意メッセージが多過ぎます。

SBI証券の悪い口コミとしては、「サイトデザインの見づらさ」に不安を持っている方が多く見受けられました。

また、スマホアプリのデータ表示や警告などに対して、使いづらさを感じている方も一定数いらっしゃるようです。

良い口コミ悪い口コミ
・手数料がとにかく安い
・投資信託の商品が充実している
・積立設定機能や分析機能が使いやすい
・ホームページのデザインが見づらい
・米国株アプリが使いづらい
・アプリの警告や注意メッセージが多い

ホームページのデザインはやや評判が悪いものの、取引アプリやツールに関しては使いやすさを感じている方も見られます。つまり、人によって感じ方は異なるため、仕様に慣れれば少しずつ利便性を感じるようになるかもしれません。

また、商品のなかでも特に投資信託の評価が高いので、SBI証券は少額の積立や長期投資に適した証券会社といえるでしょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

多くの賞を受賞しているSBI証券

○「みんなの株式 2021年ネット証券年間ランキング」、7年連続総合1位を受賞!

SBI証券は、「みんなの株式 2021年ネット証券年間ランキング」において7年連続総合1位を受賞しています。このランキングは、株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドが以下の3つのポイントをもとに算出したものです。

・公式サイトの掲載情報
・実際の取引画面
・個人投資家へのアンケート

つまり、取引の利便性や情報の充実性が評価されるランキングなので、SBI証券の使いやすさは長年評価されていると言えるでしょう。

○「問合せ窓口格付け」「Webサポート格付け」2020年度で三つ星を獲得

HDI-Japan(※)が主催する「問合せ窓口格付け」「Webサポート格付け」では2020年度において、最高評価である三ツ星を獲得している点もSBI証券の実績です。

(※)サポートサービスの認定資格制度を日本で初めて築いた、ITサポートサービスにおける世界最大のメンバーシップ団体。

認定資格制度の種類概要
問合せ窓口格付け問合せ窓口のサポートを、「星なし・一ツ星・二ツ星・三ツ星」の4段階で格付けする制度。HDIの国際標準によって設定された評価基準をもとに、顧客の視点から評価が行われる。
Webサポート格付けWebサイトのサポート性や有効性を、「星なし・一ツ星・二ツ星・三ツ星」の4段階で格付けする制度。事前に決められた5つの項目をもとに、顧客の視点から評価が行われる。

これらの格付け制度において、SBI証券が高く評価されたのは主に以下のポイントです。

・電話窓口での対応
・AIによるチャットボットサービス
・有人でのチャットサポート
・セルフ解決コンテンツ(FAQサイトなど)

SBI証券はユーザーに向けて手厚いサポートを用意しており、近年ではデジタルコミュニケーションにも力を入れています。さまざまな角度から疑問や不安を解消してくれるため、投資経験がない初心者でも安心して利用を始められるでしょう。

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○「第23回企業電話応対コンテスト」9年連続「入賞」!

SBI証券は公益財団法人日本電信電話ユーザー協会が主催する「企業電話応対コンテスト」においても、9年連続で入賞という優れた成績を残しています。このコンテストは、企業の日頃の電話応対を専門家が評価するものであり、実際の調査は以下のような流れで行われます。

○企業電話応対コンテストの流れ
【1】専門スタッフが予告なしで、「仮のお客さま」として電話をかける
【2】録音内容をもとに、5人の専門家が評価を数値化する(100点満点)
【3】数値化した評価をもとに、各賞の対象企業が選ばれる
      ・会長賞…全部門から最も優秀な成績をおさめた1社
      ・理事長賞…会長賞に次ぐ成績をおさめた3社
      ・優秀賞…会長賞と理事長賞を除く上位16社

SBI証券は毎年のように「会長賞」と「理事長賞」のどちらかを受賞しています。この実績が評価されて「ゴールドランク企業」の認定を受けました。また、2019年に実施された第23回のコンテストにおいても、SBI証券は「理事長賞」を受賞しています。

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○CRM協議会主催「2017 CRMベストプラクティス賞」を受賞

一般社団法人CRM協議会(※)が主催した「2017 CRM ベストプラクティス賞」の受賞経験がある点も、SBI証券の特筆すべき実績です。

(※)日本におけるCRM(企業が顧客と長期的な関係を築く経営手法)のあるべき姿を追求している非営利会員組織。欧米や中国の関連団体とも交流しており、世界中から集めた情報を活用しながら国内におけるCRM普及を目指している。

○CRM ベストプラクティス賞とは?

顧客中心主義経営の実現を目指して、CRMの観点から表彰する企業・組織・団体を選ぶコンテスト。表彰された企業・組織・団体は、CRM評議会が推進する先進事例として扱われる。

2017年の同コンテストにおいて、SBI証券が特に高く評価されたのは以下のポイントです。

・オペレーターの電話応対品質とモチベーションの向上
・メール対応における回答品質向上の実現
・顧客の心情に合わせた文面によるお礼メール

SBI証券は上記のような改革・改善を実現するために、お客さまに対する基本方針を社内で徹底共有したり文章記述トレーニングやモニタリングを実施したりなどの努力を日々続けています。

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SBI証券メリット

IPO銘柄数がネット証券最大

SBI証券はネット証券では最多となるIPO銘柄数を誇っており、2020年には全92社中85社のIPOを取り扱いました。

証券会社名2020年のIPO取扱数平等抽選の割合
SBI証券85社(15社)60%
SMBC日興証券52社(16社)10%以上
マネックス証券50社(0社)100%
大和証券43社(15社)10%
野村證券41社(22社)10%以上
岩井コスモ証券39社(0社)10%以上
岡三オンライン証券39社(0社)10%以上
楽天証券38社(0社)100%
松井証券19社(0社)70%以上
GMOクリック証券1社(0社)100%
PayPay証券取扱なし取扱なし

(※IPO取扱数のカッコ内は、主幹事を務めた数)

上記のように比べると、SBI証券はIPOの取扱銘柄数が圧倒的に多く、主幹事を務めた案件も少なくないことが分かります。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

また、IPO銘柄のうち60%は平等抽選となるため、SBI証券ではどのようなユーザーにも当選のチャンスがあるでしょう。なお、IPO銘柄のうち残りの40%については、以下の方法によって配分先が決められます。

・30%…IPOチャレンジポイント数に応じた抽選
・10%…「適合性の原則」や投資状況に基づいて、独自の判断により配分。

仮にIPOの抽選に漏れても、SBI証券では次のIPO申し込みに使える「IPOチャレンジポイント」が与えられるため、一般ユーザーでも当選の確率を高められます。

安い取引手数料

SBI証券は業界最安水準の手数料を実現しており、スタンダードプラン・アクティブプランのどちらを選んでもコストを抑えやすい特徴があります。

○スタンダードプランと他社の比較

1注文の約定代金SBI証券楽天証券マネックス証券野村證券
(オンライン)
5万円まで55円55円110円152円
10万円まで99円99円110円152円
20万円まで115円115円198円330円
50万円まで275円275円495円524円
100万円まで535円535円1,100~1,650円1,048円
150万円まで640円640円約定金額の0.11~0.165%2,095円
3,000万円まで1,013円1,013円約定金額の0.11~0.165%31,429円
3,000万円超1,070円1,070円約定金額の0.11~0.165%41,905~78,571円

(※手数料はすべて税込)

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

○アクティブプランと他社(定額コース)の比較

1日の約定代金SBI証券楽天証券マネックス証券松井証券
50万円まで0円0円550円0円
100万円まで0円0円550円1,100円
200万円まで1,238円2,200円2,750円2,200円

(※手数料はすべて税込)

上記を見てみると、SBI証券の手数料は大手ネット証券のなかでも特に安いことが分かります。スタンダードプランの料金水準は楽天証券と同じですが、定額コースで1日の約定代金が100万円を超えると、両社の手数料には約1,000円の違いが生じてきます。

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NISAに対応

「一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISA」の3つに対応している点も、SBI証券を利用するメリットです。

○NISAの概要

・一般NISA…20歳以上を対象とした、120万円の年間非課税枠(5年間)が設けられている投資優遇制度。
・つみたてNISA…20歳以上を対象とした、40万円の年間非課税枠(20年間)が設けられた積立投資に特化している制度。
・ジュニアNISA…20歳未満を対象とした、80万円の年間非課税枠(5年間)が設けられている制度。
(※)一般NISAとつみたてNISAの対象年齢は、2024年から18歳以上に変更。

NISA口座の特徴は証券会社によって異なり、SBI証券のNISAには次のようなメリットがあります。

○SBI証券のNISAのメリット
・つみたてNISAの手数料が0円(※ETFを除く)
・業界トップクラスの商品数を取り扱う
・最低100円から始められる
・一括で複数銘柄の積立設定ができる

SBI証券はNISA口座の開設先として高い人気を得ており、NISA口座開設数は2021年3月の時点で180万を超えています。

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米国株取扱数が多い

SBI証券は国内株や投資信託だけではなく、米国株の取扱数も国内トップレベルです。実際にどれくらいの銘柄数を取り扱っているのか、ほかのネット証券会社と比較してみましょう。

証券会社取扱銘柄数取引手数料(米国株)
SBI証券5,002銘柄約定代金の0.495%
(上限は22米ドル)
楽天証券4,581銘柄約定代金の0.495%
(上限は22米ドル)
マネックス証券4,391銘柄約定代金の0.495%
(上限は22米ドル)
野村證券694銘柄2,389円~
(上限は251,429円)
PayPay証券147銘柄基準価額の0.5~0.7%

(※2022年1月9日時点のデータ)
(※取引手数料は税込)

上記の通り、SBI証券は米国株の取扱銘柄数が多く、取引手数料にも上限金額が設けられています。

また、SBI証券の米国株投資には、以下のようなメリットもあります。

○SBI証券のメリット
・NISA口座からも取引が可能
・2.02米ドル以下の取引では手数料が0円になる
・米国立会時間にリアルタイムで取引できる
・指値注文、成行注文、逆指値注文のすべてが可能
・米国株専用のスクリーニング機能が用意されている

米国株は高配当な銘柄が多いため、NISA口座との相性が抜群です。国内の株式や投資信託と組み合わせることで、リスクを分散させる効果も狙えるので、安定した資産形成を目指している方はぜひ選択肢として考えてみましょう。

クレジットカードで積立投資が可能

投資信託に興味のある方には、SBI証券の「クレカ積立」がおすすめです。このサービスでは、クレジットカードで積立投資の支払いを行うことにより、最大で2.0%のVポイントが付与されます。

もちろん、つみたてNISAにも対応しており、100円~5万円まで幅広い積立金額を設定できるので、投資初心者の方にもぴったりなサービスです。時期によってはお得なキャンペーンも実施されているため、興味のある方は最新の情報をチェックしておきましょう。

25歳以下は国内株式現物手数料が実質無料

SBI証券は2021年4月から、「25歳以下現物手数料0円プログラム」を実施しています。これは25歳以下の方(未成年も対象)が国内株を現物取引した場合に、発生した手数料の全額がキャッシュバックされ、実質無料になるプログラムです。

このプログラムは自動的に適用されるため、複雑なエントリーや手続きなどは一切必要ありません。ただし、単元未満株やインターネット経由以外の取引は対象外となるので、該当する方はその点に注意しながら利用しましょう。

ミニ株やPTS取引といった豊富なサービス

豊富な取引サービスを取りそろえている点も、SBI証券の大きな魅力です。具体的にどのようなサービスが用意されているのか、以下で一例を紹介しましょう。

SBI証券の取引サービス概要
ミニ株(S株)1単元(通常は100株)に満たない株式を購入できるサービスのこと。1株から取引できるため、数百円の資金で有名な国内株を購入することも可能。
夜間PTS取引SBI証券のPTS取引は、朝8時20分~深夜23時59分までの利用が可能。また、インターネットコースのネット取引では、夜間PTS取引の手数料が無料になる。
専用の取引アプリ外出先でも利用可能な、スマートフォン用の取引アプリ。基本的な取引だけではなく、ランキングやPush通知などの機能面も充実している。

また、取引にパソコンを使用するユーザーに対しては、トレーディングツールである「HYPER SBI」も提供されています。HYPER SBIはワンクリック注文できるだけでなく、必要な情報収集やチャート分析までサポートしてくれるので、投資初心者から上級者まで幅広く役立つツールといえるでしょう

さらに、SBI証券では取引をする度にPontaポイントやTポイントが貯まり、そのポイントを使って投資信託を購入することも可能です。

投資信託の移管手数料を全額負担

SBI証券のサービスに魅力を感じ、別の金融機関で保有している投資信託をSBI証券に移す(移管)ことを検討している方もいるでしょう。その際に心配になるのが投資信託の移管にかかる手数料です。

多くの場合、現在の金融機関から別の金融機関へ投資信託を移すには、1銘柄あたり3,000円程度の手数料(出庫手数料)を元の金融機関に支払う必要があります。しかしSBI証券では、元の金融機関に支払った手数料を全額負担してくれます(投信お引越しプログラム)。

※還元対象となる金額は、対象条件を満たした銘柄のみとなります。

もし今利用している金融機関がSBI証券より高い購入手数料だったり、ポイント還元がなかったりするなら、移管するメリットは大きいでしょう。

SBI証券[旧イー・トレード証券]SBI証券[旧イー・トレード証券]

SBI証券デメリット

デモ口座には対応していない

SBI証券では、リスク無しでFXの取引を体験できる「デモ口座」が提供されていません。デモ口座とは、実際の通貨レートと仮想マネーを使って取引ができるサービスのことです。

投資初心者にとってデモ口座は良い練習環境であり、デモ口座が提供されている証券会社ではツールの使いやすさなども確認できます。SBI証券にはこのデモ口座が存在しないため、取引をする場合は最初から本物の資金を使わなくてはなりません。

ただし、SBI証券は少額からの取引が可能なので、取引金額を抑えればローリスクで投資経験を積めるでしょう。

米国株取引と日本株取引が別々のアプリ

SBI証券のアプリでは、米国株取引と日本株取引を同時に行うことはできません。米国株取引では「SBI証券 米国株 アプリ」、国内株取引では「SBI証券 株 アプリ」をそれぞれ使うことになるので、両方の取引を行う場合はアプリを切り替える必要があります。

その代わりに、SBI証券のアプリはポートフォリオなどの機能が充実しており、アップデートも頻繁に行われています。項目別のランキングや株主優待情報の検索など、情報収集や分析のための機能も盛り込まれているので、取引以外にもさまざまな活用方法があります。

今後さらにアップデートされる可能性も十分に考えられるので、実際に使ってから判断することも検討してみてください。

SBI証券がおすすめな人

大手の証券会社で投資を始めたい人

SBI証券は口座開設数が600万を超えており、さらに業界トップクラスの銘柄数を誇る証券会社です。そのため、「大手のほうが安心できる」「投資の幅を広げたい」と考えている方にはぴったりな選択肢となるでしょう。

電話対応やサポート体制についても、前述のコンテストや格付けにおいて高く評価されているので安心です。

25歳以下の人

SBI証券は、独自のサービスである「25歳以下現物手数料0円プログラム」を実施しています。国内株の現物取引のみが対象ではありますが、頻繁に取引をする方にとって手数料の実質無料化は大きなメリットになります。

株式投資のハードルを下げるプログラムでもあるので、国内株に興味がある25歳以下の方はぜひ利用を検討してみましょう。

取引手数料を抑えたい人

SBI証券は業界最安水準の手数料を実現しているため、投資のコストを抑えたい方にも適した証券会社です。

また、投資のスタイルに合わせて2つのプラン(スタンダードプラン・アクティブプラン)が用意されており、特にアクティブプランでは1日あたりの約定金額が100万円を超えない限り手数料がかかりません。

さらに、時期によっては米国株や信用取引の手数料がキャッシュバックされるキャンペーンなども実施されています。

SBI証券の口座開設方法

ステップ1 口座開設申し込み

SBI証券の公式サイトにアクセスし、まずはメールアドレスの登録を行います。

SBI証券は使いやすい?実際の口コミ・評判からメリット・デメリットまで徹底解説!

「メールを送信」をクリックすると、記入したメールアドレスに認証コードが送られてくるため、パソコンやスマートフォンなどの受信BOXを確認しましょう。届いたメールが見つかったら、メール内のURLにアクセスして認証コード(半角数字6桁)を入力します。

SBI証券は使いやすい?実際の口コミ・評判からメリット・デメリットまで徹底解説!

入力した認証コードに間違いがなければ、お客様情報を入力する画面へと移ります。画面の案内に従って、氏名や住所、生年月日、連絡先などの基本情報を入力していきましょう。

なお、このステップでは本人確認書類と同じ情報を入力する必要があるので、免許証や住民票などは事前に用意しておくことをおすすめします。

SBI証券は使いやすい?実際の口コミ・評判からメリット・デメリットまで徹底解説!

次画面で表示される規約を確認したら、口座開設方法の選択画面へと移ります。「ネットで口座開設」「郵送で口座開設」の2つがあるため、都合の良い開設方法を選びましょう。

ここまで進めば口座開設の申し込みが完了し、「ユーザーネーム」と「ログインパスワード」が発行されます。

ちなみに、手間をかけずスムーズに口座を開設したい方には、Web上ですべての手続きを済ませられるネットによる口座開設がおすすめです。

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ステップ2 本人確認書類の提出

申し込み手続きが完了したら、次は必要書類を提出するステップへと移ります。

「ネットで口座開設」を選択した場合は、申し込み完了画面のメッセージから「ご本人さま確認」のページにアクセスします。確認画面が表示されたら、口座開設時に発行されたユーザーネームとログインパスワードを入力してログインを済ませましょう。

案内に従って進んでいくと、提出書類の種類と提出方法を選択する画面が表示されます。
データによる提出を希望する場合は、「マイナンバーカード」もしくは「通知カード+運転免許証」のいずれかを選択し、スマートフォンなどで撮影したデータを提出します。

なお、データによる提出が難しい場合は、郵送によって本人確認書類を提出する必要があります。

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ステップ3 初期設定

ログイン後の画面からは、初期設定を済ませることもできます。口座開設情報の確認のページが表示されたら「本人確認書類の提出」をクリックし、画面の案内に従って個人情報を入力していきましょう。

なお、口座開設の審査は、このときに入力した情報をもとに行われます。本人確認書類の内容と異なっていたり、脱字・誤字があったりすると審査に通過できなくなる恐れがあるので、1文字ずつ確認しながら正確な情報を入力することが大切です。

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ステップ4 完了通知の受取

ステップ3が完了したら、あとは審査完了の通知が届くのを待つだけです。審査完了連絡は、事前に選択した方法(メールまたは郵送)で送られてきます。特にメールは見落としやすいので、SBI証券からの連絡をこまめにチェックするようにしましょう。

審査完了通知の受取が完了すると、SBI証券で取引ができる状態になります。

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SBI証券の口コミ・評判のまとめ

SBI証券は大手のネット証券であり、さまざまな投資商品やサポートを取りそろえています。現時点では不満を抱えているユーザーも見られますが、アプリのアップデートなどにも力を入れているため、サービスが改善・向上する可能性は十分に考えられるでしょう。

特に以下に該当する方は、SBI証券の利用をぜひ考えてみてください。

○SBI証券の利用が適している人
・少額から投資を始めたい
・手数料をできる限り抑えたい
・信用性のある大手証券会社を選びたい
・さまざまな商品を取引したい

なお、実際のサービス内容やキャンペーンなどは時期によって異なるため、証券会社選びでは常に最新の情報をチェックすることが大切です。